二階堂さんの出演作ということで、他作品を置いて真っ先に駆けつけました!
この役は彼女以外の女優さんでは無理だと思いました。(笑)
原作は魔夜峰央さんの「このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉」。未読です。監督は「テルマエ・ロマエ」の武内英樹さん。
周辺県は東京都民から差別を受けて東京へ入るのに行手形が必要で、特に埼玉県民は他県への見せしめにとそれはひどい迫害を受けていた。(笑)
埼玉の子供が病気になっても「そこの草でも食わせておけ!」という有様。
東京一極集中問題をパロっていて、東京都の隠し金を探し出し、周辺県が連携して知事を放り出して、さいたま圏を作り、世界のさいたま化を目指すという痛快な物語。しかし、“くだらない”の一言に尽きるものでした。(笑)
これを演じた二階堂さん、GACKT、伊勢谷、京本正樹さんらには“よくぞ演じた”と敬意を表します!
最大のバカバカしさ。埼玉と千葉の解放戦線が戦う流川を挟んでの決戦、なんと各県が排出した芸能人の写真“芸能人パワー”で勝負をつけるというもの。埼玉県の高見沢俊彦さんに、千葉県県のYOSHIKIさん。勝負がつかない。これに千葉県はうるさいおばさん“市原悦子が勝負玉だという、笑えなかった。(笑)
しかし、大量のエクストラを投入しての映像は迫力がありました! ばかばかしいディス物語が、丁寧に映像を繋いでいて、熱意が感じられる作品でした!!
百美と麗の逃避行。春日部の隠れ屋で百美がサイタマラリアに罹る。春日部蚊が媒介する埼玉特有の風土病で、刺された皮膚に“さ”の文字に赤く腫れるという。初めて知りました。(笑)
治療には東京にある血清が必要と、伝説のクーテターエンペラー・埼玉デユーク(京本政樹)が百美を東京の病院に送り届けるが、埼玉ホイホイにやられて落馬したという。埼玉ホイホイとは何に? 麗は草加せんべいにシラコバトが描かれた通行手形を踏めない!「なぜか埼玉」の歌など、埼玉のディスリを沢山教えてもらいました。これ分かる人は大笑いでしょうね!
二階堂さんが金髪のウイッグに宝塚風白いパンタロン姿。決して笑わず大げさな表情で最後まで目力で演じきりました。(笑) いろいろな役をこなしてきた二階堂さんだから観れます! GACKTさんは高校生役がピッタリでした。(笑)
伊勢谷さん、この役をよく受けましたね。(笑) 真剣な顔でGACKTとの長いキスシーンに驚きました。(笑) 最高の演技は磨さんのあられもない姿の演技、ポロリと見えたらどうなるかと心配しました。(笑) みなさんが一生懸命役にはまって演じるところがおもしろかったです。
主題歌はなわさん作詞作曲「埼玉県のうた」を聞きながら、埼玉はすばらしいということは良くわかりました。
田舎者のわたしには埼玉のディスリがピンとこないで、これまで観た作品で一番くだらないものでした。(笑) しかし、分かる人にはたまらない、よく撮ったと褒めるでしょうね。( ^)o(^ )
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