映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

「ハルカの陶」(2019)備前焼の温かさを知るものがたり!

岡山県備前市で陶芸に情熱を燃やす人々を描いた人間ドラマ。故郷が舞台の作品ということで、WOWOW放送で観賞しました。備前焼は日本六古窯のひとつと言われますが、岡山にいながらほとんど知識がない状態でした。(*ノωノ) 備前焼とは、 釉薬を一切使わず「酸化…

「BLUE/ブルー」(2020)試合に負けても、やり続ければ人生の負けではない!

吉田恵輔監督作品は人生の応援歌だと思っていますので、楽しみにしておりました。 人一倍ボクシングに情熱を注ぎながらもなかなか報われない、というか一度も勝ったことのない男のボクシング人生を描くというもの。 まさに監督にうってつけの作品だと思いま…

「ミスティック・リバー」(2003)登場人物全員の運命の行く末に泣いた!

クリント・イーストウッド監督作品ということで、WOWOWで初観賞です。原作は全米でベストセラーとなったデニス・ルヘインの同名のミステリー小説、未読です。タイトルはマサチューセッツ州を流れる実在の川だそうで。 第76回アカデミー賞で作品賞を始めとし…

「ホムンクルス」(2021)俺は何を見ているんだ・・と脳に刺激を受けました!

原作は山本英夫さんの同名カルト漫画。山本さんを全く存じあげない。監督が「呪怨」シリーズの清水崇さん。これまた存じあげない。主演が綾野剛さんで共演に成田凌、内野聖陽、岸井ゆきのさんという布陣。もうキャストで観ることにしました。結果は「自分の…

「国家が破産する日」(2018)

1997年に韓国で起こった通貨危機(IMF経済危機)の裏側を描いた社会派ドラマ。韓国では性懲りもなく今日また経済危機が騒がれており、これを戒めるため「国民よ賢くなれ!」と訴えた作品です。WOWOW初放送で観ました。 韓国銀行の通貨対策チーム長が打ち出す…

「殺人狂時代」(1947)この時代に12人の女性を殺した殺人者の方便は?

「モダン・タイムス」(1936)「チャップリンの独裁者(1940)に次ぐチャップリン作です。NHKBSプレミアムのチャップリン特集で観賞しました。 金の為に殺人を続ける男アンリ・ヴェルドゥ(チャールズ・チャプリン)が、真相が発覚し死刑台に送られるまでの…

「ノマドランド」(2020)あなたの人生の見方が変わるかも!

ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞、トロント国際映画祭で観客賞を受賞し、今年のアカデミー賞の最有力候補といわれる本作、観て参りました。 ネバダ州の企業城下町で暮らす60代の女性ファーン(フランシス・マクドーマンド)は、リーマンショックによる企業倒…

「悪人伝」(2019)はみ出し刑事とヤクザ親分が組んで、連続殺人犯を追う異色の捕り物帖。

韓国映画の勢いのある映像を観たいと、WOWOW初公開で観ました。 はみ出し刑事とヤクザ親分が組んで、連続殺人犯を追う異色の捕り物帖。これ、実話に基づく物語とのこと。 刑事とヤクザが組んでサイコパスを追うという発想の面白さ、スピード感のある展開、“…

「ミナリ」(2020)世代を継いでアメリカに逞しく根を張って行く韓国家族の物語!

アカデミー賞有力候補作品ということで観て参りました。 農業で一山あてたいという父親に連れられ、アメリカアーカンソーの高地に移住した韓国人家族が大自然の中で困難に立ち向かい生き抜く姿を描いた物語。 ミナリとは韓国語で香味野菜のセリ(芹)のこと…

「モダン・タイムス」(1936)進取の気性に富む勤労者を讃える物語です«(笑)

チャールズ・チャップリン作のなかでも1、2を争うといわれる作品。NHKBSプレミアムで観賞しました。 1930年代、大恐慌時代の労務者の悲哀を描いた作品。バブルで過剰生産に駆り出されたチャーリーという“ちばけた”男が生産工程の自動化という単純作業で精神…

「アウトポスト」(2020)“こんな馬鹿なところに!“というアウトポストだから見る価値のある戦争映画!

