映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「TOKYO!」(2008)

ポン・ジュノ監督作をほぼ観終わって、この作品を選びました。本作はミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノという3人の監督が、東京の街を独自の視点で描くオムニバス作ということで、まさにコロナ禍、オリンピック組織委会長問題で揺れる…

「あの頃。」(2020)“一生ものの友”と“心の休まるところ”がある青春!

今泉力哉監督作ということで楽しみにしていました。いろいろな愛の形、片思いをユーモアをもって描き愛の本質を問うてくれますが、本作では“ハロー!プロジェクト”に魅せられ、アイドルに青春のすべてを捧げ、仲間たちと熱く語り合ったアイドルオタクたちの…

「ヘレディタリー 継承」(2018)ミニチュアで作った物語が現実になっていく家族崩壊物語!

アリ・アスター監督の長編レビュー作、“現代ホラーの原点”と言われる話題作をWOWOWで観賞しました。祖母の死をきっかけに、さまざまな恐怖に見舞われて崩壊していく一家を描いたホラー作品です。 ホラー作品をあまり観ないのでホラー作品のなかでの評価…

「ノンストップ」(2020)韓国映画は面白い、すかっとした!

コロナ禍の憂鬱を吹っ飛ばして欲しいと本作を選びました。一日2回の上映、それにパンフレットなし。大丈夫か?と思いましたが、そんな心配はいりませんでした。すかっと見事に鬱を吹っ飛ばしてくれました。 ハワイ旅行の懸賞に当たった一家が、乗り合わせた…

「すばらしき世界」(2020)ちょっとの辛抱と善意で手がとどくところにある! 

西川美和監督作品で、主演が役所広司さん。これは見逃せない!と観て参りました。 人生の大半を刑務所で過ごした元殺人犯。見た目は強面ですぐカッとなるが、彼流の強い正義感がある。そんな彼が娑婆に出て、真っ当に生きようと悪戦苦闘するなかで浮かび上が…

「ブルージャスミン」(2014)好きな「ブルームーン」の歌詞を忘れた女性の生き様!

ム 監督がウッディ・アレン、第86回アカデミー賞でケイト・ブランシェットが主演女優賞を受賞した作品、WOWOW(吹替版)で観賞しました。 セレブな妻が夫の不倫に怒り、その腹いせに夫の不正事業を暴いたために夫が自殺、その地位・財産を失った。サン…

「花束みたいな恋をした」(2020)"終わりに、始まりがある"恋愛物語!

とても評判がいい、このような作品を観る年頃ではないのですが、主演のふたりに誘われて観ることにしました! 偶然に出会った大学生の男女。映画や音楽、小説と好みが一致し最強の恋人同士だと思っていたが、社会に出て仕事を持つことで次第にすれ違いが出て…

「ライフ・イズ・ビューティフル」(1997)このタイトルにこの落ち。イタリア人にしてやられた!

とても評判のいい作品、NHKプレミアムで一連の反ナチ作品として紹介されたひとつ。ユダヤ人迫害(ホロコースト)の悲劇を如何に伝承するか?こういうやり方があったかと楽しみました。 あらすじ: イタリアノ田舎から親父を頼りに上京中に偶然出会った娘…

「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」(2019)ドンデン返しに、どんでん返し。犯人捜しだけのミステリーではない!

犯人捜しが9人の中からだと、これは堪らないとWOWOW公開を待っていました。やっと公開されての観賞です。1回で理解するのはちょっと大変でした。(笑) キャッチコピーは「あなたは、『この結末を“誤訳”する』」ですが、誤訳してなければよいがと思ってい…

「ヤクザと家族 The Family」(2021)ヤクザ映画だがヤクザ映画ではない、法規制で消えていく「ヤクザ家族」の物語!

「新聞記者」「宇宙でいちばんあかるい屋根」の藤井道人監督作であること、綾野剛さんの出演に期待して本作を鑑賞することにしました。期待したとおりの現代社会の矛盾を突き、愛に溢れた作品でした。そして圧巻の綾野さんの演技を観ることができ、大満足の…