映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

第43回「軍議」

如何にして徳川を勝つか。幸村は城から撃って出る案、五人衆のうち他の4人は籠城案。くせものだらけの五人衆や秀頼側近を相手に、幸村は軍議での主導権を握り、相手にしっかり発言させ、個別に説いて戦いの目的を統一し、さらに具体的な戦い方を論じ、意思…

「バースデーカード」(2016)

宮崎あおいさん出演ですので楽しみにしていた作品。今年3本目、最後の作品です。前作「怒り」の風俗嬢役とは眞反対のこれまでのあおいさんのイメージの役、しかし二人の子供を持ち難病を抱えている母親というのはこれまでにない役です。主役の橋本愛さん、…

第42回「味方」

大坂城に集まった強者の牢人たちを早期に戦力化せねばならぬと総大将に請われた幸村。10万の兵を五つに分けてそれぞれを武将が指揮しそれらを秀頼が統率するという案を出し真田幸村、後藤又兵衛、毛利勝永、明石全登、長曾我部盛親による大坂五人衆体制は固…

「何者」(2016)

「何者」(2016) 二階堂ふみさんが出演、ことし5本目の作品。原作が朝井リョウさんの直木賞受賞作品。朝井さん作品では「霧島、部活やめるってよ」を観ています。青春の痛みがよく描かれ、あの時代の痛みを思い出し楽しめる作品でした。監督は演劇界の若き…

「永い言い訳」(2016)

西川美和さんが直木賞候補作にもなった自著を自ら脚色、監督した作品であり、本木弘さんが7年ぶりの主演参加ということで、原作を読むことなく観てまいりました。期待どおりの、これまでの監督作品とは違った、観たあとでじわりじわりとよさが伝わってくると…

第41回「入城」

秀頼に味方することを決意した幸村の九度山脱出と大坂城入城。家康に気付かれないよういかに脱出するか、これに失敗するとあとはない、村人を雁金踊りで盛り上げて騙し、変装しての入城、家康をも騙すというところが凄い。入城にあたっては、集まっている浪…

「淵に立つ」(2016)

深田晃司監督がメガホンをとり、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞した、今年度期待の作品です。こちらでの公開初日3回目の鑑賞でしたが、客の入りは極端に悪く、驚きました。 本作、平穏な日常だった中年夫婦と幼い娘の3人家族が、…

第40回「幸村」

信繁はその名を捨て、父昌幸に託された名「幸」と去り難き九度山村の「村」をまとい、「幸村」として大坂城入城を決意する。思い悩んでの決意。秀吉や父の遺言、三成や吉継の想い、祖母とりの最期の言葉などを回想し「大坂城入城は自分に与えられた運命であ…

「SCOOP!」(2016)

二階堂ふみさんにとっての今年4本目の作品、大根監督に、福山さん、吉田洋さん、滝藤さん、そしてリリーさんの出演ですから、この作品に外れはないと観てきました。 面白かった、でも最後にはちょっぴり寂しい、中年おっさんの悲哀の人生のようにも思え、糸…

第39回「歳月」

昌幸亡き後の九度山で信繁はどう生きたか。信之との再会を喜び、父を偲び、これまでの暮らしについて忌憚なく話し合うふたり。お互い大変な苦難を経ても仲のいい兄弟です。信繁への「いつの日かみんなで暮らすのがわしの願い」と助力を惜しまない信之、兄信…