映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

「西郷どん」(2018)

最終回「敬天愛人」

いつものOPがなく、いきなり晩年の菊次郎(西田敏行)が「西郷先生はどんな思いで亡くなったのですか?」という質問に、「ず~と考えていました。新しい時代が大きなうねりが押し寄せてきたとき、どうしてもその波に乗り切れない人がいるものです。父隆盛は…

第46回「西南戦争」

明治10年2月17日。隆盛は士族の窮状を政府に訴えるため一路東京に向かった。 隆盛が兵を率いて立ち上がったことは政府に伝えられた。岩倉(鶴瓶)はおろおろするだけ。木戸(玉山鉄二)が「周りが暴発しただけ、確かめろ!」と大久保(瑛太)に意見。従道(…

第45回「西郷立つ」

明治8(1875)年。隆盛(鈴木亮平)は荒れる士族のために私学校をつくって1年がたった。鹿児島はもちろん、九州各地から門をたたく者たちはあとを絶たず、生徒の数は2000人を超え、さらに増え続けていた。 戊辰戦争で敗れた旧庄内藩から伴兼之(金井浩人)と…

第44回「士族たちの動乱」

明治6年11月。鹿児島に戻った隆盛(鈴木亮平)は、畑仕事をしたり、愛犬をつれて狩りに行ったりと、静かに毎日を過ごしていた。ときには一心不乱に漢詩をしたためる。それを見た糸(黒木華)は、漢字は読めないが、心が軽くなったように感じられるという。 …

第43回「さらば、東京」

明治6年10月14日。帰国した岩倉(鶴瓶)を交えた最初の閣議が開かれ、隆盛(鈴木亮平)が「朝鮮に派遣されることになった」と発言すると大久保(瑛太)が「断固承服しかねる。西郷参議!」と反対を唱える。 実は大久保は先の宴席で岩倉に「西郷に勝ちたい。…

第42回「両雄激突」

菊次郎(城桧吏)はアメリカ留学を決め、父とともに東京に出て、ともに留学する琴(桜庭ななみ)の長男・市来宗介(前川優希)とともに英語を学んでいた。 菊次郎と宗介がアメリカに発つ日が来た、出発前に、隆盛(鈴木亮平)は息子の髪を整えながら、「アメ…

第41回「新しき国へ」

“ドンドン“と花火の音、廃藩置県に「どんどん上げろ!わしの腹が晴れるまでじゃ。ここに居る。まだまだおいは終わらんぞ!」と抵抗する久光(青木崇高)が打ち上げる花火でした。 「本当の明治維新派は廃藩置県であった」と後世にいわれるほどの大変革がなさ…

第40回「波乱の新政府」

明治2年、菊次郎(城絵史)は奄美大島から鹿児島の西郷家に引き取られ、世の中は大きく動こうとしていました。そのうねりに、父西郷隆盛(鈴木亮平)も身を投じようとしていました。 そんななか、岩倉具視(鶴瓶)と大久保利通(瑛太)が「久光(青木崇高)…

第39回「父、西郷隆盛」

京都市役所の玄関ホールには、「新しい市長はどんな人」「西南戦争で脚をなくしたらしい」「犬連れてくるでえ」など噂しながら大勢の職員が新しい市長の到着を待っていました。そこに髭を蓄えた西郷新市長(西田敏行)が到着です。 前市長の内貴仁三郎(磯田…

第38回「傷だらけの維新」

慶応4年4月、吉之助は江戸城無血入場をやり遂げた。しかし、新政府に不満なものたちが上野に集結、彰義隊と名乗っていました。 これをせん滅させるため、慶応4年5月15日早朝、降りしきる雨の中、吉之助の「突っ込め」の号令で攻撃を開始し、彰義隊はおびた…

第37回「江戸無血開城」

慶応4(1868)年1月、西郷吉之助(鈴木亮平)率いる新政府軍は、鳥羽伏見の戦いで慶喜(松田翔太)を大将とする旧幕府軍を討ち破った。家臣たちを置き去りにして去った慶喜を追い、5万の兵とともに江戸に向かったのでした。そして、江戸総攻撃を3付3日と定め…

第36回「慶喜の首」

吉之助(鈴木亮平)は「薩摩軍は天下万民を守る天子様の正義の軍。こたびの戦は敵大将の首を取って勝利とする」と兵を鼓舞し、京の守りを固める。一方、都を追われた旧幕府軍は、大坂城から御所に向けて進軍を開始する。 慶応4(1868)年1月3日夕刻、旧幕府…

第35回「戦の鬼」

慶応3(1867)年10月、徳川慶喜(松田翔太)は、土佐の建白を受け入れ、大政奉還を表明する。慶喜は「返上しても、公家たちに政を行う能力はなく、いずれ助けを求めてくる。そのとき徳川を中心とする政になる」という目論みがあった。 これに対し、吉之助(…

第34回「将軍慶喜」

慶応2(1866)年6月、遂に第2次長州征伐が始まった。10万の幕府軍に対し、長州軍はわずか3500人。しかし、薩摩から入手した最新鋭の銃で応戦し、戦況を優位に進めていく。 そして、その戦のさなか、将軍家茂(勧修寺保都)が病で他界。幕府側は朝廷に頼み休…

第33回「糸の誓い」

薩長同盟が成ったわずか二日後、一大事が起こった。龍馬(小栗旬)を捕らえるために、伏見の寺田屋に奉行所の捕り方が夜襲を賭けたのです。 新妻のお龍(水川あさみ)の機転で龍馬はからくも脱出したが、襲われたときに負った傷が思いのほか深く、夫婦ともど…

