映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

WOWOWシネマ(2022)

「アンビュランス」(2022)ド派手なカーアクションだけではない、泣ける作品だった。

強盗を働いた元軍人の主人公が、瀕死の警官を乗せた救急車で逃走劇を繰り広げる姿を描いたノンストップアクション。 監督が「トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイ、ジェイク・ギレンホール主演作ということで、WOWOWで鑑賞しました。 見どころは“…

「ゴッドファーザー 最終章 マイケル・コルレオーネの最期」(2020)最終章にふさわしいマイケルの死様だった!

言わずと知れたフランシス・フォード・コッポラ監督による傑作「ゴッドファーザー」3部作の完結編「ゴッドファーザーPARTIII」の再編集版。その全米公開30周年を記念して、コッポラ監督自身の手により再編集されたもの。 歳のせいか、最盛期の時代よりも「マ…

「僕のワンダフル・ライフ」(2017)何度でも生まれて“一緒に生きる”、それが犬の目的、泣けますね!

原題はA Dog's Purposeです。 私の愚犬はhinaと申します。13歳雑種の雌犬です。ちょっと苦労した犬で、3年間野良をしていて、私のところにやってきました。というわけで躾が大変で、いまだにおしっこがうまくできないことがあります。 最近身体を崩し、万一…

「セブン」(1995)ラストシーンに、再度確認を迫られるほどの衝撃を受けた!

キリスト教の「七つの大罪」を題材に、猟奇的な連続殺人事件を描くサスペンス・スリラー。とても完成度が高い作品だと言われている。ちょっと難しそうですね!(笑) 監督:後に「ソーシャル・ネットワーク」「、ゴーン・ガール」で知られるデヴィッド・フィン…

「ヴォイス・オブ・ラブ」(2020)セリーヌ・ディオンの愛の歌の裏側に何があったか!

世界的歌姫セリーヌ・ディオンの半生をモチーフに描いた音楽映画。 恥ずかしながらセリーヌ・ディオンの人生に何があったのかを知らないということで、WOWOWで鑑賞。(笑) 監督・脚本・主演がフランスの女優・バレリー・ルメルシエ。3つの役を兼ねることでメ…

「アメリカン・ハッスル」(2013)スリングな騙しに、ユーモア一たっぷり、スタイリッシュで予測不能なクライム物語!

デビッド・O・ラッセル監督の「アムステルダム」を観る前にこの作品をと、WOWOWで観ました。 監督:デビッド・O・ラッセル、脚本:エリック・ウォーレン・シンガー デビッド・O・ラッセル、撮影:リヌス・サンドグレン、編集:ジェイ・キャシディ クリスピン…

「ゴヤの名画と優しい泥棒」(2020)TV受信料拒否にこの手があったかと大笑い!

ゴヤの名画「ウエリントン侯爵」を盗んだ泥棒(実話)ということで、WOWOWで観ました。 監督:名作「ノッティングヒルの恋人」(1999)のロジャー・ミッシェル(2021年9月死亡65歳)、脚本:リチャード・ビーン クライブ・コールマン、撮影:マイク・エ…

「仁義なき戦い 広島死闘篇」(1973)ぶっ飛んだ熱量で描く恋と暴力のやくざドラマ!

1973年1月東映により同タイトルで映画化されて大ヒット作となり、94年にかけて全5作のシリーズ作品の第2作目です。一作も見ていないので今回が初見となります。 観る理由は、原作が飯干晃一さんだからです。飯干さんは今話題の統一教会から娘さんを取り戻し…

「アメリカン・ユートピア」(2020)“繋がろう” その先に“自由なアメリカ“がある!!

「ブラック・クランズマン」のスパイク・リー監督が撮ったデビッド・バーンのライブショー「アメリカン・ユートピア」。 スパイク・リー監督がトランプ大統領治世下にこのタイトルで撮るとどうなるか?デビッド・バーンと言われても理解できない音楽音痴の私…

「ほんとうのピノッキオ」(2019)美しい寓話ではない!ほんとうだと信じられる作品でした!