アフガン紛争の実話にもとずくミリタリー・アクションもの。特に2009年の戦闘実話(オバマ大統領の戦い方)ということで観ることにしました。 アフガニスタン紛争のなかで最も過酷な戦闘であったといわれる、アフガニスタン北部の要衝カムディシュの戦闘を描…

「コンタクト」(1997)「証拠もなく説明も出来ないが、生命体は存在する!」と信じたい!

とても評判のいい作品、WOWOWで観賞しました。地球外知的生命体探査(SETI)に憑りつかれた女性研究者が電波望遠鏡で奇怪な電波を捕え、分析の結果、ヴェガ星から発信された運搬機設計図であることが判明。運搬機の建設と搭乗者を巡る論争、その運用成果は?…

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 」(2020)今の日本にぴったりのドラマ、すばらしい映像でした!

作品に出てくるキャラクラーには自分に重なるところが沢山あると思います。それだけにいろいろな考えができ、謎が売りの作品。ネタバレはいけません! 読まないで作品を観てください!(ということで最小限のネタバレをしながら感想を書きます) 冒頭でこれ…

「野球少女」(2019)男女に差はない、自分の長所を信じて前に進むことは間違いでない!

韓国映画には力強さがあると、できるだけ観るようにしています! 韓国プロ野球には女子はダメという規定はない。なのに誰もプロでやろうとしない。初めから女子は無理という風潮がある。でも私はリトルリーグから野球をやって賞も沢山もらって、高校3年で130…

「哀愁」(1940)一日も早く平和が訪れますようにと、“哀愁”だけの映画ではない!

恋愛映画の名作中の名作、NHKBSプレミアムで初観賞しました。公開が1940年で、物語は1939年9月から始まるという物語。それが戦時下の悲哀だという、驚きました。よくこんな映画が作れたなと!日本なら戦時意識の高揚ということで発禁でしょう。(笑) 木下恵介…

「あのこは貴族」(2021)階層社会から脱出して自分たちの生きる場所を掴みとろうとする女性たちの物語!

原作は映画「アズミ・ハルカは行方不明」の原作者山内マリコさんの同名小説、未読です。主演が門脇麦さんと水原希子さん。これで観ることに決めました。 階層社会に苦悩する女性たちが、シスターフッド “対立するのではなく穏やかな連携”で自分たちが住む場…

「TOKYO!」(2008)

ポン・ジュノ監督作をほぼ観終わって、この作品を選びました。本作はミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノという3人の監督が、東京の街を独自の視点で描くオムニバス作ということで、まさにコロナ禍、オリンピック組織委会長問題で揺れる…

「あの頃。」(2020)“一生ものの友”と“心の休まるところ”がある青春!

今泉力哉監督作ということで楽しみにしていました。いろいろな愛の形、片思いをユーモアをもって描き愛の本質を問うてくれますが、本作では“ハロー!プロジェクト”に魅せられ、アイドルに青春のすべてを捧げ、仲間たちと熱く語り合ったアイドルオタクたちの…

「ヘレディタリー 継承」(2018)ミニチュアで作った物語が現実になっていく家族崩壊物語!

アリ・アスター監督の長編レビュー作、“現代ホラーの原点”と言われる話題作をWOWOWで観賞しました。祖母の死をきっかけに、さまざまな恐怖に見舞われて崩壊していく一家を描いたホラー作品です。 ホラー作品をあまり観ないのでホラー作品のなかでの評価…

「ノンストップ」(2020)韓国映画は面白い、すかっとした!

コロナ禍の憂鬱を吹っ飛ばして欲しいと本作を選びました。一日2回の上映、それにパンフレットなし。大丈夫か?と思いましたが、そんな心配はいりませんでした。すかっと見事に鬱を吹っ飛ばしてくれました。 ハワイ旅行の懸賞に当たった一家が、乗り合わせた…

「すばらしき世界」(2020)ちょっとの辛抱と善意で手がとどくところにある! 

