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第24週「おばあちゃんの大仕事」

第24週「おばあちゃんの大仕事」
第24週視聴率:23.7%
今週、あさは世間の不関心を克服し女子大学校設立に漕ぎつけるなかで、夫新次郎、姑よのさんとともに娘千代の恋の成就に邁進する姿が描かれ、特に幼いころからあさに代わって面倒見てきた孫の幸せを思う“よの”さんの必死の願いに泣かされました。
息の合った円熟味が一層増した玉木さん・波瑠さん夫婦の演技に、よのおばあちゃん:風吹さんのこの半年の活躍を締めっくくるにふさわしい熱演で、期間平均値は最高に達しているものと思います。
女子大学校、そして加野屋の事業も次世代へと徐々に移っており、次世代を担う人たちを演じる小芝さんや吉岡さんらの活躍もあり、残り2週間、なんとか最高視聴率に挑戦してほしいです。(*^_^*)
和歌山の眉山家。
養之助の徴兵という状況のなかで、藍之助が帰って来て手伝うが、父栄達の死、害虫被害で農作業が思うように行かず惣兵衛は土地を手放すことも考えたが、藍之助の機転でいい農薬が見つかりこれまでどおりみかん農園を続けられそうで、これまでずっと暗かったはつの顔にも笑みが戻ってきました。
一家で苦労して農園を守り、はつ・惣兵衛の手から次の世代養之助に引き継がれ、藍之助は再び商い道に進むことになります。
来週は、あさにとって最後の波乱が訪れそうで、しっかり観なければと!!
今週の物語は、
加野屋では、千代の東柳とのお見合いに話題沸騰です小さい時から母あさに代わって育ててきたよのさんが目の黒いうちにと言う思いがあるようで「頼んだのはうちだす。おじいちゃんにも願いしましょ。」とそれは熱心です。
イメージ 1千代は、あさの気持ち(大学にはいること)を考えて、「うち勉強きらい。うちはうちの道を行きます。しかし、自信がない。東柳さんみたいな頭がいいし、品のある人に適うてるか?」とあさに問いますが、「それでいい」という。あさも千代の成長に伴いしっかり母親として成長しており、お互いを認め合ういい親子の関係が出来上がっています。このあさのコメントは、しっかり千代を見ていて、いいですね。
新次郎は金輪際、嫁には生かせないと言うが、いまの可愛い千代を見ているとそんな気持ちになります。(*^_^*)
あさと新次郎は大隈邸を訪ねると、
そこに成澤がいて「寄付金を十万に下げそし発起人大会をやりたい」と言い出す。既成事実を作ってぶちあげて、大学校を認めてもらおうと言うもの。あさもこれを後押しします。大隈夫人綾子さんは成澤さんは若いから冒険も分るけど、あささんは待てないせしょう」と言いながら同意する。
あさ、もうひとつの話しをしたいと囲碁勝負に勝って、快く千代の見合いの話を受けてもらいます。しばらくして、年末にという良い知らせが届きます千代は喜びを隠せません。よのさんも大喜びです。
和歌山では、藍之介がみかん仕事に精をだしているが、はつは「藍之介、ほんまにどない思うてるんか!」というと、惣兵衛は「お父ちゃんがつれて帰ってくれて助かった。わしな、山売ったほうがいいかと思うている」、「倉掛さんが、買手探してくれてる。半分売って、半分・・。おとうさんが動けんから・・」。はつは「もう2回冬を越すと養之助が帰ってくる」と辛い表情。「わしもええ歳や。昔は無理できたが、いまは動けん。藍之助も大阪に惣兵衛は、みかん農園の労働力不足でこれからのことを考え、藍之助を大阪に帰へし、夢を叶えさせてやろうと、山を半分売る。いまがチャンスと考えているようですが、おそらくはつも思いは同じでしょう。こうやって次の代のことを考える年齢になったということでしょうか。そんななかで、養之助が兵隊から帰ってきました。イメージ 2
そんな折、藍之助が虫が付かん薬の発見。「まだ山売らんといてください」と父に願い出る。はつは「旦那様、やってみましょう。」。やっと、笑みが。「うち、あの虫が一番難義した。虫苦手だった、おおきに。」。はつは、ここず~と苦虫を噛んだような表情でしたが笑顔が戻ってきました。長く耐えていたことがこの表情で分ります。ネットでははつの表情が暗いことに批判がありましたが、この笑顔で、これまで笑顔を封じてきた理由がわかります。
発起人会会場に一番大きな部屋を準備し、創立委員会の開催するが、ここで(大学教育は)女を生意気にするという意見が出たが、「戦争も終わり、この意見を変える時である」と大いに新聞に取り上げられた
一方反対の声も強く、事務所に石を投げ込まれるという事件が起きる。嫌がらせ文が投かんされるがこれに対する亘の怒り、頑張りがすごい。
あさは気にしないが、東京成瀬から迷惑をかけたという詫び文が届く。こないな小さいことでとあさは成瀬を激励、亘は「なんでわからんのか息巻きながら頑張っています。
東京に事務所を置き、女子大学の名前は「日の出女子大学校」どんな暗い夜も、信じていればあさが来るという意味があると成瀬が命名。女子大学校の輪郭が見えるようになる。
イメージ 3そして、初代校長は成澤泉に決まり、女子大学校は本格的に動き出す。成澤は亘に大学入学を勧めます。「その気があるなら、親を説得しよう」とあさが言います。

