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第5回「窮地」

第5回「窮地」
第5回 視聴率:19.0%
1582年6月2日、明智光秀の謀反により織田信長が死亡。これに伴う、堺を遊楽中の家康、真田の里の昌幸、越後の上杉景勝、安土の信繁等が、当面どう対処すべきかが描かれました。
これまでどおり、昌幸については、時代劇らしく、あわてぶりや対応の難しさが重々しく描かれましたが、家康については、ユーモラスに描かれたがゆえに、家康の小心さが浮彫になりました。これほどに小心者であったのかと?
信繁については、亰へ情報確認に赴くなど好奇心が強い人、大局を見る人のようです。今回は、面白いが、エピソードが多すぎて、内容に深みが欠けるように思われます。


徳川家康の行動
堺を遊楽中の家康は梅雪とともに亰での信長と茶会の予定していたが、光秀の謀反を知り急遽、どうすべきかを家臣にとうが、本人はまず逃げると言い出し次い上様を救おうと言い出す等、混乱の極み。家臣本田忠勝の進言で逃げることに決まったが、この軍議は見苦しかった。おそらく、これほどまでに驚くべきできごとであったということなのでしょか。イメージ 1
伊賀の間道を服部半蔵の案内でただただ走る。途中で武者狩りに遭うたり、地隙に阻まれが、これを克服してふらふらの体で三河に辿り着き、阿茶局の膝に崩れ落ちて安堵する家康。笑えますが、なんともこれからのドラマが気になります。
梅雪は途中で家康を裏切り、別の経路を採ることで安全に帰還を目論むも、武者狩りに逢い命を落とすと言う不運に。


信幸の対応策イメージ 2
高梁内記は織田は怖くないと言い、信幸は織田を信じるべきだというなかで、昌幸は「まったくわからん。おしえてくれ」と激しく苦悩するが、明智からの協力依頼文書を自分のところに留めて、国衆を集めた軍議を開く。国衆の者は、彼の意見を聞こうとはしないが、「一番この地を知っている上杉に付く」と、すでに信尹を上杉に派遣して交渉中だとして軍議を押し切る。また、松が明智に捕られると「明智に付く以外にない」と松のことを心配し佐助を向ける。
この国衆説得の態度に、草刈さんの悪賢い策略家としての風格がよく出ている。昌幸の苦悩や国中の混乱の様子がしっかり伝わる描きかたでした。


信幸は「父の策は何故かわからん、道は一つしかない、織田に従うしかない」と今までとは違って自分の意見をはっきりと言う。
織田と縁を切るのにいい機会だと滝川一益に会う。彼は「この日の本はから戦がなくなる」と言う。信長の死をいまだ知らず太平を夢みる一益を見て、昌幸は明智の愚かさをなじる。


上杉景勝の態度イメージ 3
信尹の擁護依頼に景勝は「義を重んじるは謙信譲り。ただし織田勢を信濃から追い出すことはできん。弱きを助け。強気を挫く。攻めるのは織田が力を蓄えたときだ。」と言う。
昌幸にとってはこの回答で十分、上杉の力が読め、景勝の拒否を了解する。


信繁の行動
好奇心の強い信繁は、まず亰の状況を確認に行くが、明智の謀反と知って、安土で人質になっている松が気になり引返す。松は無事でいるが、他の多くの人質が心配で城を離れることが出来ずにいたが、なんとか逃げ口を探して脱出を図るが・・・。

イメージ 4

内記はきりに真田家で働かせゆくゆくは信繁の嫁にと企み、一方作兵衛は梅を信繁に嫁がせたいとせかす様が描かれ、きりと梅の会話など面白いですが、全体の構成からこれが必要だったのかと思われます。

資料1 20160208
大河「真田丸」第5話視聴率は19・0% 再び上昇気流