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第17話「予期せぬ縁組」

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安政2年夏。篤姫宮崎あおい)の輿入れは翌年と決まり江戸の薩摩藩邸は浮きたっていました。幾島(松坂慶子)は西郷(小澤征悦)に準備の作り直しを命じます。篤姫
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「そこまで・・」と口を挟むと「将軍の御台所となれば東西唯一のものでないとだめ」と受け付けない。無茶な要求のようであって、この姫のためにという幾島の意地が見えます。
 
一方、家定(堺雅人)は近衛家の養女として輿入れするのがよいという阿部中老(草薙正雄)の提言を「任せる。それよりこれ」と自作のカステラを吟味させる。「姫の人となりなどどうでもよい」と聞こうともしない。聡明な姫というと紹介されても「賢さなど役に立たない」と興味を示さない。
 
薩摩では。尚五郎(瑛太)の江戸行きが決まり、今和泉のお幸さん(樋口可南子)、お近さん(ともちかりえ)に挨拶。大久保(原田泰造)の見送りを受けて発ちます。
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西郷は篤姫の持物を見せて欲しいと訪ねてきます。そこに幾島がやってきて、「英姫様が自分のものを下げくださる」とえらい剣幕。篤姫は「母上様がくださるというのであればありがたい」と言うと、「そのような!」と悔しがる。西郷がその道具を見て、「これが品というものですか」と感じ入ると「五摂家筆頭の近衛家から将軍家に輿入れにふさわしいものを準備するように!」と命じます。英姫(余貴美子)は篤姫が喜んで受け取ったと聞いて「あの姫らしい」と感心するのでした。
 
江戸に着いた尚五郎は斉彬(高橋英樹)に挨拶。西洋のことをしっかり学ぶようにと指示され西郷に会うことに。西郷は諸大名の動きなどを集めている、そして篤姫の輿入れ準備を任されていると明かします。
 
篤姫は尚五郎が江戸に着いたことを聞かされ直ぐに会いに行こうとすると、幾島に「嫁がれるものとしてはしたなきこと」と戒められます。()
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尚五郎は兵学などの講義を聞き、毎日があっという間に過ぎる日々。そんな折に、斉彬に呼び出され、「清猷(沢村一樹)が亡くなった。小松家に養子に行って欲しい、家が絶える。家老になれる家だ。直ぐに帰ってくれ」。「養子に行きます」と答えると「もうひとつ、娘と夫婦になって欲しい」と持ち掛けます。尚五郎は「即答は?」というと、篤姫のところに案内します。
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斉彬の配慮で、篤姫は尚五郎との再会を果たします。篤姫は、斉彬から尚五郎が薩摩に帰ることを聞かされ残念がりますが、「お近さんには力強い」と言い、尚五郎は黙ってしまいます。
斉彬の配慮で碁盤が運ばれ、久しぶりに昔に戻って囲碁を楽しみます。篤姫が「御台所になる気持ちを決めて2年が経ちます。しかし、自分というものが無くなっているように思う。今のままで御台所になれるのかと怖い」と話すと「あなたらしさは失われていない。あなたは大丈夫です。どこに行ってもやり抜くことができます」と励まします。「尚五郎さんに云われると本当にそう思えます。またお会いできますか」「いつかまたきっと」。ふたりはお守りを見せ合い、別れを惜しみます。
篤姫は尚五郎と会い励ましを受けて大きな力を得ることになりました。一方、運命に弄ばれる尚五郎。碁盤を挟み篤姫にはいつものように笑顔で振る舞い励ましますが、その心中を察すると、涙が止まらない。
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西郷は支度品の準備に奔走し、幾島が驚くほど見事にその任をやり遂げ、篤姫も喜びます。
その夜、突然の地震篤姫たちはこの大混乱をなんとか切り抜けます。(安政2102日江戸で大地震が発生一万人という命が失われました)。この6日後、尚五郎は薩摩に戻りました。
御台所となることに不安をもつ篤姫が、尚五郎に会い昔のように励まされ、前に進もうとするところに安政地震。またまた、輿入れに不安要素が出て、心配になります!
                   ***第17話おわり***