映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「哀れなるものたち」(2024)エマ・ストーンが演じるフェミニズム、自分の体だ!人に任せるな!

「女王陛下のお気に入り」のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再タッグを組み、スコットランドの作家アラスター・グレイの同名ゴシック小説を映画化作品。グレイは「フランケンシュタイン」の作家メアリー・シェリーをモチーフに書いたという。…

「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」(2024)歌舞伎町、“なんとかなる!”とPOPに生きる!

「ミッドナイトスワン」の内田英治と「岬の兄弟」「さがす」の片山慎三が共同で監督を務め、出演者に伊藤沙莉、竹野内豊、北村有起哉が名を連ねる。当県では上映館がなくWOWOW放送時に観ることにしました。 新宿・歌舞伎町を舞台にブラックユーモアたっぷり…

「対峙」(2021)“罪を憎んで人を憎まず“、この言葉の重さを考えた!

高校銃乱射事件の被害者家族と加害者家族による対話を描いたドラマ。このキャッチコピーに、WOWOWで観ることにした。 監督・脚本:「キャビン」などの俳優フラン・クランツ、初監督・初脚本です。 撮影:ライアン・ジャクソン=ヒーリー、編集:ヤン・ホア・…

「モリコーネ 映画が恋した音楽家」(2021)荒野の用心棒は屈辱だと探す映画音楽の旅!

「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督が、師であり友でもある映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネに迫ったドキュメンタリー。 いくつかの作品は観ているがどのような人なのかほとんど知らない。音楽音痴が感想書くのもおこがましい…

「1秒先の彼」(2023)不思議な物語だった!20年間の積り積もった初恋の記憶に泣けた!

監督・山下敦弘と脚本家・宮藤官九郎が初タッグを組み、台湾映画「1秒先の彼女」(2020)をリメイクしたラブストーリー。原作の舞台を京都に移して男女のキャラクター設定を逆転し、周囲よりワンテンポ早い男性とワンテンポ遅い女性の“消えた1日”をめぐるフ…

「劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室」(2023)待っていては救えない命がある!熱血彼らに涙!

能登の地震災害を見て、今、この作品をみたとき、待っていては救えない命があることの意味が重く圧し掛かる。家屋の下敷きになり誰かが助けてくれると頑張りながら亡くなった人に申し訳ないような気分です。 林官房長官の地震直後の記者発表(これも遅かった…

「コンクリート・ユートピア」圧倒的は演技力で、痛みを共有できないならユートピアはないと訴える

2023年度韓国製作作品。年明けの劇場鑑賞作品の第1作目として選んだのがこの作品。大災害により荒廃した韓国・ソウルを舞台に、崩落を免れたマンションに集まった生存者たちの争いを描いたパニックスリラー作品。 第96回アカデミー賞国際長編映画韓国代表作…

「映画めんたいぴりり パンジーの花」(2023)よか人情噺に、たっぷりと博多が楽しめる!

めんたいこ製造販売「ふくや」の創業者川原俊夫をモデルにした劇場版2作目。 前作がとても面白かったのでWOWOWで観ました。 前作は戦後、大陸から引き上げ、昭和30年代に博多中州に店を構え、釜山の総菜であった明太子に改良に改良を重ね、博多辛子明太子を…

韓国映画「ハッピーニューイヤー」(2021)美しい!いい話が沢山あって、ごちゃごちゃするけど!

能登半島元旦地震に羽田空港での日航機炎上という暗いニュースから年が明けました。とても「ハッピーニューイヤー」という雰囲気ではないが、本作のテーマは「先が読めない人生」。今年を信じる力になるとWOWOWで鑑賞。 監督:クァク・ジェヨン、脚本:ユ・…

明けましておめでとうございます。ことはじめは「荒野の決闘」から!

新年の1本目を本作にしました!NHKBSで元旦に放送されたものです。 みなさんご存じの“愛しのクレメンタイン”曲で名高い作品。ジョン・フォード監督の名作中の名作といわれる作品。 「荒野の決闘」(1946)圧巻の決闘シーンだが、静かで、美しい、しんみりし…