映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

私の名作劇場

「戦場のピアニスト」(2002)原題:The Pianist

2002年度製作作品。名作中の名作。ナチスドイツ侵攻下のポーランドで生きた実在のユダヤ人ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの自伝の映画化、監督はポランスキーで彼もまたポーランド人の両親のもとに生まれ、収容所で母親を亡くし、各地を放浪して…

「シンドラーのリスト」(1993)ホローコストの奥にある“戦争の狂気”を描き、「不戦」を訴えた作品!

スティーブン・スピルバーグ監督が、ナチススによるユダヤ人大虐殺から多くの命を救った実在のドイツ人実業家オスカー・シンドラーを描いた名作。 恥かしながら、本作未鑑賞でした。「フェイブルマンズ」(2022)を観て、そのうち観ようと思っていたところに…

「フォレスト・ガンプ 一期一会」(1994)

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのロバート・ゼメキス監督と「グリーン・マイル」「プライベート・ライアン」などで知られるオスカー俳優トム・ハンクスが贈る、米アカデミー賞で作品賞含む6部門を受賞した、今なお色褪せない映画史に残る傑作。…

「素晴らしき哉、人生!」(1946)幸せはよき妻を持ち、人のために働き、愛する故郷・友を持てたこと。

クリスマスに観る作品としてとても評判のよい作品。時期を失していますが、自分の人生をどう評価すべきかとDVDで観ることにしました。冒頭に淀川長治さんの解説付きというもの。 監督・製作:フランク・キャプラ、原作:フィリップ・バン・ドレン・スターン…

韓国映画「はちどり」(2018)

1990年代の韓国を舞台に、思春期の少女の揺れ動く思いや家族との関わりを繊細に描いた人間ドラマ。とても評判のよい作品。WOWOWシネマ初放送で鑑賞しました。 監督・脚本は本作が初長編となるキム・ボラ。監督自身の少女時代の体験をもとにした作品とのこと…

「ミスティック・リバー」(2003)登場人物全員の運命の行く末に泣いた!

クリント・イーストウッド監督作品ということで、WOWOWで初観賞です。原作は全米でベストセラーとなったデニス・ルヘインの同名のミステリー小説、未読です。タイトルはマサチューセッツ州を流れる実在の川だそうで。 第76回アカデミー賞で作品賞を始めとし…

「モダン・タイムス」(1936)進取の気性に富む勤労者を讃える物語です«(笑)

チャールズ・チャップリン作のなかでも1、2を争うといわれる作品。NHKBSプレミアムで観賞しました。 1930年代、大恐慌時代の労務者の悲哀を描いた作品。バブルで過剰生産に駆り出されたチャーリーという“ちばけた”男が生産工程の自動化という単純作業で精神…

「ミリオンダラー・ベイビー」(2004)“愛”を尊厳死で描く結末に泣かされます。

クリント・イーストウッド監督作。第77回アカデミー賞において作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞の主要4部門を制した作品。 初老のトレーナーが極貧出の女性ボクサーをわが娘のように育て上げて、タイトルマッチ戦に挑戦するが、再起不能の重傷を負う…

「鉄道員」(1956)

主題歌「鉄道員のテーマ」はどこかで耳にしているでしょうが、このタイトル?なんの話?(笑) それほどに地味な話で、胸に刺さる家族の話なんです。戦後10年、電気機関車が牽く急行列車の機関士は憧れの職業のひとつ(日本でも同じでした)。「機関士の俺は特…

「ライムライト」(1952)人生は願望だよ!願望が人生を決めるんだ!

チャプリンにとって米国での最後の作品。ロンドンでの本作プレミアに向かう船の中で、国外追放命令を受けるという運命的の作品です。このことが色濃く出た、チャプリンの集大成作だと思います。 ロンドンを離れ米国に渡り俳優としての地位を得た1914に立ち戻…

「愛と青春の旅だち」(1982)An Officer and a Gentleman

青春映画の金字塔ともいうべき作品。久しぶりにNHKBSプレミアムで観賞。原題がAn Officer and a Gentlemanであったことに驚いています。(笑) 原題のほうがよく内容が伝わるように感じました。主題歌を聞くと邦題も捨て難い! いわくつきの孤独な青年が一発奮…