第32回「薩長同盟」

慶応元年8月、慶喜(松田翔太)はフランス公使ロッシュを招き兵庫港に軍艦乗り入れを要請。ここにふきが同席している。なんでこんな描き方をするのかわからない。 これにより英・仏・蘭・仏の四国は連合艦隊を編成し、京の沖に現れ、京では「異国がくる」と…

第31回「龍馬との約束」

京の薩摩邸。吉之助(鈴木亮平)は倒幕のため敵対する長州と手を組むことを考えていた。勝海舟(遠藤憲一)が来たと小松(町田啓太)に呼ばれ、出てみると龍馬(小栗旬)が座っている。 龍馬は、勝海舟の名を騙って「先生は江戸で謹慎中であり、海軍操練所も…

第30回「怪人 岩倉具視」

一橋慶喜(松田翔太)に見切りをつけた吉之助(鈴木亮平)は倒幕を向かって動き出した。吉之助は慶喜(松田翔太)と朝廷を切り離すべく公家の近衛家の力を借りようとしたが、忠煕(国広富之)の息子忠房(大窪人衛)は「今や帝(中村児太郎)は慶喜に頼り切…

第29回「三度目の結婚」

吉之助(鈴木亮平)は、朝敵長州にたったひとりで乗り込み戦を収めた。しかし、長州を徹底的に叩こうとする慶喜の怒りを買い、決別することになった。この噂は薩摩中に広まっていた。 吉之助が藩主に帰国挨拶に登城すると、井之上(おかやまはじめ)をはじめ…

第28回「勝と龍馬」

幕府軍と長州軍の戦い、禁門の変に吉之助(鈴木亮平)は総大将として参加し、右脚に怪我をしたが、圧倒的な勝利をもたらした。しかし、火が京中に広がり民家、社寺、町を焼き尽くした。 そんな中で、吉之助はいち早く長州が残した兵糧米を、焼け出された人に…

第27回「禁門の変」

久光は吉之助(鈴木亮平)に「軍賦役兼諸藩応接係」を命じ薩摩に帰還しました。この役は薩摩の最高司令官で、吉之助は異例の大出世だったのです。 吉之助は慶喜(松田翔太)の「お前の熱い心を俺にくれ」と言ったときの笑顔になんとなく不安を覚えるのでした…

第26回「西郷、京へ」

久しぶりの“西郷どん”の物語。 先の大島を加えると約5年もの島暮らしを終え、吉之助(鈴木亮平)が薩摩に戻ってきました。久光(青木崇高)と一蔵(瑛太)は京にあり、藩主茂久(長田成哉)に、袴姿で、謁見すると「父はお主を薩摩に留めておけと言って京に…

第25回「生かされた命」

沖永良部島に遠島となった吉之助(鈴木亮平)は、一蔵(瑛太)の「しばらく待て、おいが必ず島から戻す」という言葉、「人は裏切り者、あてにならん」という雪篷(石橋蓮司)の言葉に、うなされていると「生きろ!」という声で島民に助け出された。先生の食…

第24回「地の果てにて」

国父から再び島流しの罪で、吉之助が京を去って、寺田屋で薩摩の同志が斬り合うという悲劇が起きた。一蔵は、寺田屋での斬り合いを止められなかったと、久光に謹慎を申し出た。 一蔵は「有馬の死を無駄にしない。俺たちの手で国を変える。吉之助さ、しばらく…

第23回「寺田屋騒動」

久光の「下関で待て」を無視して、吉之助は血気にはしる有馬らを抑えに京に向かった。これが久光の逆鱗に触れ、「切腹!」を命じられる。正助は久光より一足先に京に入り、吉之助を探し回る。 繁の家。吉之助は、久坂(二神光)や吉村(兼松若人)、小河ら雄…

第22回「偉大なる兄、地ごろな弟」

吉之助(鈴木亮平)の薩摩帰還が、正助(瑛太)の尽力で叶った。3年ぶりの薩摩、井伊大老が倒れ、幕府の権威が失墜し、武力で幕府を倒そうという動きが起こり、久光(青木崇高)の出兵計画が全国の注目を浴びていた。吉之助は名を大島三右衛門と変え、久光…

第21回「別れの唄」

文久元(1861)年1月、吉之助(鈴木亮平)と愛加那(二階堂ふみ)の間に男子は生まれた。 赤子が誕生して7日目には、イジャシハジメという儀式が行われた。大島に来て2年。35にして父親になった吉之助は大いに喜び、生まれた子に菊太郎と名づけようとするが…

第20回「正助の黒い石」

吉之助(鈴木亮平)は菊池源吾として愛加那(二階堂ふみ)と島で生きていくことを決意する。新しい家族のための魔よけにと、ユタ(秋山菜津子)は愛加那の左手にハジキを入れる。 吉之助がいない薩摩では、どんなことが起きていたか。1年前にさかのぼる。 大…

第19回「愛加那」

吉之助(鈴木亮平)は、名を菊池源吾と変え大島に流され、生きる力を失い死の淵をさ迷っていたとき、島の娘とぅま(二階堂ふみ)に救われ再び生きる心を取り戻した。 安政6(1859)年6月。 吉之助が、大島に来て数か月が経ち、吉之助は島民とともにサトウキビ…

第18回「流人 菊池源吾」

夕日の穏やかな海、島唄。「もうすくお前の夫がやってくる、海の向こうから。しかし、災を連れてかも!」というユタ(秋山菜津子)の言葉に「災い!」と不安げな“とぅま”(二階堂ふみ)。そこに一艘の舟が海岸に着く。入水自殺で生き返った吉之助の再生物語…