映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

劇場観賞映画(2020)

映画「えんとつ町のプペル」(2020)信じれば世界は変わる

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。 映画「えんとつ町のプペル」の感想からスタートです。予告編での絵の美しさに魅せられ、芦田愛菜ちゃんが声の出演ということで観ることにしました! 煙突だらけの「えんとつ町」。亡く…

「ジョゼと虎と魚たち 」(2020)痛みを感じ“生きる力”と“大きな愛”を知る!

原作は田辺聖子さんの同名短編小説、2003年に実写映画化されています。これをアニメ化し、ジョゼに清原果那さんを当てているということで、観ることにしました。 足の不自由な女性・ジョゼと管理人と呼ぶ大学生・恒夫との関係性のなかで紡がれる純愛物語。 …

「私をくいとめて」(2020)

「勝手にふるえてろ」の大九明子監督が再び綿矢りさ作品に挑んだラブコメディ。さらに「あまちゃん」コンビの能年のんさんと橋本愛さんの共演、もう観ないわけにはいきません! 主人公のみつ子は「おひとりさま」を満喫する32歳。それは脳内に相談役「A」が…

「ワンダーウーマン1984」(2020)作品の面白さが時代設定“1984”に尽きるという作品!

前作ワンダーウーマンの面白さ、時代設定と愛の行方に注目していて、今作では如何なる時代設定なりやと楽しみにしていました。 コノナ禍による度重なる延期報道にうんざりしていましたが、年内公開に漕ぎつけてくれ、“大型スクリーンで観る映画”はこれだ!と…

「天外者(てんがらもん)」(2020)地位か名誉か金か?そんなもんではない!“未来の日本”が“彼の資産”だった!

大坂経済界の恩人と称される五代友厚。NHK連続テレビ小説「あさが来た」(2017)でディーン・フジオカさんが五代役を演じ大変な話題になりましたか、どのようにしてこのような人物が生まれたかを知らない。今般、「天外者」として描かれる五代役を本年7月に…

「サイレント・トーキョー」(2020)総理に痛みは届いたか!

クリスマスの東京を突如襲った連続爆破テロに翻弄される国家と人々の姿を克明に紡いだクライムサスペンス。 キャストで観ることにしました。(笑) ところが渋谷の爆破テロ事件映像には息を飲み、その後に明かされる爆破テロの目的には今の日本には必要だと“思…

「ラストレター」(2020)記憶されて人は生かされる!

今年1月の公開作品。見逃していましたのでWOWOWで観賞。「Love Letter」(1995)で長編映画監督レビューした岩井俊二さんが25年ぶりに描くレターもの。手紙を通して亡くした恋人を偲ぶという前作をモチーフにした作品!本作は少し手の込んだ作品になっ…

「おらおらでひとりいぐも」(2020)孤独をどう克服するか?コロナ禍の今だからこそ観るべき作品!

75歳の桃子は、突然夫に先立たれ、ひとり孤独な日々を送ることに。しかし、毎日本を読みあさり46億年の歴史に関するノートを作るうちに、万事に対してその意味を探求するようになる。すると、彼女の“心の声=寂しさたち”が音楽に乗せて内から外へと沸き上が…

「STAND BY ME ドラえもん2」(2020)人の痛みが分かる人間!記憶に残る作品になりました!

人の痛みが分かる人間!記憶に残る作品になりました! 国民的アニメ「ドラえもん」ということで観賞。本作で2本目、一見さんです。本作は前作で描かれた「のび太の結婚前夜」の翌日である結婚式当日を舞台に、のび太としずかの結婚式を描くというもの。 ある…

「ばるぼら」(2020)手塚治虫が作り上げた理想の女性?

原作は手塚治虫さんが1970年代に発表した大人向け同名漫画。稲垣吾郎さんと二階堂ふみさんのダブル主演作ということで観ることにしました 人気作家の美倉(稲垣吾郎)がフーテン娘の“ばるぼら”(二階堂ふみ)に出会い、やがて彼女なしでは小説を書くことがで…

「日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ」(2020)未来の日本に辿り着いた!

「映画アニメSF」と銘打っての作品。とても評判が悪い、何故?湯浅監督作品で、原作が小松左京さんなのに。特別料金というから安いのか思ったらその逆!(笑) Netflixで10回にわたって配信されたものを映画として監督自らが監修した作品です。Netflix版を観…

「さくら」(2020)家族の悩みを全て食べたサクラ、便秘は当たりまえ!

原作が西加奈子さんの同名小説、出演者が若手ホープの北村匠海・小松菜奈・吉沢亮さん出演ということで観ることにしました。原作は未読です! サクラと名づけられた一匹の犬と長谷川家の5人家族(長男、次男、長女)と、彼らそれぞれにとって大切な人たちと…

「461個のおべんとう」(2020)“食は人なり””人と人を結ぶ”

弁当作りを3年間=461個、毎日欠かすことなく作り上げた人気ミュージシャンの父親と息子の心温まる物語。原作は音楽ユニット「TOKYO NO.1 SOUL SET」の渡辺俊美さんが息子さんとの実話を綴った「461個の弁当は、父親と息子の約束」。 NHKの朝の顔であった…

「罪の声」(2020)この子たちに何の罪があるの?

グリコ・森永事件をモチーフにした作品。すでに記憶が薄くなっており、どんな事件だったかと観ることにしました。こういう事件だったなと思わせてくれるほどにリアルでした。 原作は塩田武士さんの同名ミステリー小説、未読です。塩田さんがこの小説を書くた…

「きみの瞳が問いかけている」(2020)

不慮の事故で視力を失ったヒロインと、罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた青年の切ない恋の行方を描くというもの。 監督は三木孝浩さん。前作の「思い、思われ、ふり、ふられ」は変化球でしたので、今作は“ど”ストレートの“純愛もの”と期待してお…

「朝が来る」(2020)きっと君を探しだす、必ず君にたどり着く!

