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「キャッシュトラック」(2021)WRATH OF MAN

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“キャッシュトラック”現金を護る側か、盗むが側か?劇場予告編で曖昧だから観ることにしました。😊その展開は予想外でした。邦題に騙された!(笑)

監督ガイ・リッチャーとジェイソン・ステイサムでなければ作れないクライム・アクション作品、面白い!殺し方に余韻がありました。😊

原案はフランス映画ブルー・レクイエム(04/監督ニコラ・ブークリエフ)の脚本家エリック・ベナール。

監督:「アラジン」(19)のガイ・リッチャー、脚本:マーン・デイヴィス、脚本・製作:アイヴァン・アトキンソン撮影:アラン・スチュワート、編集:ジェームス・ハーバート、音楽:クリストファー・ベンステッド。

出演者:ワイルド・スピード」シリーズのジェイソン・ステイサムホルト・マッキャラニー、ジェフェリー・ドノバン、ジョシュ・ハートネット、ニーヴ・アルガー、エディ・マーサンスコット・イーストウッド、他。

LAにある現金輸送専門の武装警備会社フォーティコ・セキュリティ社に、ヨーロッパの倒産した警備会社で働いていたパトリック・ヒルジェイソン・ステイサム)、通称“H”が新人警備員として雇われる。ある日、Hの乗った現金輸送車が強盗に襲われると、彼は驚異的な戦闘スキルで犯人たちを皆殺しにしてしまう。数ヵ月後、今度はHの顔を見た強盗犯が何も盗らずにその場から逃げ出してしまった。次第に同僚たちも彼が何者なのか訝るようになっていく。そんな中、全米で最も現金が動く日と言われる“ブラック・フライデー”に、フォーティコ社に集められる約1億8,000万ドルの大金を狙った強奪計画が秘かに進行していくのだったが…。(allcinemaから引用)

冒頭、大音響!これが耳障り。全編にこれが鳴り響く。現金輸送車が渋滞で停止しているところに、大型車がぶつかってきて、道路工事の連中に車規正され、その間に現金を盗み「エルビス、Bチーム行くぞ!」と去って行った。5か月前の事件だった。

パトリック・ヒルというクールで精悍、無口な男が金融輸送会社・オーティコ・セキュリティ社に入社してきた。かって同じ部隊にいたブレッド(ホルト・マッキャラニー)に教育・訓練され、70点で合格と採用になり、Hという名を貰った。007と同じように記号で呼ばれるようになった。

 ヘタレのエイブ(ジョシュ・ハートネット)や女性警備員デイナ(ニーヴ・アルガー)ら仲間の中にうまく溶け込んでいった。デイナとは少し溶け込み過ぎた。(笑)

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ワールドクルーズセンターへ移動中に強盗に襲われた。運転手のデイブがおたおたするなかでHが車を降りて、こいつらを撃って撃ちまくり、6人を射殺した。捕まえたやつは覆面を剥がして顔を確認した。ここまでやるか!という感じ。社に戻ると「70点の腕にしては凄すぎる」「前職は何か?」と話題になった。車庫管理人のデリー(エディ・マーサン)が過去の事件ビデオを見せて「(犯人は)道路工事の連中か!」と聞くが「ない」と答えた。これでブレットの絶対的な信頼を得た。大金を持っているデイナを拳銃をぶっ放して「本当のことを言え!」と責めた!FBIの大物エージェント(アンディ・ガルシア)に照合するが何も出て来なかった。

Hは便利屋カースティ(リン・ルネー)を訪ね、死体検視書を手にいれた。誰の、何のために!不気味です!

チャイナタウンで集金中にオートバイによる賊に襲われた。Hが下車して現金輸送車の後ろに回ると、ふたりの賊が逃げてく。デイブが「なんであいつらは?お前へサイコパスか?」と驚く。この噂が社内に広がり「悪霊!」と言われるようになった。

Hはヒローなのかヒールなのか?

