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第5回「雨ニモマケズ」

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あらすじ:
高座に上がったほろ酔いの志ん生ビートたけし)は、古典落語「芝浜」を語ると思いきや突然東京オリンピックの噺を始める。
時は明治44年、オリンピックへの参加選手を決める羽田の予選会。全国から来た健脚の学生たちに刺激を受け、審査員だった三島弥彦生田斗真)は急遽短距離走に参戦。一方、金栗四三中村勘九郎)は、10里およそ40kmという未体験の長さのマラソンに挑む。
ライバルたちとの厳しいデッドヒートの先に、憧れの嘉納治五郎役所広司)の待つゴールを目指す。
 
ラソンの中継に20分をかけ、これを志ん生が落語で語り、金栗が優勝して差し出された水を飲まなかったことに落語「芝浜」のおち「飲むと優勝が夢になる!」でした。タイトルも平凡、笑いの少ない回になりましたね!
 
豪雨のなかでの日本初の25マイルマラソン、オリンピック予選会。四三、勘九郎さんの走りをじっくり楽しむ回でした。大雨の中、ゴールには歌舞伎の隈取りメイクで入り、“中村屋”。憧れの人治五郎先生に抱っこされました。これまでの伏線全部回収回でした!
 
試合での問題は足袋。四三が播磨屋に改造を申し込むが黒坂(ピエール瀧)に無下に追い返される。ピエール瀧さんの演技を楽しみましたが、それ以上に塩をまく小僧の阿久津慶人ちゃんの名演技に拍手です。
 
孝蔵が、清さんに代わって車屋となり、円喬を客に拾うという幸運。語る落語が「鰍沢」、よく分からなかった。() 

落語がなぜ必要なのかわからない。() おそらく落語で話せば史実の間違いは問われない。しかし、このドラマ期待以上に史実をよく調べているので、落語が面白くない!
 
スヤ(綾瀬かるか)が四三の活躍が載った新聞を切り抜いて嫁入りとは、スヤの恋心に悲しくなりますね。
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明治441119日、羽田運動場では、鉛色の空の下で日本初めてのオリンピック予選会が始まった。
四三たちが羽田で道を間違っているころ、短距離競走が始まっていた。全国の学生が健脚を争うなかで、三島弥彦は審判員を務めていた。しかし、走る選手に刺激され、遂にトラックに出て、ぶちっきりの走りで、100m400m800m走で圧勝してしまう。どうやら初めから走るつもりだったようでスパイクを履いていた。
ここまで喋って、志ん生は舞台でいびきかいて、寝てしまった。
 
一方、四三たちはなんとか間に合い、スタートラインに並ぶとしもうひとり旅を履いた人物、清さん(峯田和伸)がいた。ここからは美濃部孝蔵森山未来)が実況中継するという。わけわからない? 落語が必要なのかな?
 
スタ-トの号砲で雨の中を走り出した。四三(ゼッケン51)は競技場からコースに出るとき19人中、最下位だった。
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横殴りの雨、視界が利かないなかでの走りだったが、六郷橋たりから天候は回復、気絶する者、担架で運ばれる者など落伍者が続出しだした。
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四三はシュシュハハの呼吸で走り、東神奈川の折り返しでは4位に躍り出ていた。野口は途中で腹が減り焼き芋を盗んで食べ失格となった。足袋が脱げそうになったが、試合放棄した清さんの注意でなんとかこれを我慢して走った。
再び雨、ペースを上げて、先頭の佐々木を追いついたが、にらみ合いに10秒続き、佐々木の後を走り続けた。
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目に帽子から出た染料の液が目に染みるが、遂に佐々木を抜き、ゴールに向かって走った。
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競技場に戻ったときは、1位。雨の中に山高帽を振る治五郎が「韋駄天!韋駄天!」と興奮。必死の形相でトラックを走り足袋を脱ぎ捨ててゴールテープを切った。
時間は2時間3245秒、治五郎は「君こそ世界に通じる韋駄天だ!」とこの記録に興奮していたが、倒れている四三を見て抱き抱えた。
四三の「嘉納先生に抱っこしてもらう」という夢が叶った瞬間だった!!
 