本作、有名な児童文学「ピノッキオの冒険」を美しくも残酷に映画化した“ダークファンタジー”作品だという。 私は正本「ピノッキオ」を読んだことがない。なんか子供臭くって!(笑)タイトルに“ほんとうの”という枕言葉が付いているのが気になります! ピノッ…

「モーリタニアン 黒塗りの記録」(2021)9.11事件の容疑者に対する米国の陰謀とこれを吹っ飛ばすモーリタニ人の宗教心!

2001年の11.9事件のテロ実行犯のリクルーターとして逮捕されグアンタナモ収容所(キューバ)に拘置されたモーリタニア人の青年・モハメドゥ・ウルド・スラヒ。米政府が最初に処刑しようとしたが、人権弁護士ナンシー・ホランダーによって救出されたという実…

韓国映画「ビースト」(2019)競争心のあまり、不信や怒りで正義を踏み外す“人が持つ業”を問う!

猟奇殺人事件に運命を狂わされた2人の刑事を描いたノワールスリラー。ノワールスリラーと言われても、なんのことだか分からないですが、“韓国映画は面白い!”ということでWOWOWにて鑑賞。(笑) フランス映画「あるいは裏切りという名の犬」(2004)を「さまよ…

「サマーフィルムにのって」(2021)好きだと、斬って!斬って!斬りまくる1分間。これぞ未来に残る青春映画!

元「乃木坂46」の伊藤万理華さんが主演を務め、時代劇オタクの女子高生が映画制作に挑む姿を、SF要素を織り交ぜながら描いた青春ストーリー。元「乃木坂46」の伊藤万理華さんと聞いてもぴんと来ない年齢なんです(笑)しかし、「桐島、部活やめるってよ」(201…

「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」(2021)Venom: Let There Be Carnage

マーベルコミックのダークヒーロー、ヴェノムの活躍を描いたトム・ハーディ主演作「ヴェノム」の続編。「ヴェノムのルックスがちょっと」ということで避けていましたが、このシリーズもマルチバースの世界に繋がっていくとなると観ないわけにはいかない。と…

「子供はわかってあげない」(2021)タイトルが?で心配したが、爆笑もので、乙女の“ひと夏”の青春物語、夏に観るべき作品だった!

「戦争?原爆?」と予備知識なしで、タイトルで観ることにしました。(笑) 監督が沖田さん、どんな物語なるのかと興味がありました。なんと爆笑もので、乙女の“ひと夏”の成長物語、夏に観るべき作品と感動しました! 監督:「横道世之介」の沖田修一、原作:…

「クーリエ 最高機密の運び屋」(2020)キューバ危機を救ったのはケネディ?

クーリエとは運び屋のこと。1962年のキューバ危機ではケネディ大統領の強いメッセージでソ連のキューバへの核ミサイル配置は阻止されたが、その裏にはソ連の情報員の情報を運んだ男がいた。この男の物語です。 NHKBS世界のドキユメンタリー(「“核”の内幕 第3…

「メインストリーム」(2021)“いいね”は猛毒!

人気YouTuberへと駆け上がろうとする若者たちの野心と狂気を描くという今時の作品、アンドリュー・ガーフィールドが主演を務めている作品ということで、WOWOWで観ました。 監督:ジア・コッポラ、脚本:トム・スチュアート ジア・コッポラ、撮影:オータム・…

「チョコレートドーナツ」(2012)原題:Any Day Now

母親に捨てられたダウン症の子を引き取ったゲイ夫婦が、そこに立ちはだかる大きな偏見の壁にぶち当たり、必死にそれを乗り越えようとする”家族”の物語。 内容を調べもせず、「タイトルが詰まらない!」と観なかった作品。とても評判が良いのでWOWOWで観るこ…

「ブータン 山の教室」(2019)美しい風景!素朴な物語、「幸せとは何か?」を問う作品!

ブータンと言えば幸せ度世界ナンバーワンの国という印象、我が国の皇室とも繋がりがあるということで関心はありますが、何にも知らない!ということでこの作品をWOWOWで選択し、鑑賞しました。 先生になって3年の男性、オーストラリアで歌手になりたいという…

「そして、バトンは渡された」(2021)

観た人の92.8%が泣いたという作品!このキャッチコピーに魅かれWOWOWで見ました! わけあって二人の母と三人の父を持つ優子。幼馴染の早瀬との早き結婚に許しを得ようと親巡り、そこで出会う親たちがついた〈命をかけた嘘〉〈知ってはいけない秘密〉に出会う…

東京暮色」(1957)

主役が有馬稲子さん。初めて目にした女優さんでした。美しいが生意気そうだなといった感じでした。先輩に「バカ、女優なんか見るんじゃない!」と叱られた記憶があり、そんな時代の作品です。この作品では有馬さん演じる明子はアプレ(ガール)と呼ばれるん…

「ファーストラヴ」(2021)初恋で結ばれなかった背後に何があったか?社会派ミステリーです!