 物語は章建てしてあって、4章からなる。これまでのストーリーは第1章「悪霊」に相当します。ここから時制が過去現在と混在しながら描かれます。第2「しらみつぶし」第3章「野獣ども」で、あっさりHの身元と戦う目的、戦う相手の闘う心情がミステリアスでスリリングに描かれ、第4章(最終章)へのガンアクションに繋がります。が、簡単には終わらない!ひとひねりある結末(原題)「WRATH OF MAN」となっています。

ここからはねたばれ(要注意!)になります。

5か月前、パトリック・ヒル犯罪シンジケートのボスだった。若頭マイク(ダレル・デシルヴァ)の頼みごとを受けて、名門高校から帰省中の息子・ダギーを連れて現場に。道路工事に出会って道路規制。フード店でタギーにとテークアウトを注文していて、タギーが道路工事の連中に襲われ、駆けつけたヒルも撃たれた。ヒル撃ったやつの顔を見た。タギーは即死だった。この事件で妻と別れ、家族を失った。

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ヒルはマイクら配下を使って、他の犯罪グループを調べ上げた。ジェロームという男にブニール袋を被せて痛め、犯人を吐かせた。このシーンはメメント(2000)にあったなと?ポルノ業の「ガシ兄弟」だというのでこの店を襲った。らりった女たちが溢れていた。店の資金を調べ犯人ではないことが分かった。ヒル怒りが収まらず1発ぶっ放した。これを見たマイクが「これではこっちがやられる、やりかたを変えましょう」と具申した。ヒルは誰にも告げることなく、便利屋・カースティに頼み経歴書を作ってもらい、フォアーチコ・セキュリティに就職した。

道路工事の連中は実はアフガニスタンで任務についていた元兵士たち(元軍人フループ)だった。ブレッドの映像を見て「ブレッド最近静かだな!」と言って騒いでいる。泥棒から始まって稼ぎのよい現金輸送車襲撃。リーダーはジャクソン(ジェフェリー・ドノバン)。サブリーダーのジャン(スコット・イーストウッド)。約1個分隊の勢力。いずれもアフガニスタンから帰ってきての暮らしに不満を抱いていた

Hはチャイナタウンで賊の襲撃を受けたときの記憶が戻ってきて「ナンバーワン問題はない!」と息子を撃って、自分を撃ち、「Bチーム行くぞ」と去っていった男の声を思い出していた。やつだ!

5か月後ジャクソンは元兵士全員を集め、「このままではいずれ捕まる。全部の金融輸送車が集まった倉庫をやる。1臆5000万ポンド、これでお終いだ!」とブラック・フライデーにやることを宣言した。

ブラック・フライデー当日、車庫管理責任者のテリーが「今日はブラックデイだ!注意しろ!」と集金出発時、激を飛ばした。

集金を終わって倉庫に戻る車中でブレッドが「自分はやつらを手助けしている。見ないふりをすれば殺されない!」と言い出す。Hは同意した。元兵士たちが言う通りにして床に伏せて、元兵士たちの中にいるはずの“あの顔の男”を追っていた。警備員と元兵士たちの撃ち合いが始まった。元兵士たち、特殊戦闘部隊(SWAT)が駆けつけるまでの8分が勝負と、金をかき集める。

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元兵士たちの行動と警備員たちの行動が実際の行動と事前に計画を練るときの映像が交互に写し出され、彼らの行動の破綻が見えてくるというスリリングな映像になっています。今、何が起きているかというアクションが楽しめます。こういう映像はめずらしい!

Hは彼らが金を車に収め逃走する間際に立ち上がり、元兵士を締め上げ、銃を奪い戦闘に加入。これが他の警備員を勇気づけ、元兵士たちは損害続出で遂にジャクソンが「金は生き残った者が持ち帰り家族の面倒を見よ」と言い残してなくなった。LAの街の中に逃れ出て逃走するズアンとブレッド。SWATに追い詰められ、秘密のトンネルで金をボギー車に積み替えて逃走。最期にジャンがブレッドを撃ってひとりじめ!

HはFBIのエーゼントの手引きで、ジャンの部屋で待っていた!

 感想:

ジェイソン・ステイサムのクールさとガイ・リッチー監督のスリリングな映像でしか描けない「男の復讐」劇、堪能しました。ステイサムは監督作「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」(98)で世に送り出されたことを知りませんでした。

第4章が「肝臓、肺、膵臓、心臓」なんですが、この意味が凄い。部屋にジャンが帰ってきて一息ついたところで、Hが息子タギーの死亡検視で知った順に拳銃弾をぶち込む。この怒り!!

「ボーダーライン」(15)のラストでベニチオ・レル・トロが麻薬王の夫婦を銃殺するシーンに似ていますね!😊ちなみにガイ・リッチー監督2作スナッチ」(00)にベニチオ・レル・トロが出演しているんです!スコット・イーストウッドはちょっと気の毒な役でした!(笑)

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