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「マイティ・ソー ダーク・ワールド」(2014)

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インフィニテイ・ストーンを巡る戦い、王位を巡るソーとロキの確執・ロキとは何者か、ソーとジェーンの恋の行方が描かれ、アベンジャー物語全般に深く関わる物語です。前作に比して、ミステリアスな展開で、ビランのマレキスとの大がかりな戦も見どころです。
「エンドゲーム」を観たものには、ジェーンとソーの母・フリッガから目が離せません。そして、ソーの生き方は・・。
クリス・ヘムズワースはまだまだソーを演じたいといっていますので、本作は見逃せませんね。()
あらすじと感想
1000年前、インフィニティ・ストーンの中の一つエーテル(リアリティ・ストーン)を用いて宇宙を永遠の闇にしようと企むスヴァルトヘイムの王マレキスとアスガルドの先々代王ボーとの戦。ボーが勝利しエーテルを奪回して地中深くに埋めた。そして、マレキスたちは何処かに消え去った。
 
どっこい、ロキは生きていた。捕らえられたロキが父オーデインの前に連れてこられ、「私のどこが悪いのですか?ソーのような愚か者を王にするのですか」と楯突く。オーデインは怒り、「赤子のまま死ぬ運命だった!」と牢に留めた。
一方、ソーはヴァナヘイムで幼なじみのシフらと共に戦い、勝利してここにホーガン(浅野忠信)を残し、帰国した。父オーデインは大いに喜び、シフとの縁談を勧めた。
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その頃ジェーンとダーシーと、ダーシーの助手イアンはエリック博士の研究を助けるためロンドンに来ていた。ジェーンは、ある建物の中が重力異常状態にあり、ニューメキシコの時と同じ異常(前作)だと気付く。それを追って闇の中に迷い込み、強力なエネルギーを発する異物(エーテル?)に接触した。
 
ビフレストの番人・ヘイムダルが「惑星直列が始まる。美しいが見るのが恐ろしい」とソーに告げ「監視していたジェーンが見えなくなった」という。
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これを聞いたソーが捜索に地球にやってきてジェーンと再会する。ところが、素っ裸で観測を続けるエリック博士の研究()に疑問を抱く警官らが、ジェーンにも疑惑を抱き逮捕にやってきた。警官が彼女の体に触ったとたんにぶっ飛ぶのを目にしたソーは、ジェーンの安全にとアスガルドに連れて戻り医療検査で、ジェーンがエーテルを吸収していることが判明した。
 
“スヴァルトヘイム”の地が荒れ果て、マレキスが再びアスガルドにあるエーテルを欲しがりだす。エーテルを吸収したジェーンがアスガルドにいる事を知り、腹心のアルグリムを「最後のカースになれ」とアスガルドに送り込んで来る。
 
怪人カースと化したアルグリムは牢の中にいた囚人たちを次々に解放して放ち、マレキスの艦隊がアスガルドを破壊していく。しかし、ロキには手を付けない?
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宮殿に進入してきたマレキスとカースに、ソーの母・フリッガはジェーンを匿いながら戦うが、カースによって殺される。ここでのフリッガを演じたレネ・ルッゾの変わり身の速い戦い方が見事です。これを知ったソーが駆けつけ果敢に挑むがマレキスは船で脱出した。
 
このままではアスガルドが滅びるかも知れないとソーは、父の反対を無視して、シフとヴォルスタッグ・ファンドラル・ヘイムダルを連れ、ロキを牢屋から脱獄させ、エーテルを浴びているジェーンを囮にして、マレキスを誘い出して討つべくスヴァルトヘイムに出立した。
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スヴァルトヘイムに着いたソーとロキは船で漂いながらマレキスが嗅ぎつけてやって来るのを待った。マキレスが現れるやロキがいきなりソーを「俺を信じたか!」と刺し、ジェーンをマキレスに差し出した。
マレキスがジェーンからエーテルを抜き取ったところで、ソーが起き出してマレキスを襲った。しかし、この作戦は失敗に淡った。エーテルはマレキスの手に渡り、マレキスはいずこかへと船で去る。残されたカースらとの戦闘でロキが命を落とした。
 
ところが、ロキはこのあとアスガルドに帰還し、父オーデインに「ソーの姿もエーテルもなかった」と報告した。ロキの本姓は何か。ロキの不可解な行動が本作の面白さです!
 
「私は地球でエーレルを見た。マレキスは星直列で何もかも破壊するため地球にやってくる」というジェーン。ジェーンとソーは地球に戻り、精神病棟に居るエリック博士を連れ出し、ダーシーとイアンと再会した。
 
エリック博士は、研究成果からマレキスらはロンドングリニッジに来ると予想した。
 
まさにそこに、マレキスが宇宙船で部下と共に現れた。ソーがマレキスと激しく戦うが見失った。ソーはジェーンの「惑星が完全に直列する」という知らせで、エーテルのエネルギー発揮を阻止するため、博士の開発した特殊装置でマレキスの宇宙船を発見した。その宇宙船が倒れソーに当たりそうになるが、間一髪でソーは逃れたが、マレキスは宇宙船の下敷きになり死亡した。
 
ソーは父オーディンに戦いが終焉したことを報告すると、「王位につけ」と勧められた。しかし、「私は自分の人生が欲しい。王にはなれない。生涯、アスガルドを守る覚悟ですが、王座は無理です。ロキの方が分かっている。しかし、残忍な心、犠牲心がロキを変えているのが問題だ。私は偉大なる王より、偉大なる男になりたい」と進言し、許された。このソーの言葉が「エンドゲーム」でどう描かれたか?
 
ソーが去った後、実はロキがオーディンに化けていて、「礼を言うのは私の方だ」とロキが正体を表した。(笑)
 
ポスト・クレジットで、ヴォルスタッグとシフが、既に四次元キューブを保管している上にさらにエーテルを保管することを危惧し、「2つのインフィニテイ・ストーンは離しておくべきだ」と辺境の惑星ノーウェアに住むタニリーア・ティヴァンという男にエーテルを渡した。
ふたりが立ち去った後、ティヴァンは「ひとつか、そして5つは・・・」と嘯いた。クレジットシーンがすごく洒落ていてすばらしい!
 
さてこれから、インフィニテイ・ストーンは誰が何の目的に使うのか。さらに、ソーとロキの関係はどうなるのか? とても面白い展開になりますね!!
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キャスト:
ステラン・スカルスガルド:エリック・セルヴィグ
カット・デニングス:ダーシー
レイ・スティーブンソン:ヴォルスタッグ
ザカリー・リーバイ:ファンドラル
浅野忠信:ホーガン
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