映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

おんな城主 直虎(2017)

第20回「第3の女」

直親の子だという第3の女:高瀬の出現で、直親の残した形見に荒れ狂う直虎でした。本当に直親の子か、直親の子であれば受け入れねばと揺れる直虎の心、しのの想い、そして政次の直虎への気遣いが、ユーモラスに描かれ大笑いでした。 高瀬に母ユキが存在し直…

第19回「罪と罰」

近藤家と井伊家の境に出没する木泥棒。捉えてみればあの旅の男。この男の処罰をめぐる直虎と政次の争い、とはいえ「われをうまく使え、われもうまくそちを使う」の関係が出来上がっての意見の違い。 直虎は二度の出会いで良いアイデアを貰ったと穏便に、なに…

第18回「あるいは裏切りという名の鶴」

直虎は、綿栽培の人集めで政次にそして今回の種子島密造のことでは方久に助けられます。自分は本当に当主が務まるのかと当主として読むべき本を漁り「敵を欺くにはまず味方から」という言葉に出会い、ここから政次は「あるいは裏切りという名の鶴」ではない…

第17回「消された種子島」

戦備えにと直之によってもたらされた鉄砲。直虎は金がないと内密に自主製作(試作)を命じるも、このことが直次の耳に入り尋問されるという直虎と政次の対立。また、寅松の教育が寺で始まるが寅松が出席しないことで起きる直虎と実母“しの”とのせめぎ合い、…

第16回「綿毛の案」

「赤毛のアン」ならぬ「綿毛のアン(案)」。井伊の財政を潤す次なる策「綿栽培事業」で、人手集めに奮闘する直虎。持ち前の積極性、勇気、決断、実行力でなんとか人が集まり始める。おそらく井伊を支える大きな事業になるのでしょう。ここでも、直虎は思い…

第15回「おんな城主対おんな大名」

寿桂尼の駿府へ申し開きにくるようにとの要求に、家臣の反対を押し切って駿河に出向き、寿挂尼と対決。直虎の「民を潤す。民が潤えば井伊が潤い、井伊が潤えば“今川氏が潤う”」という大きな立場でのことばが寿挂尼の心を捉え、許され井伊谷に帰還しました。 …

第14回「徳政令の行方」

徳政令の要請を拒否する直虎とこれを求める農民たち、彼らを裏であやつる政次との戦いが描かれました。直虎の現地に赴き言葉を尽くしての説得と共に働き汗を流す姿勢が農民の心を掴み、政次の企みは敗れるという結末にです。 農民の直訴など剣と馬で踏みつぶ…

第13回「城主はつらいよ」

みなが城主就任を訝る中、直虎の領主としての最初の仕事は、農民からの徳政令要求を認めるかどうか。現地を視察し、民の声を聴き、時代の成功者としての方久を重臣に加え村の土地を貸しその利息で農民を救済しようという決心。領主として、「自灯明」を心に…

第12回「おんな城主直虎」

今川氏の罠により直親を次いで直平ら井伊直系の男子を失い、次郎は深い悲しみの中で直親の心をわが心として城主直虎として生きることにしました。深い悲しみから立ち直り強く生きようとする直虎:柴咲さんの演技に感動しました。 おとわは人の痛みのわかる純…

第11回「さらば愛しき人よ」

やっと直親・政次・次郎の間に幼き日のように平穏な日々に戻ったかに見えましたが、直親が元康と手を組むことを決意したことから、今川の放った罠に陥り、政次が拘束され、直親は自ら身を賭して申し開きに赴くことになり、3人にとって悲しい別れとなりまし…

第10回「走れ竜宮小僧」

朝利斬殺事件は次郎の取りなしと直親の裁定で政次の正当防衛ということで井伊家分裂の危機は幕引きとなる。次郎は両家の和解が進むようにと、また、元康の謀反により絶対絶命の瀬名救援にとがむしゃらに走りまわります。 直親に嫡男が誕生。政次がかっての直…

第9回「桶狭間に死す」

桶狭間で今川勢敗れる。今川義元は討たれ、直盛は自害。井伊家にとって全く予期しない敗戦のなかで、すみやかに新たな領主を定めた。いまだ悲しみが癒えぬなか“しの”が懐妊し、希望の光を見出そうとするところに朝利が惨死するという悲劇の見舞われる。 井伊…

第8回「あかちゃんはまだか?」

お家の興亡に関わる、いかに子をもうけることに苦労したかというこの時代の領家の悩みが、どじょうや妙薬の効用から、“しの”の狂おしいまでの次郎への妬みとこれを払う痛烈な次郎の言葉による女の戦いとしてユーモラスに描かれました。大河としてはめずらし…

第7回「検地がやってきた」

義元は直親の帰参と家督相続を簡単に認めその見返しに井伊家に対する検地を要求してくる。井伊家には隠し里があり、これを隠すための直親・政次・次郎の葛藤が描かれ、お互いの想いがぶつかる様そして隠れ里が露見するのではないかと緊張感のあるドラマでし…

第6回「初恋の別れ道」

次郎の還俗はかなわず水死したことにして一緒になろうという直親に、禅問答のような言葉「私はカビた饅頭になる」でその申し出を断る次郎。愛に生きるよりも、万一のことがあった場合の井伊家、井伊谷村の安寧を願う次郎の大きな心に驚きました。次郎の心を…

第5回「亀之丞帰る」

亀之丞が帰って来ました。すがすがしい、いい男になって、見惚れます!! 亀之丞との長きにわたる断絶のなかで次郎の「家督相続」に対する考え方の変化そして亀之丞が快活な若者となって次郎の前に現れましたが、会えたという喜びがあっても「一緒になること…

第4回「女子にこそあれ次郎法師」

おとわの新井美羽ちゃん、大河では異例の4話までの出演、無邪気さの中にも凜とした強さを感じさせるすばらしい演技でした!これからどんな女優さんになるのかなと、楽しみにしています。 おとわは、還俗して井伊家を継げるよう、男名「次郎」で出家すること…

第3回「おとわ危機一髪」

おとわは人質として駿河に赴くが、おとわの機転で今川義元の許しを得て帰還。おとわのどこまでもピュアで闊達、機転が利く性格が改めて浮き彫りになる展開、「世は諸行無常」と「成せば成る」で頑張るがテーマでした。 おとわ:新井美羽ちゃんのお転婆ぶりが…

第2回「崖っぷちの姫」(つづき)

謀反を企み、亀之丞の引き渡しを拒んだ井伊家を許すという条件なんです」と言い聞かせます。おとわは「なぜ、今川氏が小野というのですか」と問うと千賀に「ほかに手立てはない。受け入れるほかない!」と強く言われ、黙ってしまうのでした。 ・一方小野家で…

第2回「崖っぷちの姫」

機転が利き、どこまでもピュアな“おとわ”に「何かをなす人だ」と思える回でした!! 今回は、今川の追手に命を狙われる亀之丞はおとわの命がけの策で無事信州へと落ち延びる。一方、直満が謀反の疑で殺されたことにより、小野政直は今川家の目付として井伊家…

第1回「井伊谷の少女」

いよいよ「直虎」が始まりました。厳しい戦国の時代に生きるため、幼いとは言え、智恵があり人にやさしく元気なおとわ(後の直虎)に泣かされ、震えるほどの生命力を感じます。タイトル、題字、音楽に若々しさ、すがすがしさがあり、なによりも絵がうつくし…