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「グッドライアー 偽りのゲーム」(2019) THE GOOD LIAR

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詐欺師が資産家からどういう手口で巻き上げるか、おばあちゃんのために役立つのではとこの作品を選びました。(笑)
大間違いでした。こんなちっぽけ話ではなかった。「嘘の先にその人の秘密がある」ということが分からなかった詐欺師の哀れな末路、この詐欺師にして騙される相手がいたという話で、タイトル“THE GOOD LIAR”どおりでした。(笑)

テーマは何か?よく分かりませんでした。秘密の大小なんて分からない!年取ると“人を見たら泥棒と思え!”という格言が一番安全なようです!(笑)

騙されました。筋運びがうまく騙すように作ってありました。(笑)さらに主演のヘレン・ミレンイアン・マッケランというふたりの気品のある名優の演技に絶対に騙されます。すばらしい演技でした。

物語の背景に、ナチ時代の暗黒史を持ってきたのはよかった。何回も何回もこれを繰り返すことが大切です!

原作はニコラス・サールの小説「老いたる詐欺師」。監督は「美女と野獣」のビル・コンドン。「グレイテスト・ショーマン」の脚本も担当しています。共演にラッセル・トベイ、ジム・カーターらが参加です。

あらすじ:
一人暮らしの老人ロイ(イアン・マッケラン)が出会い系サイトで知り合ったのは、夫を亡くしたばかりの高齢の資産家ベティ(ヘレン・ミレン)。互いに孤独な2人は急速に距離を縮めていく。しかしロイの正体はベテラン詐欺師だった。世間知らずなベティを信用させ、全財産を騙し取ろうと着々と計画を進めていくロイだったが…。<allcinema>
               *
ロイの正体を全部見せて、これに応じるベティの嘘がどう仕組まれているかを楽しむ展開。最後にベティが種明かしをしてくれ、“そうだったのか”と仕掛けを知るミステリーです。映像では十分見せず、推理させるところが絶妙です。(笑)

ロンドン、ベルリンのロケ映像が観れるのが魅力です!

***(ねたばれ)
出会い系サイトにアクセスして、チェック項目で独身か、タバコ・酒の趣向有無、孫・息子の有無をチェックし、「会ってみよう」とレストランを指定。チェックなんぞ嘘に決まっています。(笑)

ロイが早速遅れてレストランに来て、嘘の申し開きをする。そして本名はロイだと嘘ついたことを謝ると、ベティもそうだと応じる。ふたりで街を散歩して次の約束をして別れた。

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このあとロイはキャバレーに男たちを集め、ベティの資産奪取を“賭けゲーム”にして参加を募る。
ゲーム参加者とロイのかけ引きがサイドストーリーをして語られ、ロイの悪っぷりが浮き彫りになる。

ふたりで、映画「イングロリアス・バスターズ」を観て、外に出るとロイは「足が痛い!」と杖をついていた。これでロイはベティの同情を取り付けた。

“どじ踏んだ!”と新車を買ったベティの車に乗せてもらって、しずかなところに建てられた“しゃれた平屋の家”に案内され歓待を受ける。ベティの孫だという青年“スティーブ”(ラッセル・トベイ)を含め3人で夕食をとって、「高層ビルの3階にあるアパートに帰る」と車で送ってもらった。よたよた階段を登るロイ。この足では無理とベティが平屋に戻って一緒に住むことを提案。これをロイはたいそう喜んだ!

しかし、朝になって、“銀色のアウディ”が監視しているように動きまわっている。ロイは何かあるのでは?と疑いを持った。
ベティとスティーブが“戦後ドイツの歴史”の話を始める。ロイは「能ある鷹は爪隠すか!」とベティの才能を褒め、スティーブに運転させて友人の病気見舞いに出掛け、実は隠し掛場で投資家から掛け金を騙し取るという悪者です。彼の悪っぷりはこれだけでは終わらない!

この夜、孫のスティーブがロイの過去に警戒感を示す。入隊は“陸軍だ”と言い、スティーブが拘る“首の傷”は「髭剃りで跡だ!」と答えた。

次の日、ロイはちんぴらを連れて肉屋で働いている投資家に「配当で文句をいうな!」と焼きを入れ、相棒のヴィンセント(ジム・カーター)とベティのところに戻り、「君の資産が残るようにしたい」と自分とベティの資産を合わせて運用する投資を勧めた。

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ベティは「悪くない!」と言いながら、差し出された契約書にはサインをせず、自室に戻った。
ロイがベティの寝室を訪れ、愛していることを伝え、ベティも「セックスはダメだが信頼している」とロイの気持ちを受け入れた。
深夜、平屋を誰かが伺っている気配があり、“植木鉢が壊される”という事件があった。

朝、やってきたヴィンセントとともに昨日の投資話を持ち出すと孫のスティーブが「なんもかんも取り上げるのか!」と猛反対。するとベティが「恥かかせないで!」とぴしゃりとスティーブを押さえた。

ここまでくるともうロイが舞い上がってしまっていた。

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ベティが「旅にでも出たい!」と言いながら、ロイの“髪を切ってやる”。突然体調不良を訴え、医者を呼ぶと「“卒中”」と診断され、ロンはベティの側で介護し夫婦にでもなった気分だった。

回復し、街に出て、洋服、帽子、ステッキを身支度を整え、ふたりで散策していると、「ちょっとあとで会おう!」とロイが地下鉄駅に急ぐ。なんとここでロイは、用意周到に傘で防犯カメラの位置をいじって、追ってくる騙した投資家を地下鉄に突き落として殺害する。

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このまでくると、あまりにもベティが優しすぎて「ロイにやられた!」と可哀そう!になります!

ベティは健康を回復し共同投資契約も終わったとベルリン旅行を言い出す。ロイがこれを受け入れ、ふたりでベルリンにやってくるとスティーブが案内役を買って出る。

ここまではロイの嘘でベティがやられっぱなしに見えるのですが、実はしっかり嘘をついています!!

ロイとベティは別れて、ベティはかって自分が暮らしていた建物を見学し、ロイはスティーブの案内で戦後の写真展は行われている古い建物を見学する。ここから、ロイの人生の秘密、最大の嘘が明かされていきます。これにベティの反撃です!

ベティは自分の人生を最後まで明かさず、ロイを許すかに見せながら真綿で締めるように嘘で責め上げます。

その後の正気を失ったロイの姿に、なんでこの男はベティの嘘が見抜けなかったのかと笑いました。騙しのドラマは面白かったが、何を言いたいのか分からなかった!
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映画『グッドライアー 偽りのゲーム』本予告 2020年2月7日(金)公開