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宮﨑あおいさんを応援します

「アベンジャーズ」(2012)

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「アドベンチャーズ/エンドゲーム」を観たところで、427テレビ朝日系で放送された「アドベンチャーズ」(2012)を観賞。これを観て、エンドゲームのすばらしさ、面白さが分かった(一見さんです)。この作品から7年の時を経て、どれほどにストーリーが作り込まれ、それを演じた俳優さんが成長、変化してきたかに驚きです。
 
本作のヒーローたち。トニー・スターク(アイアンマン)、スティーブ・ロジャーズ(キャプテン・アメリカ)、ブルース・バナー(ハルク)、ソー、ナターシャ・マラノフ(ブラック・ウィドウ)、クリント・バートン(ホークアイ)が、エンドゲームで再び主役となり登場するので、これから「エンドゲーム」を観られる方は必見です。7年という年月の重さを感じます( ^)o(^ )
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物語は、シールドが兵器活用にと研究しているインフィニテイ・ストーン(テッセラクト)を、ホークアイ、セルヴィグ博士の精神をのっとり服従させて、ロキが奪うところから始まります。
ニックは直ちにスーパーヒーローを集めてテッセラクトを奪回しようと、自らはステイーブを説得し、ロシアで行動中のナターシャにはブルースを、コールソンにはトニーの説得を命じた。
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トニーがアイアンマンスーツで走り回り、アークリアクター利用のエンジン開発に没頭している。自由気ままに行動するトニーと仲睦まじい相棒のポッツの姿に、インフィニティ・ウォーで大敗北し打ちひしがれたトニーが、スーパーヒーローの役割を放棄しポッツとの家庭生活に入った気持ちがよく分かる。
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一方、ナターシアはインドで医療活動中のブルースの説得にあたる。ここでのふたりの出会いは微笑ましい。ブルースのなんとうさんくさい青年であることかと。() 
これが後述の、頭を乗っ取られたクリントらの襲撃でヘリキャリアが大破し、その衝撃でブルースが凶暴なハルクに変貌しナターシアに襲い掛かるということもあったが、これを乗り越えたふたりの友情を思うと、エンドゲームでナターシアが亡くなったことを知ったブルースが涙するシーン。ブルースがガントレットを着けサノスと戦うことを志望したのも、ナターシアへの想いがあったのではと泣けます。
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ロキの所在を掴んだシールドはステレス空母ヘリキャリアでドイツに出向きロキ逮捕に乗り出す。ロキとステイーブの戦いに、トニーが協力してロキを確保。
ロキをヘリキャリアに輸送中に、ソーがロキの説得に現れる、ここでソーとトニーが争うが、お互いの目的が同じであることを知り、ソーはチームに協力することになる。

テッセラクトの威力を取り出し抑止力として利用しようとするシールドの思惑に、トニーが疑問を持ち、シールドを支持するステイーブと激しく対立する。
「鎧を着た無敵の男、脱いだら何が残る。金持ちでプレイボーイ、迫害主義者。本気で戦うのは自分だけ。ヒーローのふりするな!」とステイーブ。これに「君は実験室で生まれた。その能力、暴力も他人が作ったもの。スーツを着て勝負しろ!」とトニー。

こんな険悪な状態になかで、精神を歪められたクリントとロキの仲間に急襲され、ヘリキャリアが大破、航行不能に。危険を承知で艦外に出て修理するトニー、これを援護するステイーブ。お互いが反発しながら惹かれる関係がこれ以降もず~と続く。()
エンドゲームでは、ステイーブが自信喪失で隠遁生活をするトニーを「異次元世界で戦えばサノスを倒せる」と誘うが、当初はこれを拒否するトニーであったが、心には常にステイーブへの想いがあり、密かに異次元に行ける装置を開発していたという固い友情物語は感動ものです。

精神を歪められたクリントとナターシャが対峙する。ナターシャの放った一発がクリントを沈めた。ナターシャはかってクリントに救われ今シールドで働ける身になっていて、ここで献身的に介護し、クリントは元の意識に戻った。
エンドゲームでは、家族を失い東京で自暴自得に陥っているクリントをナターシアが再び救い出し、ふたりで惑星ヴョーミアに赴き隠されたソウルストーンを得ようとして、ナターシアが自らの命を“捨てる”という悲劇。ふたりの関係を知れば知るほどに泣けます。
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この騒動をうまくつかって、ロキはヘリキャリアから脱出。ロキは地球を征服しようと当初から仕組んだ行動。脱出時、ソーを檻に閉じ込め艦外に投げ捨てた。ひどいことをする弟だ!
 
ロキはセプターを使ってスターク・タワーの真上にワームホールを開けてチタウリ軍を呼び寄せた。
これを知ったステイーブ、クリント、ナターシャがタワーに向かう途中で、チタウリ軍の攻撃で混乱するニューヨーク市民に遭遇。スティーブはトニーを支援するようナターシャをタワーに走らせ、市民を守ろうとリーダーシップを発揮して戦闘を指揮する。そこに行方が知れなかったソー、ハルクが駆けつける。ヒーローたちがお互いに庇いながら、チタウリ軍に挑む姿が圧巻です。( ^)o(^ )
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ハルクがロキを滅多打ちする。() そして、チタウリ軍の大型の飛行龍に勇敢に立ち向かう。
 
委員会は、戦況を危ぶみニックのやり方を無視して、戦闘機から原爆搭載ロケットを発射させる。
発射されたロケットにトニーが飛びつき、ワームホールから宇宙に飛び出し、宇宙空間にロケットは放ちチタウリ軍の母艦を爆破した。しかし推力を失って落下するトニーをハルクが救助する。
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トニーの危機に際しての勇猛果敢な戦いぶり。エンドゲームでのガントレットを奪ったトニーのスナップがサノスを倒すという結末は、トニーが担うべき役割だと思え、うまい結末に感動します。しかし、このことでトニーが命を落とすという悲劇。泣けます。
 
ロキから奪ったセプターでナターシャがワームホールを閉じ戦は終結した。集まったヒーローたちは、それぞれの持ち場に戻って行ったが、ニックは危機があれば再び彼らは駆けつけてくれると期待した。
 
この作品を観ることで、エンドゲームを深く理解できます。スペクタクルな戦闘に目が向かいますが、本当の面白さはヒーローたちが時代のなかで結ばれ育った人間関係だと思う。エンドゲームでは、このシーンが何故うまれたのかと微笑ましく、泣けるシーンが多いです。
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