
日本で初めて新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」での実話を基に、未知のウイルスに最前線で立ち向かった医師や看護師たちの闘いをオリジナル脚本でいたドラマ。
国内初の感染者確認は 2020年1月16日、国内で初めて確認された。 次が「ダイヤモンド・プリンセス」だったと記憶。とんだ悪役にされた豪華船だったが、人道的という高い視点に立った、こんなに勇気と希望に繋がるドラマがあったとは知らなかった。日本は凄いと思った。本当の感染菌はマスゴミと固定概念だった!マスコミと政治は日本の弱点かもしれない。
コロナ禍の記憶が映画という形で残ってよかった。医療コーディネーターとしての小栗旬さんの佇まい、よかった。
監督:関根光才、脚本:増本淳、撮影:重森豊太郎、編集:本田吉孝、音楽:スティーブン・アーギラ。
出演:小栗旬、松坂桃李、池松壮亮、森七菜、桜井ユキ、美村里江、吹越満、光石研、滝藤賢一、窪塚洋介。
物語は、
2020年2月3日、乗客乗員3771名を乗せた豪華客船が横浜港に入港した。香港で下船した乗客1名に新型コロナウイルスの感染が確認されており、船内では100人以上が症状を訴えていた。日本には大規模なウイルス対応を専門とする機関がなく、災害医療専門の医療ボランティア的組織「DMAT」が急きょ出動することに。彼らは治療法不明のウイルスを相手に自らの命を危険にさらしながらも、乗客全員を下船させるまであきらめずに闘い続ける。(映画COMより)
あらすじ&感想:
〇2020年2月3日、深夜3時45分、ここから物語が始まる。
ダイヤモンド・プリンセスから一名のコロナ感染者がストレッチャーに乗せられ海上保安庁の巡視艇に移された。クルーズスタッフの羽島(森七菜)は「今日から1週間客室管理は禁止、すべての乗客は部屋から出さない」と知らされ、非常扉を開きストレッチャーを送り出しよう指示を受けた。
深夜、湘南市民病院のソファーで仮眠中の医師・結城(小栗旬)は携帯の音で起こされた。神奈川県庁緊急管理課の平田(小松和重)から「横浜港のダイヤモンド・プリンス号から新型コロナウイルス菌患者が出た。保健所指定病院に対策本部を設置、そこでのDMATの指揮をお願いします」という電話だった。
当初結城はDMATは災害対応で感染症対策は専門外と断わったが、県はDMATでしか対応手段がないことを知って、これを受けた。DMATが融通の効かない官庁組織でなくてよかった。
結城は直ちに現場を指揮する医師・仙道(窪塚洋介)に医師・看護師の受け入れ準備を命じ、医師の眞田(池松壮亮)の勤務状況を確認して招集を掛けた。
〇プリンセス号コロナ感染対策本部の立ち上げ、感染者収容能力が問題化。
結城は対策本部で厚労省から派遣された立松(松坂桃李)、平田に会った。立松は平田に「国内に持ち込まないよう願います。病院までの搬送は、消防車は、病院は・・」と国の役人らしい問い掛けをした。

平田は「41床を交渉中」と答えた。立松は「いくつ了解が取れている」と不満。国の役人ならこの程度の横柄な言い方は普通。(笑)結城は「昨夜10名で全部使いつくした。41名の新疑義者はひとりも搬送できていない、どこも引き受けてくれない。自分のところから広がったとなると病院が潰れると断られる」と発言した。
平田が「各課を当たり47床確保する。お願いがあります。DMATを船の乗り込ませてくれませんか」と結城に要請した。立松も「船には医者が3名しかいない」」と平田に同意した。結城は「無理!」と断わった。立松が「ウイルス専門部隊など日本にはない(偉そうに言うな)。誰かがやらなければ、お願いするしかない」と言った。
結城は立松とプリンセス号を視察。
