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日曜劇場「日本沈没-希望のひと―第6回」

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第6回「日本を襲う残酷な事実」

あらすじ(ねたばれあり要注意):

日本未来推進会議に天海(小栗旬)が戻って来た。首都東京の復興に向けて、取り組む決意を誓いあった。

国民も日常を取り戻しつつあり、政府でも、復興に向けた議論が進められていた。その復興計画をめぐり、東山総理(仲村トオル)の「グリーン・シティの建設、地方再生」案に対し里城副総理(石橋蓮司)「東京未来都市建設」案で、ふたりが再び対立した。関東沈没を経て、東山も里城に立ち向かう覚悟を決めていたが、週刊誌の「関東沈没の最大原因は東山総理のCOMS」という謀略記事で総理が一旦中止を決意した。

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天海は常盤(松山ケンイチ))と謀り「関東沈没前に首都圏沿岸地域を売って損失逃れを図ったという不正土地買収疑惑」をネタに里城を揺すり、総理案を認めさせた。この際、里城の派閥から選挙に立候補することになった。ここでの小栗さんと松山さんの演技はすばらしかった。

そんな中、天海は田所博士(香川照之)に呼ばれる。そこで伝えられたのは1年以内に日本沈没、という事実。1億2千万人の命を救うために、動かなくてはいけなくなる。里城が「Dプランズ社によるモンゴル・インド等の土地買収スキャンダル」で日本沈没情報を潰しにかかってきた。

天海は総理の許可を得て、国民の命を救うためにできることをやろうと、元オーストラリア首相・トラビスに会い、移民受け入れの可能性を探ったが、答えはNOだった。

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先が思いやられるが、世界に迷惑を掛けない、海洋汚染はやるという常盤。

田所博士の国際科学誌に載った記事で「また世の中を騒がせる!」と話題になった。里城が「Dプラントが海外の土地を買い漁るのは博士から情報が洩れている?」と田所つぶしを賭けてきた。官房長が調査した結果、田所の携帯から情報が移出していることが分かった。

天海は久しぶりに椎名(杏)に会って、自宅に招いて料理を振舞った。その際「復興計画がストップした裏に何があるんですか?」と聞かれ、絶句した。

そんな中、田所博士が東京地検特捜部に拘束されるという衝撃の出来事が起こった!

感想:

日本沈没というドラマを、寝っ転がって見ているという、実感が湧いてこない。不思議な感覚で観ていました。しかし、「我が家の地震対策は大丈夫か」と反省しています!

今回は日本沈没の情報管理と海外移住の可能性の打診でした。このふたつは関連しています。

田所博士の「被害軽減のためにすぐ公開せよ!」に対して、「海外移住対策には時間が必要!」と天海案日本沈没情報非開示」に決まりましだが、国民に対してはこの案は妥当でしょう。

しかし、海外移住準備のためには、必要なところには必要な情報が必要です。国家機密だといいますが、何時、何のため、どのレベルまで情報を開示するか決めておく必要があります。処罰規定がないのであれば、これは笊です。国家機密情報の漏洩は死刑です。この現実を知っておく必要があります。

関東沈没情報と違って、外国から逆に情報が入ってくる可能性があります。

天海の石塚の家族の繋がりで元オーストラリア首相に接触し移民受けの打診をするという行為は妥当であったか?個人的に信頼できても相手に秘密保持の責任がなく、何が起きるかわからない。相手は政治家、ここから漏れてオーストラリアの土地の買い占めが始まるかも知れない!自国の現職副総理の行動を見ておれば分かるはずです!(笑)

海外移住、それも数千、数万単位の移住となれば受け入れ相手も国家的事業でしょう。これをいくら有能であるとは言え、責任を負えない一国家公務員が元首相とはいえ、秘密保全の責任のない者に打診するということは許されないでしょう。ここは的確な情報管理のもと外交官、あるいは首相・大臣クラスが関係相手国の責任者と直接打診するのではないでしょうか。

小栗さんとウエンツさんが英語が出来るからという問題ではない!(笑)

海洋汚染対策をやるという常盤の案。いよいよ原発をどう処分するかですね!

椎名記者が「突然復興計画が消えた理由は?」と天海に問い、天海が絶句するシーン。多くの記者がこのことに気付いているということで、今のふたりの関係なら(笑)椎名が漏らすことはないでしょうが、情報管理を考えていなかった“つけ”が出ましたね!(笑)このふたりはどうなるんでしょうかね?

復興計画を巡る総理と副総理の確執。首相が自分の考えを通すようになったのはよいこと。しかし、この副総理、こんな事態で金と選挙のことしか頭にないという小さな男ですね。これこそが日本沈没ですよ!(笑)

コロナ禍でつい最近見た光景!こういうシーンを一杯描いて、国民の目を覚まして欲しい!(笑)

東京地検特捜部の田所博士拘束。その理由は?東京地検特捜部の任務遂行には、その上の国家的視点がなければならないでしょう。

常盤の「誰を拠り所に進めていけばよいのか!」という叫びが、この国の地震研究体制に大問題がありそうでうす。ある意味で、博士を拘束したのは英断だと思います!(笑)

田所博士拘束の顛末、楽しみにしています。

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