映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

2016-01-01から1年間の記事一覧

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」 (2016)

この作品については、観る理由は評判のよさでした。そのとおりで、楽しめるすばらしい作品です。EP3と4は覗く程度でSWの世界観や登場人物、兵器をよく知りませんでしたがこの作品を契機にSW全編をしっかり観てみようと思います。 「スター・ウォーズ…

「奇蹟がくれた数式」(2015)

こちらでは先週から公開されています。「数式」ということばに魅かれて観ることに。 アインシュタインと並ぶ天才と称されるインド人のラマヌジャン(1887 – 1920)と、彼を見出したイギリスの学者G・H・ハーディ(1877 –1947)の二人が起こした奇蹟と友情…

第50回「最終回」

幸村の最期を見届けました。私欲で大乱を策す家康に「父のため、友のため、先に死んだ愛する者たちのため」と挑み、家康が死を覚悟するほどに追い詰め、「思い残すことなし。人生に悔いなし」とにんまり微笑して、腹を斬った信繁の人生。生き生きと、精一杯…

「オリンパスCM」

20161215 あおいちゃんを支えてきたCM。 ‘16、あおいちゃんは3本の映画に出演でしたが、オリンパスのCMが一挙に3本とは、うれしいですね。 ○宮崎あおい出演 オリンパス ココロとカラダ、にんげんのぜんぶ CM 特別な30分。篇。30秒版 「気が済むまで…

「海賊と呼ばれた男」(2016)

本作は2013年度本屋大賞第1位を獲得した百田尚樹の同名ベストセラー小説の映画化。出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにしたといわれる物語、昭和20年代にアメリカの大手石油会社の支配を突っぱねイランから自前の船で原油を買い付けた人がいたことに感動し…

第49回「前夜」

牢人たちの勇み足が家康の敵愾心に火を着け始まった夏の陣。要害が間に合わず準備不足のなかで、牢人たちの結束を信じ大坂城を出ての闘い、又兵衛、重成を失ってなお政宗を挑発し決戦に臨む幸村にその生き様、美学を見る。兄信之の変わらぬ想いを胸に、自分…

「アズミ・ハルコは行方不明」(2016)

なんとも奇妙な題名、これに蒼井優さん、高畑充希さん出演、原作は読まず、何が起こったのかと観てきました。 本作は、とある地方都市に突如、街中に拡散される女の顔のグラフィテイ・アート。無差別で男たちをボコる女子高校集団。OL安曇春子(28)の失踪を…

第48回「引鉄」

和睦により真田丸を失い堀を埋められた豊臣。苦しい状況に追い込まれながら時を稼ぎ次の作戦準備のために、先に夜襲を仕掛けて徳川勢を大坂から引かせ、家康の暗殺を試み、有楽斎の追放そして新たな防御線の確立、牢人たちに休養を付与するなど武将としての…

「ベストセラー」(2015)

<編集者パーキンズに捧ぐ> 原題「GENIUS」と出演者で観ることに。(#^.^#) 天才小説家と名編集者の葛藤の物語、名優コリン・ファース、ジュード・ロウ、ニコール・キッドマンの競演です。 物語は1920~1930代ニューヨーク、スクリブナーズ社の伝説的な名編…

「この世界の片隅で」(2016)

「今年一番の作品!」とまで絶賛される作品、観て参りました。評判どおりの作品だと思います。一度だけでは味わいきれない味のある作品で、そのうち又劇場に。(#^.^#) 本作は戦時中の広島県呉市に18歳で嫁いだ女性が戦禍の激しくなる中で懸命に生きる姿を描…

第47回「反撃」

家康の放った砲弾により状況は一転、豊臣は籠城から一転和睦に傾く。和睦交渉は女たちに委ねられるが徳川方の阿茶局に翻弄され、真田丸砦は破却され大坂城の外堀を埋められ幸村は戦う術を失ってしまう。しかし勝たねば生きていけない牢人たちにこれまで見ら…

「聖の青春」(2016)

羽生名人を追い詰めた棋士として話題になった村山聖9段の伝記物語、将棋のことをあまり知らないのですが、体重を20kg増やしての役作りをした松山ケンイチさんの「一生に一本の作品」というお芝居に期待して観てまいりました。 村山九段は天才棋士と言われな…

第46回「砲弾」

幸村による「真田丸」の戦闘は徳川側に大きな戦術変換を強いた。その後の出方を伺う両陣営。幸村は「徳川の世が変わることはないが、有利な条件での講和」を模索するなかで起こる家康の戦術とそれに翻弄される豊臣の混乱ぶりが描かれた。家康は戦術に勝ち戦…

「オーバー・フェンス」(2016)

山下敦弘監督作品、オダギリジョーさん、蒼井優さん出演ということで楽しみにしていましたが当地ではやっと公開され、後続の「ぼくのおじさん」を先に観てしまうという、ずいぶんと遅れてしまいました。 本作は函館を舞台にした「海炭市叙景」「そこのみにて…

第45回「完封」

完膚なきまで徳川を叩いた冬の陣、全てが真田の闘い方だった。城内に内通者がいるとしてこれを逆手にとり敵の意表を突き徳川に先んじて戦の開始。第1次上田決戦の闘い方で挑発し真田丸におびき寄せ射撃で打撃、後退する敵を打って出て撃破した戦はみごとで…

