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第5話「日本一の男」

イメージ 1嘉永4年(1851)夏
斉彬から思いもかけない贈り物が届きます。日本外史頼山陽のものでこれで女でも史書を読める喜ぶ於一。これを見て、忠剛が城で何があったかと不審に思うのでした。イメージ 2
翌日、「もう17才、縁談という話があれば」と菊本。於一は「そんなものはない」と無視して史書を読むが、菊本は乗り気です。

そこに忠剛が「大変だ、於一に縁談だ」と駆け込んでくる。相手は重富家の右近だという。お幸は良い相手というが久光の子だと知って顔色が変わる。久光はお由羅と斉興の間の子。
この話を聞いた兄忠徳が尚五郎に「別の男が現れて、殿様がそれでよいといえば話は別だ」というので、尚五郎は本気で考え始めます。今回は於一が結婚について考える、尚五郎の初恋物語です。

囲碁のふたり。尚五郎が「縁談がきたらどうしますか」と問います。「その気はない。話がきたら考えます」と於一。

尚五郎は大久保の家に立ち寄るとそこには西郷がいて、嫁を取るという。忠徳から聞いた於一の縁談を話すと、「惚れていたのですか」と言い、「身分の違いなど問題ない、我々のような者にもお付き合いできる人。嫁にもらいたいと話したらどうですか」と急き立てる。
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尚五郎は、その気になって、相談しようと清獣を訪ねます。そこに於一がいる。「面白い人がいるよ」と、ジョン万次郎に会うことに。彼が「アメリカでは武士町民は皆平等だ、女が大切にされる社会、縁談は好きな相手と一緒になれる」と話します。これを聞いて於一と尚五郎は驚きます。
その帰り道、於一が「日本はアメリカとは違う。私に縁談がきたそうです。家にとっては仇筋の方です。その人に会ってみたいのです。私の覚悟のために会いたいのです」と同行を求めます。

弓の練習中の右近を見て、「よさそうな人でした。安心しました」。尚五郎が「一目見て嫁にいくのですか」。「女にそれを云うことができますか」と於一。ふたりの演技はほのぼのと面白いですね!
於一が全く尚五郎の気持ちに気付かない、「好きだ、」2006が再現されています。()
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尚五郎が「於一殿、どのような男が好きなのですか」と聞くと桜島を仰ぎ「日本一の男です。それは私にとってでよいのです」。

この言葉を励みに、尚五郎は日本一の男になると剣術、水をかぶり身体を鍛え、書を習い、琵琶を弾き、自分を磨こうとします。()
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一方、於一は母お幸さんに右近に会ったことを話します。「私は、私にとっての日本一の男に嫁ぎたい」と話します。お幸さんは「父上は日本一です。最初からそうではなかった。だんだん心が寄っていき、今では掛けがえのないお方になったのです。あなたもそうなるかもしれませんよ、右近様と」と言い聞かせます。「精一杯努力します。でも・・」「あなたにとって日本一でないと。そなたには分かるのですね」「分かります」「そうですか」「わたしは我儘なのでしょうか?」「そなたは正直なのです」。これに於一は微笑み安心します。
これまでのコミカルな演技と違って、ここでの演技は感情の通うとても自然なものです。心の繋がった演技について樋口さんが「あおいちゃんには嘘の演技ができない」と語っています。
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夜になり、忠剛のところに尚五郎がやってきて「於一様を妻にいただきたい」と申し出ます。「於一様に縁談があると聞いています。ことを急がしていただきました。於一様は日本一の男と言います。私は自分に問いました。なれるかと問いました。自信はもてなかったが、なれるよう努力します。わたしはなります。お許しください」「分かった。縁談のことは断ってくる」と忠剛が約束をします。
これを聞いたお幸さんは「尚五郎さんの心に動かされました。幸せな娘です」と喜びます。

今回は、ふたりの微妙な恋心を楽しむことになりました。於一は「どんな人であっても、自分から愛して、幸せな夫婦になる」という決意を見せます。これが後の将軍家定とのすばらしい愛の物語に繋がります!

その翌日、忠剛は斉彬の話も聞かず「その件、お断わりします」と返事をします。 ()
「わしは誰にも話していない。そなたの娘に惚れたのはわしじゃ。この家の養女としたい。島津斉彬の娘としてしたい」と斉彬。於一の運命の歯車がゆっくりと回っていたのです。イメージ 7
西郷どん」第6回「謎の漂流者」では、西郷がジョン万次郎に会ってラブの言葉を知るが、糸の愛に気付かなかったという。一方、「篤姫」第5話「日本一の男」では、於一もジョン万次郎に会いラブの言葉を知るが尚五郎の愛に気付かなかった。ふたつの物語の文脈が全く同じとは驚きです。()「篤姫」の方が味がありますね!。
                      ***第5話終わり***