移動する車の中で立松は「県では不安だから関東感染学会に応援を求める」と話した。現地に着くと、隊員たちは防護衣をつけプリンス号に乗り込むことろだった。結城は眞田を見つけ「自分の身は自分で守れ!」と指示した。

このころ中央TVの編集室では、
編集主幹の轟(光石研)が「面白くなりそうだ。ボランティアのDMATが船に乗る」と記者の上野(桜井ユキ)に発破をかけていた。65歳の外人が発熱で寝込んでいた。診断にも言葉で苦労する。しかし、DMATはこの状況には慣れている。
結城は仙道に“DMATがやるべきかどうか”の意見を求めた。
仙道は「当然だ。隔離は検疫が乗り込んで2日後だ。すでに感染は広がっている。感染ではなく既往症で弱っているものがいる。言語の問題で時間が掛かる。陽性でもピンピンしているものもいる。搬送はトリアージでやる」と許可を求めた。結城は「47床はウイルス用だ。無理だ」と断った。仙道は「俺たちは厚労省に満足してもらうために船に乗ったわけでない」と反論した。立松が「感染を持ち込まないことを最優先する」と答えた。
結城は立松に「一度失敗しているから分る、厚労省は理解できない」と再考を促した。立松は「理解してもらう必要がある」と結城に釘を刺した。
仙道が参集したDMATメンバーに「搬送は今命が危険にある人、リスクの高い基礎疾患を持つ人、次が高齢者、子供、陽性でも健康な人はカテゴリ3だ」と指示した。メンバーの中から「陽性なら優先では?」というものもあった。

〇プリンス号から搬送される状況を取材する中央TV。
「何故こんなに時間がかかる、全員のPCR検査だ」と搬送者は現れるのを待っていた。「患者を入院させるだけでいいのに、こんなに簡単なことが?」と上野は放送。編集室では轟は「広がったな!面白くなった」と呟いた。上野は「まだこれからです、水が足りなくなるようです」と伝えた。
休憩中に眞田医師は「搬送された患者は病院に着いた」との報告が入り、ホットした。眞田が「発熱患者はどのくらい?」と仙道に聞くと「陽性率は50%を超えている。検査はもういらんレベルだ」と言った。
〇「プリンス号は給排水作業のため一時外洋に出る(24時間)」と船内アナウンスがなされた。この間緊急患者搬送ができなくなる?
対策本部の平田は「まだ何十人も搬出必要者はいるのに」と心配した。結城は福島の原発事故時、放射能を危ぶみ30km圏内避難で200kmもバスで移動した際、老人たち45人が亡くなったことを思い出していた。
結城は「厚労省は新型ウイルスが国内に広がらないことを考えるが、乗客の命は次になっている。俺たちは命を最優先に考える。24時間港を離れると死人が出る、昼までに全員(緊急を要する者)降ろす。新型コロナ発生届について発生時期要件は不要とルールを変えてはどうか?」と立松に意見具申した。
結城はプリンス号の出航延期を求めた。。
プリンス号の離岸予定時刻1200と決まった。
仙道の元にクルースタッフから2000枚の退船依頼書が届けられた。仙道は「一度には無理」と跳ね返した。「しかし、河村(美村里江)のようにコロナではないがインシュリン注射が切れたら危ない人は急ぐ」と話した。河村には船内医師からインシュリンが補充され、船内待機が決まった。
米国人夫妻の夫の症状が悪化した場合の対応。
眞田医師は夫・レナードを携帯による通訳で妻・バーバラと話しながら診断していた。眞田は「レナードは感染者。同じ部屋にいたからバーバラも感染している、約束します、我々チームは奥さんの安全を保障します」とレナードを納得させ、バーバラを船に残して救急車に送った。

立松が「発生届は事後申請でよいよう調整中、結城先生のアイデアを少し改善して使用することにした。もうすこし、嘘で乗り切ることにした。私も人の役に立ちたい」と結城に歩みよる姿勢を見せ始めた。
1830プリンス号は出航した。65名が下船した。
〇プリンス号は給排水を終え横浜港に帰還。問題が山済みだ!