“特別養子縁組”という制度で繋がった育ての夫婦と産みの母親が織りなす葛藤の行方をミステリー風に描いた物語。監督は「あん」「光」の河瀬直美さん。この映画を観ようと決めたのは産みの母親役を演じる蒔田彩珠ちゃんを観るため!こんなすごい女優さんにな…

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 (2020)「何のために生きている!」「喧嘩するときは自分より強いやつと戦え!」

一見さんの感想。心地よい、剣を愛し家族を想う熱血の物語に涙しました! 映像が美しく迫力がありました! TVアニメで描かれた“竈門炭治郎 立志編”に続く物語としての位置づけ。 家族5人を、自分が不在間に無残に殺された主人公・竈門炭治郎が仲間たちと、鬼…

「スパイの妻」(2020)「正義より幸せでありたい!」

第77回ヴェネチア国際映画祭(2020)で銀獅子賞(監督賞)を受賞した作品。楽しみにしていました。 1940年代を舞台に、偶然にも国家機密を知ってしまった夫婦が、それぞれに信念と愛を貫き、戦争という大きな時代のうねりに立ち向かっていく中で辿る過酷な運…

「星の子」(2020)真実を見る目

原作は芥川賞作家・今村夏子さんの同名ベストセラー、未読です。監督は「まほろ駅前狂騒曲」「日日是好日」の大森立嗣さん。主演に芦田愛菜ちゃん。「愛菜ちゃんがいよいよ大森監督とタッグで芥川賞作家作品に出演か!」ということで楽しみにしていました。…

「望み」(2020)日々の互いの想いを大切にすることがいかに尊いか!

原作は雫井脩介さんの同名ベストセラー小説、未読です。監督が「人魚の眠る家」の堤幸彦さん。出演者に清原果耶ちゃんの顔がある。深く人間心理を問い詰める作品だろうと挑戦してみました。 とても洒落た邸宅に住む1級建築士の夫と小説の校正に勤しむ妻、高…

「浅田家!」(2019)パンフレットでより深く味わえる作品です!

「湯を沸かすほどの熱い愛」「長いお別れ」の中野量太監督作ということで期待していました。家族の絆の物語、しっかり描かれていて、監督らしい作品でした。 小さいころから写真好きで、家族の応援のなかで撮ったユニークな家族写真で世に知られ、東北大地震…

「映像研には手を出すな!」(2020)

大童澄瞳さんの人気コミック。TVによるアニメ版、実写版がある。湯浅政明さんのアニメを作る覚悟と思いと狂気に満ちたアニメ版を観ていて、映画化は“手を出すな!”の暴挙だと思っていましたが、「思い、思われ、ふり、ふられ」(2020)の浜辺美波さんと福…

劇場版 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」(2020)極限状態で知った愛の物語! 

Sincerelyで始まる物語。ヴァイオレットとギルベルトの戦場シーンが京アニの事故が重なり、ふたりの愛の物語は、極限状態で得た人の優しさに溢れていて、涙が止まらなかった。このような作品はもう出てこないのでは! 原作もTV版も見ておらず、「外伝」を…

「TENET テネット」(2020)

クリストファー・ノーラン監督作。とても評判のよい作品で期待しておりました。 スパイとしての能力を買われた男が、ある組織から、未来からやって来る敵と戦って、第三次世界大戦を阻止して欲しいと頼まれる。彼は時間が逆行する兵器を売買する商人を炙り出…

「ホテル・ムンバイ」(2018)

2008年のインド・ムンバイ同時多発テロでテロリストに占拠されたタージマハル・パレス・ホテルでの人質脱出劇の映画化。オリンピックを控えている日本としてはぜひ観ておくべき作品とWOWOWシネマで観賞。 2008年11月26日夜、インドを代表する五つ星ホテ…

「窮鼠はチーズの夢を見る」(2019)

この作品、ホモセクシュアルの愛の物語ということで、観るのを躊躇しました。(笑) が、もうそんな時代ではないということを実感させてくれました。「愛はなんだ」(2019)のホモセクシュアル版といったところ、観客もこの作品公開時と同じように若い女性で溢…

「ミッドウェイ」(2019)リアルな戦場描写で戦争の痛みを感じる作品!

太平洋戦争のターニングポイントとなったミッドウェイ海戦を描いた戦争ドラマ。監督が「インデペンデンス・デイ」「ホワイトハウス・ダウン」のローランド・エメリッヒということで、楽しみにしていました。 日本の真珠湾奇襲。ハワイ西方で訓練中であった米…

「人数の町」(2019)

気になるタイトルに、主演が中村倫也さん、共演に石橋静河さんということで観ることにしました。 監督はCMやMVで活躍の荒木伸二さん、映画監督レビュー。第1回木下グループ新人監督賞・準グランプリに選ばれたオリジナル・ストーリーです。 借金取りに…

「宇宙でいちばんあかるい屋根」(2020)

本作が清原果耶ちゃんの映画初主演作品。さらに「新聞記者」(2019)の藤井道人監督が描く思春期の少女の成長物語に興味をもって、観ることにしました。 監督がこんなファンタジーで、ピュアな物語を作るのか!清原果那ちゃんの持てる全ての佇まいがスクリー…

「幸せへのまわり道」(2019)原題:A BEAUTIFUL DAY IN THE NEIGHBORHOOD

トム・ハンクスが第92回アカデミー賞助演男優賞を獲得した作品。ということで観ることにしました。 強面の若き雑誌記者ロイド・ボーゲルがアメリカの国民的子ども番組の司会者フレッド・ロジャース(1928~2003)との交流を通して、人間的な成長を遂げていく…