大隈綾子から、東柳が縁談を断るという返事があり婿養子になる気がない。政府で働きたいとのこと。千代は、健気に、おとうちゃんや、栄三郎おじいちゃんや選んだ人でいいと言うが、諦めきれず、この気持ちを、あさが受け止めてやるシーンには泣かされます。ようできたあさです。この悩みは、母しか分りません!!
千代は、鏡を見て、泣いてすっきりしたと言えば、は「諦められんかったら、うち東京にいって吊るシタル。東京は12階の建物がある。」と。二人の笑いにあさは救われた思いに。
イメージ 5千代の縁談を断られ、あさの「東京に行って、東柳さんに会うて来ます。私のせいやと思う。」に新次郎の「あさみたいになったら、(相手は)恐ろしいと思う。あんたが会うてどうにかなるか」という新次郎。こんに話が自然にできる夫婦はすばらしい。
東柳が訪ねてきて、新次郎が面会。「今日は殴られる覚悟、男親なら殴って当然」と東柳新次郎「あさを見て、とんでない嫁と思うたかも。びっくりするのは当然や」、よのさんが出てきて、「おとなしゅうて、さしゅうて、おかあさんとは違う。」と訴える。
僕は千代さんを好まないわけではない、商人より、政府で日本のために働きたい。」という東柳によのさんは「ムコでなくお嫁に行くんならいいのですか。もういっぺだけ考えてほしい」と渾身の力を籠めてのお願いです。東柳さんはもう感激?の様子でした。

そこに外出していたあさが帰ってきて、「すんまんでした。はじめまして」と挨拶。千代と言うたらと、思い出したように、新次郎のはなし「ともちゃん(五代友厚)という人がいました。中央ではなにもできないと、大阪で商いして、大阪の町も大きう変えて、日本中を変えた。加野屋には今の政府より守ってきた暖簾があります。懸命にうらから支えてきました。今になって、加野屋の暖簾を守るのは幸せです」。新次郎の言葉のみごとさに心に打たれました。男親として、暖簾を継げる男かどうかを見る眼のすばらしさ
ここでのあさ、
大隈さんに頼んだけに、断るのは難しかったでしょう。突っ張ってしまっすみませんでした。親ばかですいませんでした。いいお役人さんになってください」と東柳を労わる言葉、彼は感激しているように見えました。
嫌味も言うたろ思うたが言えなかった」「ほんまに惜しい」と二人。新次郎とあさ夫婦は、お互いに良いところを認め、信頼し、助け合う、理想の夫婦になりました。
そして加野銀行では
銀行辞めにゃいかんて、体裁がわるい言われて、父も年とって」と若い娘さんが辞めると言う。栄十郎さんは「女子は長いこと働けんのはもったいない」と愚痴る
このような状況のなかで、あさは「うち、炭坑売りたい。不況がくるまえに、お金作ろう。いまがチャンスや。政府が欲しがっている。ここまで来たら、みんなやっていけます」と次の世代に何を残すか?を考えはじめたようです。そしてあさは炭坑を売却します。

千代の見合い相手がなかなか見つからず。よのさんの足を揉む千代。おばあちゃん、すっかり弱ってしもうた大学に行こうと言うと亘は「大学は勉強するところ、覚悟のないものがはいったら許させへん」と強く戒められる。

千代が「亘ちゃんが東京いったら淋しいな、ここで寝ようかな。」とおばあちゃんに話しかけ、おばあちゃんもう喉通らんようになってとリンゴ買に。そこでばったり、東柳に会う。「まだ君が一人身なんて!!」と、・・
イメージ 4これに出会って慌てるあさ。こんな出会いの演出、すばらしい。 二人で顔見せて、おばあちゃんにリンゴ汁を。「いい香りやな!」とよのさんの嬉しそうな表情。二人を見て「うちの我儘かなえてもろうて。」と嬉し涙のよのさん。「おばあちゃんのお陰です、啓介さんに聞きました、心配かけまして。」と千代。
この一連の物語の運び方がすばらしい。千代の切ない気持ち、あさ達の悩みが、なによりもよのさんの心配ごとが、一気に吹き飛んで、感動、涙です。
2週間後、よのさんは、皆に囲まれて、逝ってしまいました。こんな幸せはない!! あさの言葉「いたらぬ嫁でかんにんや」、上手すぎる脚本でした!!
千代の幸せからよのさんの逝くまでのすばらしい展開、上手すぎる脚本でした。感動、泣けました。風吹さん、お疲れさまでした。
女子大学校の入学生募集には100人に200人の応募全国から集まり、亘も母に入学を許されます。
大学校は創立の日を迎えることに。そして、物語の最初のシーン、あさの入校性に贈る言葉「学問は特別のものでない、皆さんが笑って暮らせる世の中つくるには、女性の柔らかい心が大切なんです」
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