乗船客が不満のプラカードを掲げていた。中央TVは「船内に3000人以上が足止めされている。対応の遅れに不満が出ている」と報道。編集主幹の轟はこれを見て「いいね」と喜んだ。
対策本部では立松が「後回しされた人たちに不満が出ている」と結城に対策を求めた。結城は「マスコミは煽り過ぎだ!家族が重複しているのが心配だ」と答えた。
バーバラ夫人が海に飛び込もうとする事件が起きた。
クルーズスタッフの羽島が見つけ止めた。夫人は「夫が意識を失ったと連絡があった、会いたい」という。羽島が「レナードさんの症状を調べ、必ず知らせます」と約束した。羽島は眞田に「レナードの症状を確認して欲しい」と求めたが、真田は「すいません、仙道先生に相談して」と断った。

「検疫官が感染、乗客でなく検疫官だ」と大大的にニュースが出た。
仙道が「入港時の検査で感染した?(我々の問題ではない)」と結城に伝えた。結城は「DMATから出ていたら死亡集団といわれた」と安堵した。仙道から「俺たちは命を大切にしている。評判なんか心配するな!」と注意された。
羽島はバーバラ夫人の件で仙道に相談した。
仙道は「検疫が断るかも知れないが、命は大切だ。船から降ろすことを考える。待っていてくれ!いつかは分らん」と羽島に約束した。
関東感染学会が「撤退する」と結城に伝えてきた。
結城は仙道にこのことを確認すると「俺のところにも相談にきた。感染が怖いんだ」と答えた。結城が「隊員の感染処置は適切か?」と聞いた。仙道は「船の外から大丈夫かと言われても分らんよ。感染している現場にいるんだから指示出しているのは俺たちだ!」机を叩いて怒った。
こういう話を聴くと現場の空気が伝わり泣けます。
結城は「患者の家族が病院に行かせろと言ってくる。どうしたらいい?」と仙道に聞いた。仙道は「連れて行けと俺は言っている。拙いか?やれることは全部やる。DMATでお前が言っていることだ」と言い返してきた。
検疫官(利重剛)が仙道に「あんたは専門外、バーバラ夫人は検疫検査が終わってない」と病院に行くことに反対したが、「専門外とか言っていたら何も出来ない。医師をつけて病院に送る」と約束し、結城にこの件を決着させることにした。
結城が検疫官に電話で「異国に来て、しかも最後になるかも知れない。夫の側に居れないのが当たり前ですか?」と話した。検疫官が「私の仕事ではない」と答えた。結城は「プリンス号は感染災害だから我々の出動案件ではない。でも我々は出動を決めた。何が人道的かを考えるべき!人道的に正しいと考えたからです。下船許可をお願いします。バーバラ夫人は米国籍、国際問題になりますよ、DMATが責任を」持つ」と説得した。
仙道は検疫官から「責任を持てますか?」と聞かれ「若い看護師をつける」と答えた。
中央TVが「誰かが出てきた」とバーバラ夫人の案件を報道した。
結城は立松に「やっぱりダメだった」とこの案件を話すと「感染者が陰性であっても擬陽性として入院させる。厚労省には報告済。こうするのが正解だと思う。感染者が一緒に居たいというならほぼ陽性でしょう。今後患者の対応にはこの方法がいいかもしれない」と答えた。
バーバラは昏睡状態のレナードに会い懸命に介護を始めた。
バーバラは羽島に「あなたがここに連れてきてくれました。日本の皆さんに感謝です。主人は必ず目を覚まします」とメールしてきた。このメールは船内掲示板に張り出された。
インシュリン患者の河村は「TVで何故本当の船内の姿を取り上げてくれないのか?」とSNSに載せた。
結城は仙道に「DMATの活動は続行するしかない。ここで引いたらダメになる」と伝えた。仙道は「迷いはない。最初に電話を受けたときから決まっている」と答えた。

立松が「感染患者を引き受けてくれるところが見つかった」と結城に知らせた。
〇このタイミングで、「プリンス号の感染対策実態」と称する暴露動画が出てきた。
この動画、編集主幹の轟が「すげえのが出た」と喜んだ。本当のこのバカ者がと言いたくなる。
感染症専門家の六合(吹越満)の暴露動画内容、
