2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧
この作品を選んだ理由は、アカデミー賞14部門にノミネートされ作品賞の最有力候補であること。ミュージカルは苦手でどの程度楽しめるかと不安を持って観ましたがが、まったくその危惧なしでした。むしろ楽しめました。監督は記憶に新しい「セッション」の…
お家の興亡に関わる、いかに子をもうけることに苦労したかというこの時代の領家の悩みが、どじょうや妙薬の効用から、“しの”の狂おしいまでの次郎への妬みとこれを払う痛烈な次郎の言葉による女の戦いとしてユーモラスに描かれました。大河としてはめずらし…
この作品を選んだのは、妻夫木聡・満島ひかりさんの出演作品と「愚行録」というタイトルに興味を持ったことでした。結果はすばらしい作品でした。期待以上でした。原作は貫井徳郎さんの直木賞候補作品「愚行録」、未読です。監督は本作が長編映画初監督の石…
この作品を観る理由は、これまでのいくつかの作品を観てきましたが、オリバー・ストーン監督作品であることです。 アメリカの国際的監視プログラムが暴露され、その情報を提供したのがたったひとりの29歳のNSA職員であったという衝撃的なニュースはまだ…
義元は直親の帰参と家督相続を簡単に認めその見返しに井伊家に対する検地を要求してくる。井伊家には隠し里があり、これを隠すための直親・政次・次郎の葛藤が描かれ、お互いの想いがぶつかる様そして隠れ里が露見するのではないかと緊張感のあるドラマでし…
久しぶりの矢口史靖監督作品、時代を斬るおかしみを楽しみしていて、“待ってました”という期待で観に行きました。大停電で混乱する東京を脱出し、水も食料も不足し何よりも情報を絶たれたなかで、自転車で鹿児島に向かう家族がどうやって生き残ったかという…
次郎の還俗はかなわず水死したことにして一緒になろうという直親に、禅問答のような言葉「私はカビた饅頭になる」でその申し出を断る次郎。愛に生きるよりも、万一のことがあった場合の井伊家、井伊谷村の安寧を願う次郎の大きな心に驚きました。次郎の心を…
「家政婦のミタ」の脚本家遊川和彦さんの監督レビュー作、かつ原作が重松清さんということでかなりの期待感で観に行きました。原作は読んでいません。 子どもが巣立ち2人きりとなった50歳の夫妻。夫が、妻の隠していた離婚届を見つけ、これから始まる可笑…
亀之丞が帰って来ました。すがすがしい、いい男になって、見惚れます!! 亀之丞との長きにわたる断絶のなかで次郎の「家督相続」に対する考え方の変化そして亀之丞が快活な若者となって次郎の前に現れましたが、会えたという喜びがあっても「一緒になること…
もっと映画が楽しめるようにとこの作品を選びました。名著「映画術 ヒッチコック/トリュフォー」を全く知らずに、さらにヒッチコック作品も数作しか観ていない状況で挑むことになり苦戦でした。(笑)この作品を見るには、書籍に目を通して、ヒッチコック作品…