永井舎監がよくやったと水を出しと四三がこれを断った。志ん生は「世界記録がまた夢になるといけねえ!(と飲まなかった)」とおちをつけた。() このおちもぱっとしないですね!
 
志ん生、帰宅すると妹の美津子(小泉今日子)や5りん(神木隆之介)に「こんな話、今まで聞いたことがない」と言われる。
志ん生は、清さんから聞いたんだと言い、橘家円喬との出会いを語り始める。
 
この日、清さんは仕事を休み競技会に参加するので、孝蔵に代わりを頼んだ。孝蔵が車夫になって凌雲閣の前で車を止めて待っていて、橘家円喬松尾スズキ)に出会った。清さんは、車で喋る円喬の「鰍沢」に聞きほれ、川下りのところで雨降りに聞こえたという。
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競技終了後、記録の集計を行うと途中棄権13」任、完走は5人。四三の2時間3245秒はロンドンオリンピック記録よりも22分も早く、嘉納は時計の計測間違いあるいた距離間違いかと記録に疑念を抱いた。大森が距離の計測に間違いはないという。
しかし女性記者の本条(山本美月)が「大雨での悪路だったことを考えると」と異を唱える。
 
新聞社は「金栗選手、世界記録を破る!」という号外を出し、寄宿舎では四三の仲間たちが祝勝会を開いてくれた。
 
その晩、体力を使い切った四三は眠れず、兄で手紙を書こうとしたが止めて、予選会を振り返る。勝つための策を考えノートに書き出してみる。排便よし、食事適量、服装・・・。競技場への到着が遅れ食事が採れなかったのが良かった。厚手の冬シャツと帽子という服装もよかった。しかし、課題が残っていた。足袋だ!
 
治五郎は、予選会の成功で天狗倶楽部の連中と飲み明かしていた。
 
翌日四三は、松葉杖にすがりながら、播磨屋に出向いた。() 表には四三の完走を喜ぶ張り紙があった。
四三が足袋の欠点「底の布が弱いしコハゼが取れる」と言い出すと、「俺の足袋に文句つける気か」とえらい剣幕で怒られ、何も言えずすごすごと帰った。このとき小僧の勝蔵に塩で追い返された。() 今回のMVPは小僧の阿久津慶人ちゃんです。
 
三島家。兄三島弥太郎小澤征悦)も母和歌子も新聞を読んで、弥彦の優勝を知ったにも関わらず、何もかたらない。
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女中のシマはこのことを弥彦に伝えると、「これが三島家の定めだ。学生の道楽だ」と言い、「西欧のように女子もスポーツができるかもしれんぞ」とシマに語り掛けた。
 
四三は写真館を訪れ、「世界を意識した顔」で記念写真を撮る。()
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孝蔵は円喬に弟子にしてと申し込んだら「明日も浅草から人形町まで頼む」と言われた。それで凌雲閣前で待っていると清さんが交代にきたが、「以前の俺ではない、酒の博打もやめた」と孝蔵は人力車を返せない。
小梅(橋本愛)が「それじゃ車屋と客じゃないか!」と言うが、孝蔵は気にしない。円喬が出てきて車に乗り、孝蔵が車を曳く。
 
熊本、春野家。
四三の快挙は新聞でスヤ(綾瀬かるか)は知る。父親に記事を切り抜いてよいかと聞くと「嫁入りする娘が・・」、スヤは「そうか、そぎゃんたいね!」と寂しく笑った。
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四三は世界を意識した写真を撮り終えた。ストックホルムオリンピックまであと半年・・・。
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記事 20190204
<いだてん>19年大河、第5回視聴率は10.2%と1.4ポイントダウン 四三、ライバルたちと激しいデッドヒートの末
記事2 20190205
「いだてん」5話は実話に基づく珍事のオンパレード!