映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

「ただ、君を愛してる](2006)

イメージ 3泣ける純愛映画となると、「いま会いにゆきます」(2004)、「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004)、「恋空」(2007)等がありますが、この作品がトップだと思っています。
理由は、難病で、そのことで泣かせるのではなく、ここでは、主人公の生き方に、美しいものが見えるからです。
物語は、静流が去って6年後から追想という形で始まり、恋愛劇でありながら、くっついたりはなれたりのベタベタしたものではく、さらっとエピソードが描かれ、(彼女はすでに死んでいて)彼から去って行った静流の心のなかを読ませる物語の展開・演出が、切なく、すばらしいです。
 
イメージ 1静流(あおいさん)は、難病(食べると成長がとまる)で、どこか子供っぽくて、病的で、孤独を愛する、しかし相手のことをしっかり考える子。
同じように身体に腫物(?)があり、臭いを気にし、人と距離をおく征人(玉木さん)。征人の写真の趣味に魅せられ二人で写真を楽しむうちに恋心が目覚める。が、この恋心が自分の命をちじめることを知っている彼女は、たった一度のキスを征人にお願いして、これを思い出に、彼の人生を考え、去っていというもの。
当初静流という役にわざとらしさを感じますが、時間とともに完全に消えて、これが静流なんだと思えてきます。イメージ 2
最初は可愛く幼く、そしてメガネを外すシーンに繋げ “おや?” と思わせ、最後の大人びたシーンに繋げていく計算された、そして静流という凛として強いものをもっているあおいさんの演技はさすがです。
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記事1 20160722
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