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「ジュラシック・ワールド/炎の王国」(2018)

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前作がとても面白かったので、本作、楽しみにしていました。製作総指揮のステイーブ・スピルバーグ、前作で監督を務めたコリン・トレボロウが製作総指揮と脚本を担当し、監督が「インポッシブル」(2012)のJA・バヨナです。これにクリス・ブラット、ブライス・ダラス・ハワードのふたりが再びオーウエンとクレアを演じてくれます。
 
この陣容で、しっかりこれまでの物語のコンテンツを引き継ぎ、バヨナの作家性を生かした「生命は、新たな道を見つける」という強いテーマ性ある物語になっていることに、大満足でした。
 
ジェフ・ゴールドプラムが、イアン・マルコムとして出演し、彼の「(火山災害から)恐竜を救うべきか?」という議会証言から始まり、「脅威に晒されているのは恐竜ではなく、人類かもしれんぞ!」という彼の見解で終わる物語は、このことを強く印象つけてくれます。
このテーマは、原発など今日の世界にあってとても注目すべき問題であり、次作でどう描かれるかと、今から楽しみです!!
 
多くの恐竜が出現し、火山噴火という自然災害が加わり、前作以上に、はらはらトキドキの追跡劇、恐怖・アクション作品になっています。しかし、これまでのものと異なるところは、今作のテーマ絡みで、オーウエンがラプドル・ブルーと出会い絶体絶命のピンチを乗り越えていく物語は、無機質な恐竜物語でなく、情感溢れるものになっていることです。
 
主役の恐竜たちは、実にうまく作られ、お芝居をします。しかし、その特性、新種だというがどう改良されたのか、どれを見ても同じように見えよく分からない、覚えられない。() そこでパンフレットを買うのですが、記述がない。次回には、ぜひ改善をお願いしたいですね!()
 
物語は、
3年前の惨劇以来、人間が放棄したコスタリカ沖のイスラ・ヌブラル島では、“ジュラシック・ワールド”の恐竜たちが文字通り野生化し、島中に棲息範囲を広げて生き続けていた。
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しかし島の火山活動が活発化し、大噴火が迫っていることが明らかとなる。パークの元運用管理者クレアは、ロックウッド財団の支援・サポートを取り付け、恐竜たちを絶滅の危機から救うため、恐竜監視員だったオーウェンに協力を要請し、救出隊を組織して島へ向かう。
島に到着したオーウェンは、ずっと気に掛けていたヴェロキラプトルのブルーとの再会を果たす。しかしこの救出作戦の背後には、彼らの知らない恐るべき陰謀が隠されていたのだったが…。
 
物語は、前段で火山噴火のなかでの脱出劇を、後段で脱出させた恐竜たちをめぐるサスペンスドラマになります。後段で、しっかりテーマに応えてくれるのですが、子供たちが楽しめるかと気になります。
このために、本作ではロックウッドの娘・メイシー(イザベラ・サーモン)、実娘のクローン人間が登場し、大活躍するといううまい設定になっています。
 
前段
冒頭、潜水艇海門をくぐり、海底にでて、堆積する恐竜の牙を採集するところに、モササウルスが生存していて襲われるというシーン。誰が、何のために、何をしていたのか。そして、あっと驚く恐竜で出番であり、本作のテーマに絡む問題なのに、よくわからなかった。()
 
