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第1話「天子の子」

イメージ 1「江戸の街を戦火から救った人、その人の名は篤姫」と奈良岡朋子さんの柔らかいナレーションで始まる物語。
 原作は宮尾登美子さんの小説「天璋院篤姫」。脚本は田淵久美子さん。制作統括は佐野元彦さんです。

薩摩藩今泉島津家本邸(当主島津忠剛)に麿赤児が現れ、身ごもっている忠剛(長塚京三)の妻に、「その娘を江戸につれてまいる」と運命付けられて生まれた子は於一と名付けられ、混じりけの無いという意味、天使の子として育ちます。指宿山川港に現れたモリソン号の外人に抱かれてもほほ笑む子。天真爛漫に育ち、7歳になって農民の苦しみを目の当たりにして絶食するという人の痛みを思いやる子に。母お幸さん(樋口可南子)により、田畑にイメージ 3つれだされ、「農民の安全を守るが武士の務め」と武士の役割を教わります。ここまでは於一:岩本千波ちゃんの熱演でした。一方肝付家には第三子として尚五郎のちの小松帯刀が誕生します。
 
イメージ 212歳になった於一(宮崎あおい)。兄忠敬(岡田義徳)、尚五郎(瑛太)に混じって男装で藩の学問所に姿を見せます。凛々しいあおいちゃんの姿ですが、とても緊張した感じです。「それがしは島津忠剛の娘勝之進・・」。() とても歴史の書物の好きな知識欲旺盛な姫です。
父忠剛が、藩家老の調所広郷平幹二郎)に「取り立てが甘い」と責められ蟄居するに及び、これを見た於一は調所を訪ね父の努力を訴え、調所の悪噂を問い糺すという真っすぐな、勇気のある姿を見せます。調所の言い分「これも藩のため、私の役割」を聞いて「どちらが正しいのかわたしにはわからない。私は知りたい。もっともっとたくさんのことを。もっと広い世界を」イメージ 4桜島を前に叫ぶのでした。とても元気な、一途な、芯のある子。宮崎あおいさんにふさわしい役ですね!
出演を打診されたとき、今の実力で演じて良いものかと悩み、でも他の人が演じるのはいやと、出演を決めたといういきさつが頷けます。
調所に対する目線が”武士の娘”らしく「役割」を基準に見るところが良いですね!「西郷どん」と大きく異なるところが面白い。
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