映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

第30回「黄昏」

第30回「黄昏」 薄れる記憶のなかで、周囲の人間を振りまわして楽しむ秀吉。そして衰えていく秀吉。あるときは恐ろしくあるときはおちゃめな秀吉、そして消えゆく秀吉の記憶。小日向さんの熱演みごとでした。 近づく秀吉の死を前に,最期まで太閤殿下とし…

「バケモノの子」(2015)

人間界の少年・蓮(幼少期あおいさん、青年期染谷将太さん)がバケモノ界の男熊のようなバケモノ・熊徹(役所広司さん)に育てられ成長していくファンタジーな物語。 少年が成長していく過程が武道の修業段階「守・破・離」に沿って描かれるなかで、親と子の…

「或る終焉」(2016)

第68回カンヌ国際映画祭で脚本賞受賞作品。終末期の患者をケアする看護師の葛藤を描いたヒューマンドラマ。 物語は、セリフを極力抑え余計な映像をそぎ落し最後まで何が起こるか予想がつかない展開と多くを観る者の判断に任されるという独特な手法で、家族も…

第29回「異変」

第29回「異変」 関白秀次が亡くなった後、秀吉が急速な老いの進むなかで嫡男秀頼の行く末を心配し後事を託するさまが,、三成、信繁の献身的な支えとともに描かれました。奉行衆制度の導入に続きただただ秀頼可愛さに思考停止の秀吉が下した「家康が要とな…

「団地」(2016)

「団地」(2016) 坂本順治監督、岸辺一徳、石橋蓮司、大楠道代さんの名前に藤山直美さんの名前を見て、「大鹿村騒動記」を思い出し、団地に越して来た夫婦にまつわる噂が引き起こす大騒動、大阪の人情物語ということで観ることにしましたが、予告編とは違っ…

「ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~」

http://www.last-recipe.jp/ 「ラストレシピ~麒麟(きりん)の舌の記憶~」(2017年11月3日) http://eiga.com/news/20160718/1/ 監督;滝田洋二郎 出演者: 西島秀俊、綾野剛、竹野内豊)、笈田ヨシ、関西ジャニーズJr.・西畑大吾、宮崎あおい 物語は,…

第28回「受難」

第28回「受難」 秀吉との確執で出奔した秀次の自害に至るまでの経過が、豊臣家とこれに関わった真田家特に信幸と信繁の想いで描かれる。なかでも信幸が説く「家族だからこそできる。腹を割って話せ」という励まし、信繁の付人としての誠実な励ましと娘たかを…

「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」(2016)

本作、宮藤官九郎さんのオリジナル作品。「真夜中の弥次さん喜多さん(魂の宿)」、「少年メリケンサック」に何となく似たところもありそうで見ることに。 物語は輪廻転生、六道輪廻など仏教の教えにそって地獄に落ちた17歳の少年が必死に現世に戻ろうと努…

第27回「不信」

第27回「不信」 秀吉と茶々の間に男の子が生まれ、名前は「拾」と名つけら、秀吉は大いに喜ぶ。お拾へのなにげない秀吉の愛情が、繊細な秀次の精神を傷つけ追い詰める状況、精神が壊れていくさまがよく描かれている。この影響が諸大名にどのように波及して…

第26回「瓜売」

第26回「瓜売」 秀吉の強い思いで始まった明国攻略。当初順調にみえた進撃も敵の抵抗により膠着状態に陥る。そこで秀吉の発案になる気晴らしのための仮装大会、とても愉快な出し物で出演者一同の大変な熱演で大いに笑う。 京にとどまる秀次。茶々に子が宿…

「二重生活」(2016)

「二重生活」(2016) 本作に出演の門脇麦さんの演技について「A-Studio」(20160624)で鶴瓶師匠(MC)がすばらしいと褒めているのを耳にして、これはと観てきました。鶴瓶師匠は「このすばらしい演技が出来るのは、日常がいかに安定しているかということ…