「なぜか1日で追い出された。DMATのチーフに感染の仕事をせよと言われたが、ウイルスのいない安全ゾーンとウイルスがいるかもしれない危ないゾーンの区分が出来ていなかった。プロの専門家が居ない、厚労省の者も聞く耳を持たない。DMATを責めるつもりはないが、船から戻ると病院で仕事をする。ここヵら感染が広がる」というものだった。
動画がDMATの活動に与える影響は大きかった。
TVは「食事は客室から客室へと運ばれ、DMATの人が病院で働くと嫌がられている・・・」と確認もしないニュースを流す。轟は上野に「DMATのコメントを取ってこい」と命じた。
仙道のところに隊員から「所属病院にクレームが来ている。船に乗ってる先生を病院で働かせていると電話が鳴りっぱなしだ」と報告がきた。
「看護師が保育園が子供を預かってくれない、他の親たちが嫌がりうちの子供が行くなら子供を休ませると言われる」とTVで報道される。上野はTV報道に疑問を持ち始めた。
DMATの看護師感染への対応
結城は感染研究所からDMATの看護師が感染したと知らされた。結城はマスコミが面白がると思った。
立松は上司から「看護師の補償、自分の志望で船に乗ったのに何んで厚労省がやる」と補償を断わられた。立松が「DMATに私が頼んだ」というと「それが間違いだという意見が出ている。嘘つきにやらせたいのか」と叱責された。立松は頭にきた。
〇結城がプリンセス号内のマスコミ報道影響を調べた。
7チーム中5チームがキャンセルという状況だった。診断要請数は70件でまだ要請がある状況だった。
中央TVから取材要望が来た。眞田が「六合動画で支障が出ていることを伝えるべきだ」と具申したが、仙道が「反論しない」と言い、結城も「反論より治療に専念だ」と断ることにした。眞田が「私の家族は誰が考えてくれるのか?自分がコロナに罹るのは怖くないが家族が差別に合うのが怖い、子供が学校でいじめられる」と本音を吐いた。
結城は船内を視察した。
ゴミが積み上げられていた。収集業者が居なくなっていた。これを船会社の責任にするのか?
クルーの狭い部屋に咳き込み寝込んいるサービススタッフがいた。結城が診断した。名はアリッサ、「家に帰りたい」と泣く。熱発だった。立松が「どこの病院も嫌がる」と言った。結城は「外国人を嫌がるのは病院支払いが原因だ。厚労省で支払うよう要請してくれ。クルーとうちの隊員は誰にも心配してもらえない。俺は心配してやりたい」と立松に話した。
上野が桟橋で結城を捕まえた取材を申し入れた。
結城は「自分に良い処だけ切り取られるから時間がない。面白がっていませんか?船の人の無事を願って報道していますか?」と断った。上野は「失礼しました」と謝った。
結城は対策本部に戻り、「乗客2名が死亡、亡くなったのは搬送先の病院だ」と立松から知らされた。TVは「狭い部屋に閉じこめられ感染が広がってる」と報道していた。
結城は湘南市民病院の理事会から「これ以上出るなら病院を辞めるというナースが出ている。うちの病院の感染床は6床、これをあなたが拡大を受け入れた。クルー船が送ってくるからだ」と詰問された。
結城は「それを云うなら病院を止めたらいい。医療に関わる全てから手を引くべきだ」と反論した。理事から「何を言っているのか分かっているのか」と叱責され「新型コロナを看ることは医療の本来業務です。我々が見は放せばプリンセス号の患者は助けられない、皆さんの協力が必要です」と謝った。
結城は立松に病院を探すように依頼した。平田は「手を挙げてくれるが地域の反対、従業員が見つからない。」と嘆いた。
〇結城が次の段階、「早く船から下船させるべきだ」と考えていた。
結城は「すでに14日間乗客の接触はないから街に出ても感染は極めて低い。警戒すべきは家族が陽性になった場合、更に14日の隔離が必要になる。そのまま船内にいると最悪、限界、自殺者が出かねない」と考えていた。
一方、中央TVでは上野が「路線変更したい」と申し出ると、轟は「2名の死者が出た。港を監視してまだ騒げる」という。上野は「今度は何故隔離しないかですか、隔離していたときは何故下船させないかで騒いだ」と反論した。轟は「それがマスコミだ、嫌なら人を変える」と言った。
