映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

「バード」(1988)パーカーは麻薬と酒にやられているが、記憶に残る殉教者、死んだら伝説になる!

クリント・イーストウッドが監督し“バード”の愛称を持つ革新的ジャズミュージシャン、チャーリー・パーカーの生涯を描いた伝記ドラマ。アカデミー賞の音響賞を受賞しています。ジャズはよく分かりませんが、夫婦の物語として鑑賞しました。 麻薬と酒漬けで侵…

「空気人形」(2009)人形ベ・ドゥナを観る作品!彼女は愛されたか!

是枝裕和監督がポン・ジュノ監督作で知られるソン・ガンホとペ・ドゥナを使って「ブロッカー」という仮題の韓国映画を手がけることが伝えられています。どのような作品になるのかと期待が膨らみます。そこで是枝監督がすでに撮ったことのあるペ・ドゥナ主演…

「ズーム/見えない参加者」(2020)原題:HOST 

コロナ禍で観る劇場上映映画がない!コロナ対策にはこれが良いんでしょうが寂しいですね。ということで、最高傑作というキャッチコピーに誘われて本作を選びました。(笑) Zoomだけで全編を撮影した異色のホラー・サスペンス。ロックダウン中のイギリスを舞台…

「許されざる者」 (1992) クリント・イーストウッドの監督としての気概を知る作品でした!

コロナ禍の今、劇場観賞もままならず、NHKBSプレミアムで撮り貯めていた作品を引っ張りだして楽しんでいます。 本作は第65回アカデミー賞で9部門にノミネートされ、4部門(作品賞・監督賞・助演男優賞・編集賞)の受賞作品。クリント・イーストウッド…

「おとなの事情 スマホをのぞいたら」(2020)岡田脚本と演者の顔色を見る作品

今週は作品選びに苦労しました!そこで選んだのが脚本:岡田恵和さんで、常盤貴子さん出演作ということで、「間違いないだろう」とこの作品を選びました。大正解でした。 7人の男女がホームパーティのテーブルで、互いに秘密がないことを証明するため、スマ…

「羊たちの沈黙」(1991)“恐怖のトラウマ”からの脱却!

ホラーミステリーの金字塔と言われる作品、NHKプレミアムで観賞。第64回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞、脚色賞受賞作。 女性を殺害しその皮を剥ぐという猟奇事件が続発。捜査に行きづまったFBIは、元精神科医の殺人鬼ハンニバ…

「岩合光明の世界ネコ歩き 讃岐・香川」(2021)

「ネコは人間とともに世界に広まった。だからその土地のネコはその土地の人間に似る!」と言う岩合さんのネコ巡り旅。さあ讃岐でどんなネコに出会うか?楽しみでした! 早朝、金刀比羅宮の石段で、かわいい子ネコたちに出会う。讃岐といえばうどん。岩合さん…

「新感染半島 ファイナル・ステージ」(2020)韓国映画パワー全開のアクションドラマ、面白い! 

大ヒットした韓国のゾンビパニックアクション「新感染ファイナル・エクスプレス」の4年後を描く続編。 人間を凶暴化させる謎のウイルスが半島を襲ってから4年後。香港に逃げ延び無為に過ごしていた元陸軍大尉の男が、大金が積まれたトラックを回収するという…

映画「えんとつ町のプペル」(2020)信じれば世界は変わる

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。 映画「えんとつ町のプペル」の感想からスタートです。予告編での絵の美しさに魅せられ、芦田愛菜ちゃんが声の出演ということで観ることにしました! 煙突だらけの「えんとつ町」。亡く…

「ジョゼと虎と魚たち 」(2020)痛みを感じ“生きる力”と“大きな愛”を知る!

