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宮﨑あおいさんを応援します

「ダンボ」(2019)

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子供の春休みの目玉作品だろうということで出掛けました。物語はシンプルでとても美しい映像。ダンボは可愛くて魅力的。きっと子供たちには想像することの楽しさ、動物を大切に思う心、そして家族を大切にすることを学ぶでしょう。
大人目線でも、1919年当時のサーカスの世界が楽しめ、子供の成長に多様性と個性の大切さを知り、自らの弱さに立ち向かおうとするでしょう。閉ざされた心を開く鍵があるんです。( ^)o(^ )
 
同名ディズニー・アニメ(1941)をモチーフに、「アリス・イン・ワンダーランド」のティム・バートン監督が実写映画化したファンタジー・アドベンチャー
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経営悪化に苦しむサーカス団に象の赤ちゃんが誕生。“大きすぎる耳”のため、“ダンボ”と呼ばれ、観客から笑いものにされてしまうが、戦争から復員したばかりの元看板スター:ホルトの子どもたちミリーとジョーは、偶然にもダンボが羽根を吸い込んでくしゃみをした拍子に、その大きな耳で飛べるようになることを知る。
 
空飛ぶ子ゾウのうわさは瞬く間に広がり、大都会ニューヨークの巨大テーマパーク「ドリームランド」へ招かれる。しかし、腹黒い興行師によって母ゾウと引き離されてしまうダンボ。
ジャンボに会いたいダンボ、会わせてあげたいミリーとジョー。ボルトと空中曲芸師コレット、サーカス団の仲間の力を借りて繰り広げるジャンボとダンボのドリームランド脱出作戦。
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ダンボとジャンボ親子の運命に泣いたり、笑ったり、そして壮大なドリームランドとそこで繰り広げられるスペクタクルな脱出作戦に圧倒されます。
 
主役はダンボ。本当に生き物に感じられ、可愛い。表情特に目の表情がすばらしいですが、言葉を話すことはない。だから、主役はミリーと思ってしまう。() 実は、ミリーを演じるニコ・パーカーは映画「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」のオル・パーカー監督と女優タンディ・ニュートンの娘さんで、可愛くて美しく、良い演技をするんです。だから間違えますよね!
 
テーマは、ほかの人と違うことや周囲に溶け込めない人たちがどう生きるすべを見つけるか、そして家族の絆です。人と違っていても、それを“てこ”に利点に変えて生きる、多様性のなかでどう自分を生すかを問うています。
 
おんぼろだが、威勢のよいメデイチ・ブラザーズ・サーカス。大きな期待で産まれたダンボだが、耳が大きくて皆に笑われ「役立たず」と言われる。しかし、“不思議”に興味をもつミリーは、ダンボの力をいろいろ試すなかで、羽根を吸い込むと耳を翼にして空を飛べることに気付く。
 
母親のジャンポは、ダンボが初舞台でその異形を皆が笑うのを知って、“不憫なダンボ”とサーカステントで大暴れし、死者が出たことで売りに出されることに。この母親の気持ちに涙です。
ダンボがそっと監禁されている母親に会いに行き、母に甘える姿に泣かされます。この親子が一緒に住めるにはどうしたらいいのでしょうか? 
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ダンボが、梯子で登って鼻に吸い込んだ水で火を消する演技で、猿のいたずらで本物の火災が発生。ミリーのとっさの判断で羽根が投げられ、これを吸ったダンボが飛び回り消火する。このシーン、とてもうまく撮ってあり、その迫力に感動させられます!
 
これが評判になり、腹黒い興行師ヴァンデイヴァーマイケル・キートン)に誘われ、団長メデイチ(ダニー・デヴィート)は彼の配下となって、サーカス団は「ドリームランド」にやってきた。このドリームランドは監督の思い入れの強いものだそうで、とてもよく出来ています。
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ダンボで大儲けを企むヴァンデイヴァーの意向で、ダンボは曲芸師コレットエヴァー・グリーン)を乗せて飛ぶという難技に挑むことになる。ダンボはミリーとジョー(フィンリー・ホビンス)の助けを借りて懸命に練習。しかし、うまく出来ないままで本番に挑むことに。
 
ダンボの演技初披露、
ダンボの登場を祝って、ピンクのシャボン玉で形づくった幻想的な象たちが迎えてくれる。華麗なエヴァ・グリーンの空中演技も見ものです!
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いよいよダンボとコレットの演技。ダンボは、高いステージに立って「コレットの飛んでおいで」を聞いたが、ランド内に囲われていた母親ジャンボの声が耳に入り、コレットを乗せないで、テントを出て母親のもとに。ホルトが落下するコレットを得意の綱投げで救った。観客は大喜びだったが、ヴァンデイヴァーが激怒する。
 
ミリーは駆けつけダンボを慰めるが、ヴァンデイヴァーはダンボに母親を忘れさせるため旅に出すという。ミリーはすっかり意気消沈。
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片腕を失って戦場から帰還した父ホルト(コリン・ファレル)は腕の無いことを悔やみ、自分がどう生きるかしか考えられなかった。ここで、やっと母親の亡くした娘の悲しみに気付き、片腕でも出来るとコレットとサーカス仲間の力を借りジャンボとダンボの大掛かりな脱出を計画する。ホルトは娘にそしてダンボに励まされ気づき自分を取り戻し、父と娘が昔のような絆を取り戻しました。
 

この作戦が終わると、メデイチ・ブラザーズ・サーカス団は、集まった芸人の個々の芸を大切にして、昔のようにテント張りのサーカスで人々を楽しませる。そのなかにマリー、ジョーとホルトの家族にコレットが加わっていました。( ^)o(^ ) ジャンボとダンボはどうなったのでしょうか!

 
「ダンボ」竹内まりやさんが歌う♪「ベイビーマイン」がすばらしい。
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