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第7回「奪回」

第7回「奪回」
北条と滝川を手玉にとり、沼田・岩櫃城を奪回し、次の作戦を準備する昌幸の豪胆さ、知略。信繁の間抜けな“とり”“きり”救出作戦。いずれも面白かったです。特に“とり”ばあちゃんの大活躍が光っていました。
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○昌幸の沼田・岩櫃城奪回作戦と事後の作戦準備。イメージ 3
北条軍と滝川軍の衝突で滝川軍が神流川の戦いで敗れるや、直ちに沼田・岩櫃城を奪回する作戦、みごとに成功。直ちに昌幸は一益の元に駆け付け北条を攻めることを進言、一益の2つの城を返すの言を聞きながら酒を飲み交わす豪胆さ。ちょっとはやまったというのが面白い。
イメージ 4滝川軍の去った信濃を守るために上杉の力を借りに自ら要請に赴き「信濃は上杉にこそ縁がある。真田は上杉の兵であり共に信濃を守ろう」などと喋れる口のうまさ。さらに、北条に付くと決め、信繁に北条に仕える時の手土産にと上杉の家臣・春日信達の調略を命じるという二重三重の策をめぐらす知略。おもしろいです。
滝川一益は、昌幸に騙され、人質を引き渡し、急いで木曽地方を通過して清須会議に向かうが、清須会議には間にあわなかった。これは可哀想です。
しかし、間に合ったとしても何も成しえなかったかもしれませんね。
○信繁のとり・きり救出作戦。イメージ 1
父に命じられ、一益に連れ去られた小諸城に滝川の兵士になりすましとなり侵入するが、一益に見つかる。原因は、こんな緊急時にきりの忘れたもの櫛に付き合う信繁。きりもまた信繁との言争いは信繁の気を引くための忘れ物とは。
きりの言う「助けにきたのではなく、人質が二人増えただけ」というのが面白い。何の策もない間抜けな救出作戦でした。
このことについて、昌幸から「己の感に頼りすぎる、兄は感に頼らないから間違いは少ない。お前が過ちを犯せば面白い。面白くなくては人は動かん。二人で一つじゃ」と叱責される。人は特に若い時は感で動く、経験がないのだから。この救出作戦をおける信繁の行動にはまさに至言、おもしろい。
○“とり”おばあちゃんの活躍
おばあちゃんは、人質の話が出るたびにわたしがというが、人質の役割を果す自信があるということのようです。人質が逃げ出してはいけません、おばあちゃんは大仕事をやっています。他の人は・・・。
一益に従って福島城へと連行されていく際、松を助けられなかったばかりか、今回のとりときりの救出にも失敗しひどく落ち込む信繁に与える言葉「大事なのは、思い通りにならぬ時にいかに振る舞うか」「あきらめてはなりませぬ。望みを捨てなかった者にのみ道は開ける」は至言。イメージ 2
義昌に平手打ちをし、身内を人質に取るなど何事かと叱りつけ、すぐに解放するようにと言う“とり”ばあちゃんは、こう読んでいたのではないかと。このばあちゃんに、この子、昌幸ありではないでしょうか。(笑)
昌幸は北条に属した後にどうするか、まだ先に大きな計画もあるらしい。上杉氏と北条氏を股にかけた真田家の大勝負、面白くなりそうです。
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