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宮﨑あおいさんを応援します

第2回「立派なお侍」

イメージ 1西郷どん鈴木亮平さんがよく太って登場、熱い演技でした。武士の役割はなにかを問う回。テンポが良いですね!斉彬と吉之助、武士はなんのために存在するのか、国を思い、民を思うのが役割。これをふき:柿原りんかちゃんが吉之助に投げかけるシーン、泣けました。イメージ 10
今回は柿原りんちゃんの熱演がみどころ。「彼らが本気で編むとき、」(2017)で10年後に宮崎あおいさんみたいな子ということで、「ユリイカ」(2001)のあおいちゃんを探せとオファーしオーデイションで選ばれた子です。まさにユリイカのあおいちゃんを彷彿させる芯が強くてまっすぐで、すばらしい演技でした!
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弘化3年(1846)秋。イメージ 2
元服して18才になった小吉は吉之助と名を改め、郡方書役助という農政をつかさどる役目につく。上役井之上(おかやまはじめ)の補佐で年貢の徴収が主たる役割。
この年、気候不順で不作が予想され百姓の悲鳴が聞こえるなかで、農地を見回ると平六(鈴木拓)の家から借金のカタとして求められたらしく「助けて・・」と叫ぶ娘ふき(柿原りんか)の声が聞き、なんと吉之助は謝金とりに自分の財布を与え、さらに井之上がさきほど名頭から受け取った賄賂までも与える。
ここまでくればバカかというほどの人の良さ、弱いものへの同情心が強いと言える。捨て犬を見逃すことができなかった人であったらしいから、これもありです。

西郷家、三男の信吾が生まれ十人家族。生活が楽ではないが楽しそうに暮らしている。家族が多いからお互いに助け合うことでなんとかやっていける。吉之助のお人よしも家族に支えられていたんです!弟吉二郎(渡部豪太)・母満佐(松坂慶子)の優しさ、長女琴(桜庭ななみ)の明るさが目に付きます。大家族で貧乏だから吉之助は大きな人物になれた。(#^.^#)
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隣家の大久保正助。今日、記録所書役助の役目につくことになったという。裃姿の正助は、どじょうとり姿の吉之助と大違い。瑛太さんの薩摩弁よかったですね。
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磯の浜では、斉彬が、これから行おうとする西洋砲術訓練の経費を巡って、父斉興と反目している。これに調所広郷竜雷太)が再び藩の台所が火の車になると斉興を後押しする。調所が先々代の島津重弘の蘭癖で作った500万両の借財を返済し藩財政を立て直したということで、斉興の信頼が厚い。斉彬は先々代に似ていたんですね、これが日本を救うとは分からんものです。()
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翌日、吉之助は平六の家を訪ね、自分の弁当を差し出し家族の惨状をつぶさに見る。この同情心・正義感が吉之助を大きく育てます。

西郷家での正助の就任祝い。大山格之助北村有起哉)、有馬新七(増田修一郎)、村田新八堀井新太)、有村俊斎高橋光臣)らが集まった。有村は子供のころの面影がしっかり残っていました。おもしろい!
そこに赤山靱負が糸(黒木華)を連れて祝いに駆けつける。糸:黒木さんの美しいこと、正助も吉之助も一目惚れのようです。イメージ 9
大山格之助が偉そうに吉之助の乱費にいちゃもんをつける。これに吉之助が「百姓の窮状を何とかせんといかんと斉彬が藩主になれば良い」と言い出す。が、お由羅が久光を跡継ぎに望みこれを斉興は認めるであろうし、調所が後押しでは、斉彬を担ぐのは危ないということになる。
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鶴丸城では、斉彬が薩摩の手緩い海防だと書いた幕府への報告書を目にした斉興が激怒しついに久光に藩主名代を命じる。こんなことに驚く斉彬ではない。突けばいくらでもでる調所の行う密貿易。これを幕府に訴え斉興を追い詰めてやると「わしも民のことを見捨てられん。必ず帰ってくる。耐えろ!」と赤山に告げる。斉彬は日本国の安全を憂いて武士の役割をしっかり見据えています。

早場米の年貢収めが始まる。吉之助は、平六の家族の惨状を目の当たりにし、耐えられず、調所に年貢の取り立てを定免法でなく検見取りを適応するよう具申すると調所は「手間がかかるし賄賂が横行する」と反対する。
吉之助は「現に賄賂が行われている。検見取りで賄賂が出てきても弱い農民に負担を軽くし年貢の取り立てがうまくゆくならそれでよいのでは。これが民の上に立つものの忠義だ」と真っ当な反論をする。と、調所はやってみろと許可する。竜さんの演技が憎たらしい!イメージ 6
さっそく平六のところにやってきて、年貢は検見取りで行うと一坪の田を刈り出来高を計量し始めると、平六らは困った顔をする。実地を測られては困る。百姓は帳面にない隠し田を持ち、この手で凌いでいたのでした。調所が認めたのはこれを知ってか?
吉之助は正直な人、このカラクリを見抜けなかった。こういう失敗が彼の戦略眼、人を見る目を作っていったのでしょう。彼の積極性さが大きな失敗を産む、これが大きな教訓につながる。

正直者の吉之助、この処置に困り赤山を訪ね斉彬に会いたいと願い出ると、斉彬が江戸に立つ前に百姓の現状について意見書を書けと勧める。吉之助は、斉彬から“秘密を漏らすな”と口止めにもらったカステラの包み紙を見て現状を訴える文を書く。あのエピソードがここにつながるのか、うまい!

この文を届けようと家を出たところで正助に出会う。吉之助の話を聞いて正助が止めておけという。「分かっど。あのお方なら、民を思うてくれるち。おいは斉彬様を信じちょっ」と、江戸に発つ斉彬を追いやっと声を掛けたところに糸が駆け込んで、ふきが借金取りにつれていかれているという。
イメージ 7駆けつけると、ふきが「もうよかです。立派なお侍さあに会えて、うれしゅうございもした」という。この柿原りんかちゃんの笑顔と言葉がすっかり吉之助の心を捕らえます!
吉之助は「おなご一人救えん、やっせんぼじゃ」と悔し涙を流します。亮平さんの流すこの涙が美しかった。胸の中の文、届いたのでしょうか!
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記事 20180115
西郷どん>第2回視聴率は15.4