映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

「二十六夜待ち」(2017)

イメージ 1
WOWOWシネマ「真冬のエロテイック・ナイト」寒~い夜を熱くする官能映画セレクションの一本。R-15指定です。
 
井浦新さん狙いで観ることにしました。誤解がないように!()
“いけない”男が、ある女性と出会って“いける”ようになるというはなし。官能映画です。しかし、しっくりと情緒のある話になっていてひと味違います。( ^)o(^ )
 
佐伯一麦さんの同名小説。監督は「海辺の生と死」(2017)の越川道夫さんです。物語の男女を井浦新さんと黒川芽衣さんが演じます。
 
ストーリーは、
震災ですべてを失い、福島の叔母の工務店に身を寄せる由実(黒川芽衣)は、路地裏にある小さな飲み屋で働くことに。店主の杉谷(井浦新)は過去の記憶を失っており、覚えていることは手が料理をしていたということだけ。
周囲の温かな人々に囲まれながらも、杉谷の心はいつも怯え、自分が何者か分からない孤独を抱え込んでいた。ともに心に傷を抱えた由実と杉谷は、やがて引き寄せ合うように心と体を寄り添わせるようになるが……。
 
このシンプルなシナリオが、ふたりの絡みと杉谷のつくる料理で紡がれていき、ふたりの佇まいを観る作品になっています。
 
由美が杉谷の小料理屋を訪れたのは、海からの誘いだったかもしれません。津波の記憶を忘れたい由美。一方、記憶を失った杉谷は8年前の記憶を取り戻したい。
イメージ 2
ふたりは、結ばれるべくして結ばれたが、「いけない」、なんども試すがだめ!
 
「二十六夜待ち」というのが、なんとも意味ありげですね!
 
由美は彼と一緒に記憶を取り戻す旅に出ますが、彼の記憶は見つからない。「一年たてば一年の、二年たてば二年の、今では8年の記憶があります。これから・・・」と一計を案じる。こうして身体にも新しい記憶が出来ていきます。
イメージ 3
井浦さんのふぐをおろす手さばきがすごい!! 黒川さんにもうひとつ勇気が必要でしたね!
***