「羅生門」(1950)「デジタル完全版」

NHKBSプレミアムで撮り貯めていた作品。このコロナ騒動で取り出しての観賞でした。随分昔に観ていますが、記憶は曖昧! 戦後5年、ユニセフからミルクの寄贈を受けて学校給食にミルクが出るようになり、朝鮮戦争が始まったのがこの年。まだまだお腹が空いて、…

「アラバマ物語」(1962)To Kill a Mockingbird

黒人の冤罪と戦うブライアン・スティーブンソン弁護士の実話物語「黒い司法 0からの奇跡」(2019)を観て、同じように戦った弁護士物語があることを知り、偶然にもNHkBSシネマで放映され、これで観賞しました。驚きました!まさにスティーブンソン弁護士はこ…

「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」(1998)

天才並みの頭脳を持ちながら、幼児期のトラウマが原因で周囲に心を閉ざし非行に走る青年と、妻に先立たれ人生を見失った精神分析医との心の交流を描いた物語。監督は「ドラッグストア・カウボーイ」のガス・バン・サント。脚本はマット・デイモンとベン・アフレ…

「Love Letter」(1995)

「Last Letter」の公開に合わせてWOWOWで放送され、初めて本作を観ました。岩井俊二さんの劇場用長編映画監督第1作ということで、恋愛映画に必要な要素が全部入っているのではないかと思うほどに、随分と気合の入った作品だとおもいました。今でも人気の高い…

「わが母の記」(2012)いつになっても子を思う母の愛、見とれなかった息子の無念!

井上靖の自伝的小説「わが母の記」3部作の映画化。監督は原田正人さん。昭和39年を舞台に、幼少期に母に育てられなかったことに葛藤を抱き距離をとって暮らす小説家伊上洪作が、家族に支えられながら、記憶が薄れていく母・八重と母子の絆を確めるというもの…

「秒速5センチメートル」(2007)青春における特別な一瞬!

「天気の子供」」(2019)のなかで、帆高と陽菜がホテルに泊まるシーン。監督は「北の国から87“初恋」に、人生にはこんなことがあるんだと胸が高鳴り、「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」で繰り返し書いたと言い、「誰の人生にもそういう一瞬があるはず…

「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」(1992)

盲目の退役軍人と、その道案内役の青年が共に旅をするうちに心を通わせていく姿を描く人間ドラマ。監督はマーティン・ブレスト、主演アル・パチーノがアカデミー主演男優賞を受賞しています。https://ja.wikipedia.org/wiki/セント・オブ・ウーマン/夢の香り…

「長い灰色の線」(1954)陸軍士官を育てることに人生を掛けた食堂勤務員の熱い生き様!

アイゼンハワー、マッカーサーがいかなる教育環境で育ったか。米国ウェスト・ポイント陸軍士官学校を舞台としたマーティ・マーの自伝を映画化したもの。 監督:ジョン・フォード、脚本:エドワード・ホープ、撮影:チャールズ・ロートン・Jr、音楽:Morris W…

「レオン」(1994)

NHK「BSプレミアム」で初観賞、名作でした!! 孤独な殺し屋と、家族をギャングに殺された少女が心を通わせていく物語。 銃乱射に恐怖し、ふたりが出会って心が通じ会う姿に笑って癒され、最後の銃撃戦での殺し屋の自爆に泣かされるという、映画の面白さが全…

第50最終回「一本の道」

明治元(1868)年の暮れ、天璋院(宮﨑あおい)は住居を赤坂の紀州屋敷に移し、徳川宗家を継いだ亀之助(小林海人)は、名を家達と改め駿府で過ごしていました。 訪ねてきた勝(北大路欣也)から「家臣たちは田畑を開き、商売を始めるなど懸命に新しい暮らし…

「ゴッホ最後の手紙」(2017)

キャチコピー「世界初、全編が動く油絵で構成される体感型アートサスペンス」、しかもゴッホの死の真相を明かす物語だという。これはもう観ないわけにはいかない。(#^.^#) 原題「Loving Vincent」、監督ドロタ・コビエラ、すばらしい作品でした! 冒頭、「こ…