映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「ミザリー」(1991)なんでこんな映画を観るの? アニーのミザリーへの偏執性。これをうまく使って、ポールが復讐を謀るという結末のカタルシス。

スティーブン・キングの同名小説を「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー監督が映画化した傑作サイコスリラー。ということで、WOWOWで観ました! 精神的に重く追い詰めてくるところ、残酷なシーンは「シャイニング」? 「ミザリー」シリーズで人気…

「糸」(2020)運命に翻弄されるのではなく、自分次第だと応援してくれる歌の力「糸」

菅田将暉さん、小松菜奈さん主演作ということで駆けつけました。菅田さんの円熟した、小松さんの成長した演技に触れ、満足のいく作品でした! 平成10年(1998)にリリースされた中島みゆきさんの「糸」をモチーフに平成元年生まれの男女がまるで糸のように、…

「2分の1の魔法」(2020)吹替版 あとの2分の1は俺の中にいる!

本作の主演イアンの声優を勤める志尊淳さんが「徹子の部屋」に出演して母への想い、感謝ばかり喋る。そういう作品かと、もうすこし深いものがあるかもしれないとこの作品を選びました。ピクサー作品は「リメンバー・ミー」しか観ていません。 天国の父を復活…

「ミリオンダラー・ベイビー」(2004)“愛”を尊厳死で描く結末に泣かされます。

クリント・イーストウッド監督作。第77回アカデミー賞において作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞の主要4部門を制した作品。 初老のトレーナーが極貧出の女性ボクサーをわが娘のように育て上げて、タイトルマッチ戦に挑戦するが、再起不能の重傷を負う…

「激動の昭和史 沖縄決戦」 (1971)今、観るべき戦争映画です!

WOWOW、戦後75年東宝8.15シリーズのなかで放送されたもの。監督が岡本喜八さんで、脚本が新藤兼人さん。撮影が村井博さん。出演者は小林桂樹・仲代達矢・丹波哲郎さんのほかそうそうたる面々です。 沖縄防衛軍として創設された32方面軍。戦い方で大本営…

「思い、思われ、ふり、ふられ」(2020)自分を重ね、自分に向かい合う青春!

「胸キュン映画三巨匠」のひとりと称される三木孝浩監督作、楽しみにしていました。 青春のど真ん中、「4人の高校生は実在の誰かに当てはまるぞ!」とリアルに迫ってくる、青春胸キュン作品でありながら、もっと大きな夢のある悩める青春物語。“振られて人生…

「よこがお」(2019)自分は「大丈夫か?」と怖くなります!

「淵に立つ」の深田晃司監督作ということで、WOWOWで観賞しました。 人は善と悪の二面性を持ちますが、この悪の部分を鋭く追及し恐怖に追い込んで来るのか深田監督。本作も然りで、「淵に立つ」に比してストーリーがシンプルですが、強烈に胸に刺さりま…

「海辺の映画館 キネマの玉手箱」(2020)

お盆に観ると決めていて、大林宣彦監督の遺作、見逃すことは出来ないとコロナウイルス防護を完全にして、越県しての観賞でした。 前作「花筐/HANAGATAMI」を観ており、作風に驚きはないと思っていましたが、末期ガンでありながら前作以上の発想・演出力に驚…

「映画ドラえもん のび太の新恐竜」(2020)なんといってもテーマがすばらしい!! 

「ドラえもん」連載開始から50周年を迎える節目の年。作品のなかでも特別な想い出があるという川村元気さん脚本によるオリジナル「ドラえもん」。 コロナウイルス騒動の混乱ななかでの公開、ここに意義アリです。この作品にヒントがあります。 人生で初めて…

「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(2012)サッチャーが最期に夫と交した言葉は?  

爽やかな論理で論破し、男性以上に実行力のある女性イメージ。映画「21世紀の資本」(2019)では激しくこき下ろされる人。一体ご主人とはどんな関係だったのだろうかとNHKBSプレミアムで観賞。本作でマーガレット・サッチャーを演じたメリル・ストリー…

「グラン・トリノ」(2008)“老人の最期はかくあるべし”

本作、クリント・イーストウッド監督作ということでWOWOWで観賞しました。監督が本作を俳優業最後の仕事と位置づけ、今後は監督業に専念して俳優業から引退すると明かしての公開だったと聞き、“なるほど“と言える作品で、このことを胸において観るとと…

「聲の形」(2016)絶対に弱い立場の人を傷つけるな!そして弱いということで卑屈になるな!

高評価の作品。「金曜ロードSHOW!」で放送され、これが初観賞です。京アニ作品は、2作目ですが、美しい絵とも人の心を深く追求した作品だと感銘しました。 小学6年時に、転校してきた聾の女生徒とこの女生徒を虐め、蔑み、無視し、あるいは同情した生徒たち…

「アルプススタンドのはしの方」(2020)アルプススタンドで声出して大人になるんだ!

SNSで盛り上がっている作品ということで観賞。 高校野球・夏の甲子園大会1回戦に「しょうがないよ!」と駆けつける高校生活に不満、苛立ち、不安を抱く4人の高校生。アルプススタンドのはしの方で応援しているうちに自分が救われ、仲間に「頑張れ!頑張れ…