映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

「一度死んでみた」(2019) 感想を書くのが難しい作品でした!!

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広瀬すずさんがデスメタルバンドのボーカルを演じるということで、武漢風邪騒動のなか出かけました。客席が閑古鳥という状態。(笑)それでも大きな笑が聞こえていました。(笑)

監督はauCM「三太郎」シリーズの浜崎慎治さん。脚本はソフトバンクCM「白戸家澤本嘉光さん。浜崎さんは映画作品は初めてとのこと。フジテレビ提供作品ということで、CMのようなメリハリの利いた映像で、分かり易くテーマがしっかり伝わる作品でした。しかし、長編作品ということになると、「う~ん!」というところの目立つ作品でもありました。(笑)

共演は吉沢亮堤真一さんの他に驚きの豪華キャストが多数登場です。皆さんが一発芸を見せてくれます。笑えるかどうか?大変だったでしょうね!

あらすじ:
冒頭で、野畑七瀬(広瀬すず)が父親の経営する製薬会社の就職面接で、「ダサい、臭い親父の会社など御免です。デスメタルやってます、観に来て、“ち~ん!”」とやって、ライブハウスに駆け込み歌う。これが観察と実験が趣味の父親・計(堤真一)をこき下ろした歌曲「一度死んでみた」。「死ね!死ね!」とヘッドバンキングしなから絶叫です。

ところが“ち~ん”と試験場を出た時に、父は亡くなっていた。葬儀は2日後、12月25日、うさん臭い役員渡辺(小澤征悦)によって何故なのか分からないうちに火葬時間は11:00と決まった。

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「死ね!死ね!」と歌っていたが、たいして歌が上手いとも思えない七瀬。父がなくなり、父が恋しくなる。そこに、どんな仕事をしているかいつも七瀬を見張ってる秘書の松岡(吉沢亮)が「会社を合併しようとするライバル会社の陰謀を暴くために2日間だけ死ねる薬を飲んだだけで14:02分まで仮死状態、火葬時間を延ばせば助かる!」と助言。ここでふたりは協力して計を“生き返えさせる”ためにどんな手で・・、その結末は?七瀬はここで何を学んだか?


【予告編#1】一度死んでみた (2019) - 広瀬すず,吉沢亮,堤真一
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“生き返えさせる”ための秘策がいろいろ出てきます。”ねた”もよく繋がって面白い脚本ですが、とこかソフトバンクのあれに似ていて笑えます。が、笑わせよう笑わせようと沢山の“小ねた“が出てくると、笑えなくなった!(笑)でも最後の宇宙飛行士姿“ねた”は、よく考えた!と大笑いしました。

何と言ってもこの作品がいいのはテーマ「失くして、大切なものが分かる」がしかりしていること、七瀬が大きく成長するところです。CM界で最も活躍されている監督と脚本家さんらしく、丁寧にラストでこれを解説してくれます。ここまでやられると興覚めというかすこし不満でした!!

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見どころは広瀬さんの、黒髪をピンクにカラーリング、ハードなメタルファッションに身を包み激唱する演技。これが広瀬さんかとびっくりしました。この人、どんな役でもこなせる人ですね!歌唱力は、劇中でスカウトマンが「魂が入っていない!下手くそ!」というから、下手に歌ったのでしょうか?(笑)「一度死んでみた」もよかったと思ったんですが、告別式で歌う「水平リーベ僕の船」、これはよかったですね!! ライブシーンが見事でした!!

感想を書くのが難しい作品でした!!(笑)
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