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宮﨑あおいさんを応援します

岩合光昭の世界ネコ歩き「沖縄 久高島」(2019)

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宮﨑あおいさん出演の「岩合光昭の世界ネコ歩き」シリーズ作品は、20153月の「津軽の四季」(2015)、「京都の四季」(2017)「キプロス」(2018)があります。
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あいさんとネコの関係は、アフラックの「まねきねこダック編」、「舟を編む」、「セカネコ」と相性はいいようです。犬派だと思っていましたが()
天璋院もネコ好きでした!! 西加奈子さんもネコ好きです。() さて、今回は、岩合光昭さんとともに「沖縄 久高島」に。
 
久髙島は周囲8㎞、歩いて回っても2時間ほどの小さな島。240人が暮らす神の島。撮影は旧正月の1月。気温は15℃。沖縄とは言え、一月の雨は冷たかったという。
 
沖縄を創世した神アマミキヨが降り立ったとされるハビャーン岬で見つけた白黒の雄シャミ(1歳)と茶系の雌オりオリ(4歳)を追って島のネコ探検に出かける物語。
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岩合さんがうまく物語を紡ぎ、あおいさんが暖かく、優しい目線で追ってくれます。美しい久高島の風景と素朴な人々の生活のなかで、悠々と生きるネコたちの生活がユーモラスに描かれています( ^)o(^ )
 
朝の散歩。昔から続く無舗装の一本道。ゆったりとした時間が流れている。赤いセーターの飼主さんの女性と一緒。青い空とクバの並木を歩く様は、時間が止まっているようです。
 
外間殿という祭祀場を掃除して旧正月を祝う準備をする人達。「皆さんが掃除をするから、この島は綺麗なんだ」と岩合さん。年間30をくだらない神を祭る行事があるそうです。そこにシャミとオイオリが見に来ている。あちらこちらにネコがいる。皆さん、ネコにやさしい。
 
雨。シーサーの屋根の下で雨宿りする茶のネコ、黒いネコ2匹も。ブーゲンビリアの花の下で雨宿りの白ネコ三匹、茶も1匹。晴れてきて、ネコたちが石垣の壁をジャンプしていく様は見事。「最後の一匹は飛ばないんだ!」とあおいさん。このカメラアングルは凄い!!
 
餌の時間。白ネコに餌をやっていたら他のネコも来るようになったというオジサンのところにネコ8匹。ズラリとお尻をこちらに向けて食べるシーンは微笑ましい。()
 
シャミのお出かけ、白ネコ達のところに来て喧嘩を売る。()まだ1才のシャミなのに白ネコたちが目をそらす。面白いシーンでした。「こんどはどこに!」とあおいさん。しかし、シャミは強そうなネコには近づかない。「勝てそうもないもんね」。()この様子をカメラを引いて撮って行く。面白いですね!
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門柱の上シーサーの横にぬくぬくのネコ、鬼瓦のような立派な顔している。()下にも7匹いる。
ここは集落で一番人通りの多い道。ネコも多い。()しかし車は通らないから、路面にどうどう日差しを浴びて寝そべるネコたち。
子供の「けん玉」に食いつくネコ。岩合さんも子供時代を思い出したようでごろっと路上に横になって撮影。()
 
夕方。3才のナツミちゃんがお母さんとネコたちにキビナゴをやる。
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島の東、イシキ浜。「五穀の種が入った壺が流れ着いて農業が始まった」という神聖な場所で数万年前の琉球石灰岩の岩場が続く景観がうつくしい。
干潮で出ている岩場の上を沖に向かって歩いていくシャミ。これを心配そうに見るオイオリ。シャミが海水飲む。これにはびっくり。オリオリの声で戻るシャミ。
 
お爺ちゃんと黒ネコに三線。お爺ちゃんは91歳でネコは10才。船会社を作ったというお爺ちゃんが「昔は麦が穫れたから鼠対策で昔から猫が居た」と言い、得意の三線安里屋ユンタを披露。ゆったりと生活を楽しむ姿がよかったですね。
 
久髙漁港の岸壁を歩くシャミ。「こんなところにも」と驚くあおいさん。「青い海と空、気持ち良さそう」。
 
網に寄ってくるネコたち。彼らは知っているんです。「電灯潜り」という懐中電灯で照らして海中の寝ている魚をモリで突くという漁法に出る船を見送るネコたち。なんと5時間も待ち続けて漁師さんのお疲れ会で出される刺身を貰うネコたちでした。()
 
樹齢100年のガジュマルの樹に登るシャミとオリオリ。「今日はここにお散歩?」とあおいさん。迎えに来たご主人と一緒に家に戻るネコたち。逆光の海。灰色の映像が印象的です!
 
「久高島で印象的だったのは東から登ってくる日の出。そして今シャミとみているのは西のルイギ浜に沈む太陽です。太陽を見ていると神の島にやってきたというのが実感できる」と岩合さん。
「シャミは僕の妖精です。この鈴の音、良いね。また会えるといいね!」と岩合さん、次はどこでどんな物語でしょうか。楽しみです。
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