「ぼくのおじさん」(2016)

「ぼくのおじさん」(2016) 山下敦弘監督作品、松田龍平、寺島しのぶ、クドカンさん出演ということで期待していました。 「ぼくの家に居候してる“だめだめ”おじさんが、お見合いで知り合った美女を追っかけてハワイにむかいそこでどうなったかという話」で…

「湯を沸かすほどの熱い愛」(2016)

「湯を沸かすほどの熱い愛」(2016) 好評価作品ということで、わたしどもの地域では正月明けの公開、遠出して観て参りました。噂どおりすばらしい作品で、今年のトップクラスの作品だと思っています。 突然の余命宣告を受けた母親が、強い意志と愛情で、2か…

第44回「築城」

茶々の反対で軍議でまとまった「打って出る」案は反故となり、幸村は籠城案に勝ち目を見出そうとする。敵は大坂城南則の弱点に攻撃を仕掛ける公算が高いとして、ここに出城を築き敵を阻止・減殺し好機を捉えて打って出るというもの。しかし、豊臣家高官らに…

「種をまく旅人~夢のつぎ木~」(2016)

「種をまく旅人~夢のつぎ木~」(2016) 私のふるさとの物語、宮崎あおいさん主演作「ツレがうつになりまして」(11)の佐々部潔監督作品であり、岡山県先行上映で観て参りました。 本作は、日本の地方で第一次産業に携わる人々の暮らしをその土地の風土と…

第43回「軍議」

如何にして徳川を勝つか。幸村は城から撃って出る案、五人衆のうち他の4人は籠城案。くせものだらけの五人衆や秀頼側近を相手に、幸村は軍議での主導権を握り、相手にしっかり発言させ、個別に説いて戦いの目的を統一し、さらに具体的な戦い方を論じ、意思…

「バースデーカード」(2016)

宮崎あおいさん出演ですので楽しみにしていた作品。今年3本目、最後の作品です。前作「怒り」の風俗嬢役とは眞反対のこれまでのあおいさんのイメージの役、しかし二人の子供を持ち難病を抱えている母親というのはこれまでにない役です。主役の橋本愛さん、…

第42回「味方」

大坂城に集まった強者の牢人たちを早期に戦力化せねばならぬと総大将に請われた幸村。10万の兵を五つに分けてそれぞれを武将が指揮しそれらを秀頼が統率するという案を出し真田幸村、後藤又兵衛、毛利勝永、明石全登、長曾我部盛親による大坂五人衆体制は固…

「何者」(2016)

「何者」(2016) 二階堂ふみさんが出演、ことし5本目の作品。原作が朝井リョウさんの直木賞受賞作品。朝井さん作品では「霧島、部活やめるってよ」を観ています。青春の痛みがよく描かれ、あの時代の痛みを思い出し楽しめる作品でした。監督は演劇界の若き…

「永い言い訳」(2016)

西川美和さんが直木賞候補作にもなった自著を自ら脚色、監督した作品であり、本木弘さんが7年ぶりの主演参加ということで、原作を読むことなく観てまいりました。期待どおりの、これまでの監督作品とは違った、観たあとでじわりじわりとよさが伝わってくると…

第41回「入城」

秀頼に味方することを決意した幸村の九度山脱出と大坂城入城。家康に気付かれないよういかに脱出するか、これに失敗するとあとはない、村人を雁金踊りで盛り上げて騙し、変装しての入城、家康をも騙すというところが凄い。入城にあたっては、集まっている浪…

「淵に立つ」(2016)

深田晃司監督がメガホンをとり、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞した、今年度期待の作品です。こちらでの公開初日3回目の鑑賞でしたが、客の入りは極端に悪く、驚きました。 本作、平穏な日常だった中年夫婦と幼い娘の3人家族が、…

第40回「幸村」

信繁はその名を捨て、父昌幸に託された名「幸」と去り難き九度山村の「村」をまとい、「幸村」として大坂城入城を決意する。思い悩んでの決意。秀吉や父の遺言、三成や吉継の想い、祖母とりの最期の言葉などを回想し「大坂城入城は自分に与えられた運命であ…

「SCOOP!」(2016)

二階堂ふみさんにとっての今年4本目の作品、大根監督に、福山さん、吉田洋さん、滝藤さん、そしてリリーさんの出演ですから、この作品に外れはないと観てきました。 面白かった、でも最後にはちょっぴり寂しい、中年おっさんの悲哀の人生のようにも思え、糸…

第39回「歳月」

昌幸亡き後の九度山で信繁はどう生きたか。信之との再会を喜び、父を偲び、これまでの暮らしについて忌憚なく話し合うふたり。お互い大変な苦難を経ても仲のいい兄弟です。信繁への「いつの日かみんなで暮らすのがわしの願い」と助力を惜しまない信之、兄信…

「ハドソン川の奇跡」(2016)

「ハドソン川の奇跡」(2016) クリント・イーストウッド監督にトム・ハンクスということで観にいきました。 2009年、エアバスA320旅客機がニューヨークのハドソン川に不時着水し、155人の乗客全員が無事生還した航空機事故、よく助かったなと驚いた記憶があ…