立松が「確実ではないが、病院をそっくり借りられる」と結城に伝えた。結城は「さすが厚労省!」と喜んだ。結城は仙道に「愛知県の出来たばかりの病院が借りられるかもしれない」と伝え、「TVはボロクソだが、そっちが大丈夫か?」と聞いた。仙道から「こんな時のために医者や看護師になった連中だ」と返ってきた。
結城は中央TVの上野から取材を打診され、「少しだけ」と受けることにした。
結城は「濃厚接触者を県外に搬送する。自衛隊と警察が関わる。マスコミは派手な映像が採れる。今度は追いかけないようにして欲しい。乗客も船に乗っていることが知れると大変なことになる。家に帰ることに何の支障もない人ばかりだ。これを壊さないで欲しい」と情報提供した。
上野は「放送には使わない」と断り「もう一度この災害があったら同じ対応をするか?」と聞いた。結城は「日本には米国のような感染専門の病院がない。完璧な防護をしようとすると数日かかる。その間に何院もの乗客が亡くなる。完璧でなくても船内の乗客にいち早く医療を提供したいと思った。限られた選択岐の中で最良の方法だと思っている」と答えた。
〇濃厚接触者の愛知県藤田病院への搬送、
警察の誘導で陸自のバス2台、ドクターバス、家族バス、トイレットバスで1800出発。今回は立松も乗り込んだ。
上野ら報道陣は出発を写し、車両を追うのは止めた。高速道路に乗り、あとわずかというところで3名の症状が悪化、一時停車して車内で応急処置した。付近に病院は確保できないと判断して藤田病院に急いだ。
このタイミングで六合が動画を取り下げたという情報がSNSに載った。
藤田病院は完璧な動線を構成し、患者たちをスムースに講堂に誘導して診断、患者分類して病室に収容した。この際、親を亡くした6歳の兄は陰性で4歳の弟は陽性判定の兄弟は別々に収容されることになったが、兄の「弟となら死んでもいい」という意見を聞いて、一緒の病室に収容した。

患者の収容を完了した藤田病院の担当医師・宮田(滝藤賢一)が防護衣を脱いで自販機のコーヒーを飲みながら眞田に「うちは開業前だ。何かあるとうちが殺したと言われるが何もなくてよかった。沢田先生どのくらい船に乗っていた?」と聞いた。「9日間」と答えると「これからは日本はコロナで大変なことになる。俺にもいろいろ教えて欲しい」と言った。
〇プリンセス号では残留乗客全員に下船案内が下った。
「本日帰宅する皆様は荷物タグに指定された色、番号が放送されるまでお部屋でお待ちください。2週間ご苦労様でした困難な道のりを共に進み大きな心の支えとなりました。感謝します」と。
2020 年3月1日、隔離開始から25日後3700人全ての乗員乗客が下船した。最後の一人は船長だった。2022年2月8日、DMATの活動要領に新興感染症の蔓延時、傷病者の生命を守るため、厚生労働省が認めた災害派遣医療チームが日本DMATであるという一文が加えられた。
まとめ:
コロナ禍からすでに6年、忘れかけたところにこの作品、改めてコロナ禍の出来事を思い出すことができた。先ず、これがよかった。
未知の危機にどう対処するか。
既成の方法や規則では対応できないときに何を支えに活動するか。時系列で事件を追いながら状況に合わせうまく教訓を引き出した脚本が良かった。これを悲観的でなく前向きに使命を果たそうとするキャストたちの演技がすばらしく、勇気が貰える作品になっているのもよかった。
ウイルス汚染の最前線で働く組織の使命、
DMATの「命を救う」と厚労省・検疫官のお役所の「感染を持ち込まない」、さらに中央TVの「これを面白くして視聴率を稼ぐ」。それぞれの組織が持つ3つの使命が衝突、ここから新しい使命が生まれてくるところにこのドラマのテーマがあった。
これを解く鍵が「人道的立場で考える」だった。すべてがここに集約されてダイヤモンド・プリンセス号騒動が終結するラストがすばらしい。
各組織が相互に細かく調整しなから、命を大切さ優先して濃厚接触者・患者を病院に搬送、その他の乗員乗客が無事に下船。後に乗船客、外国からも高い評価を得たことが分かる。
ダイヤモンド・プリンセス号の事案に限らず、コロナ禍で苦しんだ記憶が沢山出てくるドラマでした。コロナ禍の記憶としてこの作品を残して置きたい、そんな気持ちにしてくれる作品です。
*****





































