映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

「主戦場」(2019)

イメージ 1

キャッチコピー、「ようこそ、『慰安婦問題』論争の渦中(バトルグラウンド)へ」「ひっくり返るのは歴史か それともあなたの常識か」に惹かれ、観ることにしました。120名程の劇場でしたが、ほぼ満席。衝撃を受けました。( ^)o(^ )

 
監督・脚本・編集・ナレーションは、ミキデザキさん。
ネトウヨ」たちをひどく憤らせた日系アメリカ人Youtuberだそうです。全く存じ上げません。
あらすじ:
慰安婦問題について、デザキさんの胸をよぎるさまざまな疑問。慰安婦たちは性奴隷だったのか、本当に強制連行はあったのか、元慰安婦たちの証言はなぜブレるのか、日本政府の謝罪と法的責任とは……。
この問題を検証すべく、日本、アメリカ、韓国、肯定派と否定派それぞれの立場で論争の中心にいる人びとに取材を敢行。さらに膨大な量のニュース映像や記事の検証を交え、慰安婦問題を検証し・・・。
***
各疑問ごとに、肯定派と否定派の主張を交互に対置し、検証や反証を重ね自らの見解を明らかにし、最後に総括という形をとっています。スピードがありすぎました!
 
疑問は、「慰安婦20万人の根拠」「強制連行があったのか」「性奴隷だったのか」「慰安婦を教える必要があるか」「日本国に責任を問う」「日本会議とは」など。
 
慰安婦20万人の根拠」、これは難しいでしょう。それでも、当時の慰安所設置基準や慰安所管理人の話から推定し20万人とする肯定派の意見に好感が持てます。否定派はあまりにも大雑把、品がない。
すでに、この出発点で否定派は論議に負けています。初めに結論ありきの、感情的、観念的なものが多い。性奴隷の話になると、乱暴な意見になり、人としての憐憫の情が感じられなくなる。
 
そして、「日本会議」の加瀬英明氏の表情・語りに、会場に大きな笑が起き「勝負あった」です。ぜひ、会場で確認をしていただきたい。このあと、韓国慰安婦キム・ハクスンさんの告白映像が映し出され、この告白には嘘があるといいますが、彼女の方が信じられそう!
イメージ 2 
最後に「口を出したくないが」と断り「日本は米国と一緒に闘いますか?」と問うてきます。「余計なこと言うな!」と言いたいが、この道に進んでいるのは間違いない。
 
「主戦場」とは何を意味するのか、「“世界に通用する”論議、論点」ではなかろうかと。この視点に立たねば、この問題の解決は難しいと思う
***
慰安婦論争の映画「上映中止を」 出演者の藤岡信勝氏ら

https://www.asahi.com/articles/ASM5Z4KFSM5ZUTIL01G.html