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「ツバキ文具店#6」(ドラマ10)

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第六話「愛するチーちゃんへ」
ツバキ文具店に現れたのは白川。認知症の母・千代(草村礼子さん)の介護で悩んでいた白川は、ついに施設に預けることを決意した。が、亡き父からの手紙が来るから家に戻ると言い張る千代に、困り果てていた。そこで鳩子に、父からの手紙を書いてほしいのだという。
一方、鳩子のことを訊きまわる怪しい外国人ミスターX(アレックス・JD)がついに文具店に現れるが…。
そんなある日、バーバラ婦人の発案で、男爵、パンティーとともに、鎌倉の寺社に七福神めぐりにでかけることになる。
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認知症の千代さんに亡き旦那さまからの手紙の代書、どんなものになるのか見当もつきませんでしたがドラマを観て納得しました。旦那さまは生きているんですね!、この発想に驚きました。千代さんが、海外にいる夫を想い海をみて泣いている姿に涙しました。おそらく無事に帰って来てほしいと祈っていたんでしょうか。手紙は生と死を繋げるものすごい力を持っていると驚いています!!

鳩子は、白川さんから旦那さんは船乗りでほとんどを外国で過ごし、千代さんと一緒にいる時間は短かったことを聞かされます。そして、旦那さんの残した沢山の手紙を読み、「愛するチーちゃん」「愛しのチーちゃん」で始まり、「世界で一番愛しているチーちゃん」で終わっていることを知ります。千代さんに会うと祖母と間違えられたこと、白川さんと祖母には深い関わりがあることを知り、祖母の面子にかけ何がなんでもこの手紙を書こうと「旦那さまは天国で何を伝えたいと思っているのか」と考えるのですが、なにも浮かばない。
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そこに男爵から、鎌倉の寺社に七福神めぐりを誘われ、一度は断りますがバーバーラ婦人から「煮詰まった鍋を煮詰めても焦げるだけ」と言われ()、参加します。七福神めぐり、一緒に巡ったような気分で鎌倉の佇まい、うつくしさを堪能しました。(#^.^#)
望遠鏡から見た仲睦ましい老夫婦の姿、そしておいなりさんをいただきながら10年前に奥さんを失くした男爵が語る「先に逝くものは自分の命を託している。残る者は笑いながら生きて行く責任がある」にバーバラ婦人が「またいつか会える。魂は永遠に寄り添える」と言うのを聞いて、鳩子が突然「いま手紙を書きたい。道具を吟味しているときではない」と一気に手紙を書き上げます。出来上がり「便秘が解決した感じだ」と鳩子。()

手紙のポイントは、手紙を台紙に貼りロウ引きして周りを押し花で飾ること「花の宝石箱」です。これは枯れることのない想いを託しているとして、光沢が出て美しく見えるよう蝋を塗りアイロンかけします。文字は旦那さんの字に似せます。

愛するチーちゃんへ
僕はいまとても美しい景色をみています。チーちゃんがここからよく見えます(望遠鏡でみた風景)。
玉乗り人生を卒業しました。今度会ったときは毎日手を繋いで好きなことをしませんか(望遠鏡でみた風景)。
笑顔のチーちゃんが好きです。また会う日まで元気でいてください。
世界で一番愛しているチーちゃんへ

この手紙を見て白川さんが「この花は生きている。地面から切り離しても生きている。おやじとおなじだ」と言い「死とは永遠に生きることかも知れん。これは父が天国から送ってくれた手紙だ」と感嘆します。
千代さんを演じた草村玲子さん、惚けていて、やさしい笑顔の演技すばらしかったです。

ミスターXが「ママ、僕は決めた」と文具店を訪ね、守景さんが「妻は病気ではなく殺されたんだ」と告白。やばい感じですね。・・
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