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宮﨑あおいさんを応援します

第16話「波乱の花見」

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病に臥せっていた斉彬(高橋英樹)がようやく床払いし、元気な姿を見せられるようになりました。
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江戸城の家定(堺雅人)、「煎餅がうまく焼けたら妻を娶る」という。()「あっち! この煎餅は」と口に入らない。()
 
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相変わらず斉昭(江守徹)が篤姫宮崎あおい)の輿入れに反対。これに困り果てた阿部中老(草刈正雄)が「慶喜公(平岳大)を次の将軍に推挙し、機嫌をとって進める」という案を出す。が、「それは見え透いている」と斉彬が「篤姫の才気にかけて、直かに会わせる」と言い、賛同を得ます。
 
斉彬は床上げの祝いとして藩邸で花見を催すことにします。花見で斉昭公に会うこと叶うと知らされ嬉しそうな篤姫。そこに、小の島(佐藤藍子)から大量の書物が届けられます。
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大日本史」。水戸藩第二代光圀が編纂し斉昭が新たにまとめたものにで、これが母英姫(余貴美子)からの指示とは知らず、篤姫は一心不乱に読み進めます。
 
薩摩では尚五郎(瑛太)が、「奥小姓といっても殿が不在では」と気落ちしている。大久保正助原田泰造)とともにお近
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さん(ともさかりえ)を訪ね、西郷(小澤征悦)の近況を伝えます。「斉昭公が殿を蘭癖呼ばわりするので『謹んで欲しい』と言上すると、『死にかけの日本に西洋の薬のどこが悪い。病人を生かすか、殺すか。どちらを選ぶか?』と問われた」という話をすると、尚五郎が「西郷さんが羨ましい」と無念がる。
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花見の宴が催される日、篤姫は初めて斉昭公と対面します。斉昭は篤姫の挨拶に圧倒されます。篤姫大日本史の話を持ち出し、しばし和やかに対面は進みますが、「西洋が我が国を訪れるのは我が国の徳を慕ってのことではないでしょうか、それを打ち払うは何ゆえの攘夷でしょうか」と攘夷と開国の話に触れ始めるとこれまでの空気は一転、「何故それをわしに問う」と斉昭の怒りが爆発。しかしながら「媚びようともせず、合わせようともしない姫」と大層気に入り、篤姫が御台所に適任であると認めたのでした。
江守さんは、あおいちゃんがあまりにも可愛いので、ふたりが語らうシーンは音声がなかったので、アドリブで古事記の話をしたそうです。()
 
斉昭と話が進んだ新大日本史は斉彬から届けられていたものと思っていたが届けてくれたのが英姫だと知った篤姫は、母上の思いやりに感謝するのでした。
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当家のためになしただけ」という英姫の言葉を小の島から聞かされた斉彬は「可愛げがない」と不満を露わにします。篤姫が「当家の恥じとは父上の恥じということ。母上が素直でないのは、心は隠してしまったため。幼いときの疱瘡による痛みがどれほどであったか。誇り高きゆえに悲しみも深く、父上への想いが強いだけに」と素直になれない英姫をかばい、「父上が病に臥せっていた間、寝る間も惜しんで神仏に祈りを捧げていました」と告げます。篤姫は、上に立つ者として、人の痛みが分かる姫に育っていたんですね!
 
英姫の想いを知らされた斉彬は英姫を誘い桜見をしながら、「許せ!しかしまだ時がある。そなたに償う時は」と語ります。かたくなな英姫の心も素直さを取り戻し、顔を覆っていた布を外すのでした。このシーンもじ~んときます。
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薩摩では、尚五郎はお近さんを訪ね不平を漏らす。お近さんから「あなたがいるから兄清猷(沢村一樹)は琉球で安心して仕事ができるのです。酔って不平を言っていれば済むのですか?」と手厳しい言葉を浴びせられます。
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江戸城では、家定が煎餅を焼いています。阿部中老が「良い話がある、水戸様が乗り気の話です」と嫁どりの話を持ち出すと煎餅がうまく焼け、「そなたらでうまく計らえ」と許可がでる。斉彬は西郷に嫁入り支度を急げと命じます。
そして尚五郎が江戸に召し出され、お近さんの激励を受けて江戸へと出立します。
 
斉昭公と篤姫の対決シーンは、篤姫の賢明さ一杯で、あおいさんの印象に重なる名シーンとなりました。(#^.^#)
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