次いでマルコムが議会証言し、政府の支援が得られず、クレアがベンジャミン・ロックウッド(ジェームズ・クロムウェル)の支援・サポートを取り付け、オーウエンを探し出し、セスナで島に飛び、“ジュラシック・ワールド”のオペレーション室を運転開始する一連の行動はテンポよく、これまでの作品の流れがうまく描かれています。
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マルコムの登場。ロックウッドによるこれまでの自己活動の経緯説明。そしてオーウエンが参加をどうしようかと、調教師としてヴェロキラプトル4姉妹(ブルー、チャーリー、デルタ、エコー)を育て上げる姿をビデオで確認するシーンには感動します!これはうまい!
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オーウエンは、ブルーに会って喜ぶ間もなく、いきなりロックウッド財団(実際の運営者:イーライ・ミルズ)の傭兵隊長ケン・ウイートリー(テッド・レヴィン)に麻酔銃で撃たれ、気を失う。ブルーには麻酔のほかに銃弾が撃ち込まれる。
この後、オーウエンはブタ?恐竜()の唾液で蘇生するが、火砕流に襲われ、走る走るという展開。()
 
一方、クレアはオペレーションルームで火砕流とバイオニクスに襲われるが、同行のIT技術者・フランクリン・ウェッブ(ジャステイス・スミス)と
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ともに脱出し、途中でオーウエンに出会う。クレアとフランクリンがジャイロスフィアで脱出を図るが、海に落下。これをオーウエンを救出するという救出劇。()
 
ここでの見どころは、火砕流の脅威と恐竜の大脱走火砕流のなかに消えていくブラキオサウルスの咆哮は切なかったですね!
 
救出作戦といわれても・・。() 恐竜を運搬船に乗せ、脱出させたのはロックウッド財団でした。
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オーウエンらは運搬船の出航にやっとのことで間に合い、そこで瀕死のブルーに会う。ブルーの手術を同行の女性獣医・ジア・ロドリゲス(ダニエラ・ピネラ)が行うが、輸血の血液をオーウエンが採取する。血液提供恐竜は、どの恐竜にも合うという血液型のブタ?恐竜。() ブルーが輸血を受けたことで、後に、ブルーの遺伝子に異変が起きる。
 
後段
オーウエンはロックウッド財団が運営するロックウッド邸(広大な邸宅に恐竜造りと飼育の為の実験室がある)にやってきて、財団の実質的運営者・イーライ・ミルズに会い、恐竜を脱出させた目的が商売であることを知る。
 
オーウエンらは檻に監禁されるが、ブルーの力を借りて脱出する。館では、恐竜のオークションが始まり、商いが順調に進み、最後に新種のインドラプトルがオークションにかけられる。
 
ここからはメイシーの出番。彼女は資料室でオーウエンがブルーらを調教するビデオを観て、すっかりオーウエンのフアンになり、オークションの中止を訴える。
 
オーウエンはブルーをオークション会場に放ち大混乱に陥れる。調子者のウイートリーが麻酔銃で眠らせ、牙を抜こうとして食いちぎられる。これはすざましい光景。悪いやつは徹底的に叩きますね!()
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このインドラプトルがロックウッド邸内を歩き回り、メイシーを狙う。怖いですね!このインドラプトルは欠陥獣ですかね。
メイシーとこれを庇うオーウエンとインドラプトルの戦いが執拗に繰り返される。そして、ブルーの助けで、インドラプトルは邸の屋根から落下し、トリケラトプスの頭部骨格に貫かれて命を落とす。
 
実験室でガス爆発、ついでシアンガスが漏れだし、クレアは邸内にいる恐竜をこのまま死なせるか、逃がすかの大きな決断を求められる。クレアは扉の閉開ボタンを押そうとして、押せなかった。これを見たメイシーが、“自分もクローン”と恐竜たちに同情し、ボタンを押して邸外に放つ。
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このとき、インドミナスの骨を持って逃げようとしたミルズは、メイシーが逃がした恐竜達に驚き、車の下に隠れてやり過し出てきたところをティラノサウルスに喰い千切られるという最期を遂げる。
そして、ブルーは、オーウエンが止めるのも聞かず、振り返ってオーウエンを見つめ、闇のなかに去っていく。
 
「いつ起きるかもしれないことが、予想もしないことが起きた。神様はそこにはいない。脅威になるのは人類かも。我々は脅威に立たされている」、次作を待ちたいと思います。
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