タイトルがなんとなく岩井俊二さんっぽい。これも本作を観る理由にあった! 第159回直木賞を受賞した島本理生さんの同名サスペンス小説を北川景子さん主演で、監督:堤幸彦さん、脚本:浅野妙子さんで撮ったとなると、出来がよくない場合は原作のせいだ!と…

小津作品「お茶漬の味」(1952)映像はすばらしいが、ストーリーがちょっと!!

「麦秋」に次ぐ小津安二郎監督作品。スタッフは「麦春」と同じ。ということで前作によく似た雰囲気の作品、特に映像は同じというシーンが多分に見られます。 田舎出で、妻のコネで貿易会社の機械課部長まで上り詰めたむっつり男性と上流社会出の女性の夫婦が…

「麦秋」(1951)“紀子”に残っていた記憶に泣け、これからの家族の在り方を想う!

小津安二郎監督は原節子さんを「紀子」という名で演じさせた作品が3本「紀子三部作」と呼ばれている)ありますが、本作は「晩春」(49))に次ぐ2番目の作品です。 監督:小津安二郎、脚本:野田高梧 小津安二郎、製作:山本武、撮影:厚田雄春、編集:浜村…

「晩春」(1949)行き遅れた娘へのメッセージだけでなく当時の日本人の生き方を問う?

“娘の結婚を巡るホームドラマ”を小津安二郎監督が初めて描いた作品で、その後の小津作品のスタイルとなり、また原節子さんと初めてコンビを組んだ作品で、小津作品の中でも評価の高い作品とのこと。こんなことも知らず、戦後4年目の作品に何が描かれたのかと…

「オールド」(2021)死の恐怖に晒されるが、その結末に唖然!

スリラー映画の名手と呼ばれるM.ナイト・シャマラン監督作です。といっても初めてお目にかかります。WOWOWで鑑賞。 異常なスピードで時間が流れ、急速に年老いていくという不可解な現象に見舞われた一家の恐怖とサバイバルを描いたスリラー。 伏線がうまくつ…

韓国映画「私の頭の中の消しゴム」(2004)記憶が消えても消えないものがある! 泣けます!

韓国映画が観たい!と、WOWOWでぶち当たったのがこの作品。タイトル名が洒落ていて早速鑑賞。 日本のTVドラマのリメイクであったとは知らなかった!タイトルから想像できるようにアツツハイマー症に関わる物語ですが、全く暗さがない!それでいて結構泣け、…

「ライトハウス」(2019)不快で絶望的な恐怖を味わうが、結末はプロテウス神話で、人が持つ闇だった!

外界と遮断された灯台に派遣された2人の灯台守。ふたりはそりがあわない。険悪な状態になっていく中、悪天候で交代船が期待できず、酒びたりになって、狂気と幻想に侵されていくスリラー劇。第72回カンヌ国際映画祭(2019)では国際映画批評家連盟賞の独立選…

「プロミシング・ヤング・ウーマン」(2020)死してなお、許さない!若いときの苦い思い出では済まないぞ!

コンペで男子学生にレイプされたことが原因で自殺した親友・ニーナ。ニーナは「医師を目指す将来有望な女学生(プロミシング・ヤング・ウーマン)だった。彼女のため自らも医者への道を捨て、復讐に執念を燃やす女性・キャシーの物語。ブラック・コメディ、…

「ジェントルメン」(2020)英国ではもう「ジェントルメン」という言葉は死語?(笑)

監督は「アラジン」(2019)「キャシュトラック」(2021)のガイ・リッチー。私が観た作品はこれだけ!ということで、監督の原点である「犯罪劇」作品を観るのは初めてです!(WOWOW) 監督・脚本:ガイ・リッチー、原案:ガイ・リッチー アイバン・アトキン…