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「トップガン」(1986)リアルなエア・アクションとトム・クルーズの笑顔に参った!

トップガン」はカリフォルニア州サンディエゴにあるミラマー海軍航空基地にある通称トップガンと呼ばれるエリートパイロットを養成する訓練学校を舞台に、若き訓練生たちの挫折と栄光、そして恋愛を描いた作品。トップガンは、米海軍のパイロットの中でもわずか上位1%のエリート集団が集まる養成学校だった。常に制空権を確保したベトナム戦で、空中戦技能が劣化したためだという。

いよいよ「トップガン」の続編、36年ぶりに「トップガン マーヴェリック」として公開されます!前作を観てないのでレンタルDVDで鑑賞。ジェットパイロットは恰好いい、憧れでした!当時、航空幕長がハワイ急襲攻撃の作戦参謀・源田実さんでした。街には、敗戦後とは言え、撃墜王・坂井 三郎さんの伝記なんかが出回っていました。今の人には分からないですよね!(笑)だから、源田さんに憧れ、創設されたばかりの空自に若い人が集まっていました!

私もパイロットの適正検査を受検しました。空中感覚を試すペーパーテストの段階で「適正なし」と判定されての不合格。(笑)それだけに、本作に出てくるリアルなエアーアクションには、ジェット戦闘機乗せてもらっているような感覚で、大満足でした!ペーパーテスの機体姿勢を思い出しました!(笑)

監督:トニー・スコット脚本:ジム・キャッシュ ジャック・エップス・Jr.、撮影:ジェフリー・キンボール、美術:ジョン・F・デキュア・Jr、編集:ビリー・ウェバー クリス・レベンゾン、音楽:ハロルド・フォルターメイヤー。

出演者:トム・クルーズ、ケリー・マクギリス、バル・キルマー、アンソニー・エドワーズトム・スケリットマイケル・アイアンサイド、ジョン・ストックウェル、バリー・タブ、リック・ロソビッチ、ティム・ロビンスクラレンス・ギルヤード・Jr.


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あらすじ

冒頭のジェット戦闘機が、音楽「Danger Zone」にのって、空母から発信するシーンが堪らないですね!

 空母の搭載機F-14パイロット・マーベリック(トム・クルーズ)は、突然とソ連戦闘機ミグ28の出現で、これを退避させるためにレーダー要員・グース(アンソニー・エドワーズ)とともにF-14で飛び立った。援護機パイロットはクーガ(ジョン・ストックウェル)だった。大胆に敵機に近づき、背面飛行で相手パイロットの顔を撮影、ファックサインを送るなどで威嚇し退避に成功したが、僚機のクーガは実戦の厳しさに衝撃を受け、パイロットを辞めることになった。飛行隊長はクーガの代わりにマーべリックを、その無鉄砲さを諫めようと、トップガンに送った。

トップガンの錬成は、ベテラン教官としてヴァイパー中佐(トム・スケリット)が訓練を担当した。マーベリックはオフィサークラブで酒を呑んでいて、美しい女性・チャーリー(ケリー・マクギリス)に魅かれ、「なんとか近づきたい」と努力したが、相手にしてもらえなかった。

ドッグファイト戦法の教育が始まると、ドッグファイトの分析専門家として教壇に立ったのがチャーリーだった。マーベリックは驚いた。与えられた問題に対するマーベリックの回答は他の訓練生とは違っていた。ミグ28との対戦経験があるマーベリックだからのものだった。

チャーリーはミグ28の情報欲しさでマーベリックを自宅に呼ぶか、それ以上の興味はなかった。しかし、マーベリックの才能と紳士的な態度に魅かれていき、むすばれた。チャーリーに会いにゆくマーベリックの乗るカワサキのオートバイとサングラス、パイロットジャケットが恰好いい!そしてバックに流れる音楽が気持ちいい!これは受けたでしょう!

初っ端のドッグファイト訓練で、禁じられている低空域でも対戦姿勢を崩さないマーベキックの姿勢にヴァイパーかた注意があり、訓練生から反発が出た。

彼は何かに憑かれているように突っ込んいく。

教育が進むにつて、誰がトップに立つかが話題になり、マーべリックとアイスマン(バル・キルマー)が激しく競うようになっていった。

遂に雌雄を決するドッグファイト訓練がやってきた。敵目標をアイスマンに任せるべき状況で、マーベリックは彼を追い抜こうとして異常飛行状態となり海に墜落した。この事故で最も信頼する僚友グースを失った

事故調査の結果、「パイロットの責任はない」と結論が下されたが、「グースの死は自分に責任がある」と、パイロットを辞めるべきか否かを教官・ヴァイパーに相談した。ヴァイパーは「マーベリックの父の死は僚友を救うために採った行動である。境界を越えた地域で生じた行動のため伏せられた」と明かし、辞めるべきか否かの決定は自分でするよう促した。

自分の進路は自分で決める、これがひとつのテーマでしょう。

 トップガンの卒業式には、マーベリックは姿を現さなかったが、そのパーティには参加し、パイロットであることに変わりはないと学友たちに感謝した。

そこに、トップガンに対してインド洋上で情報収集行動中の巡洋艦艦の対空援護任務が下された。マーベリックもレーダー要員にマーリン(ティム・ロビンス)が搭乗してくれ、出動することになった。

速やかに空母に到着。作戦参謀から示された命令は「先発はアイスマンチーム、マーベリックは後詰」だった。ミサイルの打ち合いという熾烈な空中戦のなかで、マーベリックに出撃を命じられた。しかしグースを失った記憶で臆病になり、一時戦場離脱。しかしマーリンや絶えず持っていたグースの認識表に励まされ、マーベリックはアイスマンの僚機としてドッグファイトに参加し敵機を追撃し任務を達成した。これで僚友たちから高い評価を貰った。

マーベリックは実戦を通じ、「命の大切さを知り、チームのために何をすべきか」を考える真のパイロットに育っていた。

感想

ストーリーは愛と青春の旅だち(1982)とほぼ同じプロットで、ダサい鬼曹長フォーリーをF14(トムキャット)の戦技教官ヴァイパーに変えて、恋あり、戦友愛あり、試練ありのジェットパイロット物語でした。マーベリックを端正なマスクで笑顔が美しいトム・クルーズが演じれば、大ヒットは当たりまえと思える作品でした!

トップガンマーヴェリック」、

マーベリックは30年以上の時を経た現在も現役パイロット。(笑) 現在は大将にまで上り詰めたアイスマン(バル・キルマー)直々の特命により、新世代トップガンたちの教官に任命される。

マーベリックは教官としてトップガンに帰ってきたが、その指導は相変わらずの型破りな性格で周囲をヒヤヒヤさせる。訓練生の中にはかつての相棒で訓練中の事故で命を落としたグースの息子ルースターの姿があり、自分を恨むルースターと対峙しながら、トップガン教官マーヴェリックの生き様が描かれるという。


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この作品でマーベリックは「守ることの難しさと戦うことの厳しさ」を教えるという。まさに大スターのトム・クルーズに課せられたテーマです。F-14(トムキャット)から本物のF/A-18(スーパーホーネットに乗り換えて演じる教官ジェットパイロット・トム・クルーズ、こんなことができるのか?その姿を確認したいと思います。

防衛力強化が叫ばれる今、本作上映を契機にジェットパイロットを目指す人が増えてくることを期待しています!

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