西川美和監督作品で、主演が役所広司さん。これは見逃せない!と観て参りました。 人生の大半を刑務所で過ごした元殺人犯。見た目は強面ですぐカッとなるが、彼流の強い正義感がある。そんな彼が娑婆に出て、真っ当に生きようと悪戦苦闘するなかで浮かび上が…

「ブルージャスミン」(2014)好きな「ブルームーン」の歌詞を忘れた女性の生き様!

ム 監督がウッディ・アレン、第86回アカデミー賞でケイト・ブランシェットが主演女優賞を受賞した作品、WOWOW(吹替版)で観賞しました。 セレブな妻が夫の不倫に怒り、その腹いせに夫の不正事業を暴いたために夫が自殺、その地位・財産を失った。サン…

「花束みたいな恋をした」(2020)"終わりに、始まりがある"恋愛物語!

とても評判がいい、このような作品を観る年頃ではないのですが、主演のふたりに誘われて観ることにしました! 偶然に出会った大学生の男女。映画や音楽、小説と好みが一致し最強の恋人同士だと思っていたが、社会に出て仕事を持つことで次第にすれ違いが出て…

「ライフ・イズ・ビューティフル」(1997)このタイトルにこの落ち。イタリア人にしてやられた!

とても評判のいい作品、NHKプレミアムで一連の反ナチ作品として紹介されたひとつ。ユダヤ人迫害(ホロコースト)の悲劇を如何に伝承するか?こういうやり方があったかと楽しみました。 あらすじ: イタリアノ田舎から親父を頼りに上京中に偶然出会った娘…

「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」(2019)ドンデン返しに、どんでん返し。犯人捜しだけのミステリーではない!

犯人捜しが9人の中からだと、これは堪らないとWOWOW公開を待っていました。やっと公開されての観賞です。1回で理解するのはちょっと大変でした。(笑) キャッチコピーは「あなたは、『この結末を“誤訳”する』」ですが、誤訳してなければよいがと思ってい…

「ヤクザと家族 The Family」(2021)ヤクザ映画だがヤクザ映画ではない、法規制で消えていく「ヤクザ家族」の物語!

「新聞記者」「宇宙でいちばんあかるい屋根」の藤井道人監督作であること、綾野剛さんの出演に期待して本作を鑑賞することにしました。期待したとおりの現代社会の矛盾を突き、愛に溢れた作品でした。そして圧巻の綾野さんの演技を観ることができ、大満足の…

「海街diary」(2015)平凡なことの積み上げで家族の絆は作られている!

是枝作品「空気人形」(2009)を観て、次にこの作品を選んでみました。空気人形でのテーマ“人と人の繋がり”がよく描かれた作品でした! 亡くなった父が駆け落ちした女性に産ませた娘・“すず”を引き取った幸田家の3姉妹が、一緒に暮らして本当の意味での姉妹…

「さんかく窓の外側は夜」(2020)SNSの言葉の暴力(呪い)を具象して社会警告!

予告編が面白そうだったので、この作品にしました。凄腕の除霊師と霊が“視える”という青年がバディを組み、呪いの女に翻弄されながら、未解決の難事件に挑むというもの。 原作は人気少女漫画家ヤマシタトモコの同名コミックス。累計発行部数が130万部だとい…

「バード」(1988)パーカーは麻薬と酒にやられているが、記憶に残る殉教者、死んだら伝説になる!

クリント・イーストウッドが監督し“バード”の愛称を持つ革新的ジャズミュージシャン、チャーリー・パーカーの生涯を描いた伝記ドラマ。アカデミー賞の音響賞を受賞しています。ジャズはよく分かりませんが、夫婦の物語として鑑賞しました。 麻薬と酒漬けで侵…

「空気人形」(2009)人形ベ・ドゥナを観る作品!彼女は愛されたか!

是枝裕和監督がポン・ジュノ監督作で知られるソン・ガンホとペ・ドゥナを使って「ブロッカー」という仮題の韓国映画を手がけることが伝えられています。どのような作品になるのかと期待が膨らみます。そこで是枝監督がすでに撮ったことのあるペ・ドゥナ主演…