原作は田辺聖子さんの同名短編小説、2003年に実写映画化されています。これをアニメ化し、ジョゼに清原果那さんを当てているということで、観ることにしました。 足の不自由な女性・ジョゼと管理人と呼ぶ大学生・恒夫との関係性のなかで紡がれる純愛物語。 …

「ほえる犬は噛まない」(2000)ポン・ジュノ監督のネタ元が全部ある作品。

ポン・ジュノの初長編監督作。監督作の6作目としてこの作品をWOWOWで観賞。この作品のなかにはこれ以降の作品ネタが含まれるという、とんでもない初監督作品で、常に韓国の現状を危惧する姿勢には心打たれます。 教授を目指すがその席につけず女房に頭…

「私をくいとめて」(2020)

「勝手にふるえてろ」の大九明子監督が再び綿矢りさ作品に挑んだラブコメディ。さらに「あまちゃん」コンビの能年のんさんと橋本愛さんの共演、もう観ないわけにはいきません! 主人公のみつ子は「おひとりさま」を満喫する32歳。それは脳内に相談役「A」が…

「ワンダーウーマン1984」(2020)作品の面白さが時代設定“1984”に尽きるという作品!

前作ワンダーウーマンの面白さ、時代設定と愛の行方に注目していて、今作では如何なる時代設定なりやと楽しみにしていました。 コノナ禍による度重なる延期報道にうんざりしていましたが、年内公開に漕ぎつけてくれ、“大型スクリーンで観る映画”はこれだ!と…

「グエムル 漢江の怪物」(2006)韓国の闇が透けて見える怪獣物語!

ポン・ジュノ監督が描く怪獣映画は?とWOWOWで観ました。驚きました!これまでに見たことのない怪獣物語でした。(笑) アメリカ軍がソウルの中心を貫く漢江に垂れ流したホルムアルデヒトで変魚が誕生、成長して人を襲う。喰われた娘を取り戻そうと戦う一…

「天外者(てんがらもん)」(2020)地位か名誉か金か?そんなもんではない!“未来の日本”が“彼の資産”だった!

大坂経済界の恩人と称される五代友厚。NHK連続テレビ小説「あさが来た」(2017)でディーン・フジオカさんが五代役を演じ大変な話題になりましたか、どのようにしてこのような人物が生まれたかを知らない。今般、「天外者」として描かれる五代役を本年7月に…

「スノーピアサー」(2013)閉ざされた階層社会をどう革命するか?

ポン・ジュノ監督作に魅せられ、「パラサイト」「母なる証明」「殺人の追憶」に続く4作目の鑑賞となります。これらの作品の中で最も政治性が強く、「パラサイト」に直接繋がる作品でした。 氷河期となってしまった近未来の地球。生き残った人類を乗せて走り…

「サイレント・トーキョー」(2020)総理に痛みは届いたか!

クリスマスの東京を突如襲った連続爆破テロに翻弄される国家と人々の姿を克明に紡いだクライムサスペンス。 キャストで観ることにしました。(笑) ところが渋谷の爆破テロ事件映像には息を飲み、その後に明かされる爆破テロの目的には今の日本には必要だと“思…

「ラストレター」(2020)記憶されて人は生かされる!

今年1月の公開作品。見逃していましたのでWOWOWで観賞。「Love Letter」(1995)で長編映画監督レビューした岩井俊二さんが25年ぶりに描くレターもの。手紙を通して亡くした恋人を偲ぶという前作をモチーフにした作品!本作は少し手の込んだ作品になっ…

韓国映画「殺人の追憶」(2003)真犯人は刑事たちを翻弄し続けたポン・ジュノ監督!

1999年に「ほえる犬は噛まない」でデビューしたポン・ジョノ監督の2作目、韓国のみならず、世界的に評価の高い作品。WOWOWの「ポン・ジュノ監督特集」で観賞。 1986年から1991年にかけて大韓民国の京畿道華城周辺の農村地帯で10代から70代までの10名の…

「おらおらでひとりいぐも」(2020)孤独をどう克服するか?コロナ禍の今だからこそ観るべき作品!

75歳の桃子は、突然夫に先立たれ、ひとり孤独な日々を送ることに。しかし、毎日本を読みあさり46億年の歴史に関するノートを作るうちに、万事に対してその意味を探求するようになる。すると、彼女の“心の声=寂しさたち”が音楽に乗せて内から外へと沸き上が…

「STAND BY ME ドラえもん2」(2020)人の痛みが分かる人間!記憶に残る作品になりました!

人の痛みが分かる人間!記憶に残る作品になりました! 国民的アニメ「ドラえもん」ということで観賞。本作で2本目、一見さんです。本作は前作で描かれた「のび太の結婚前夜」の翌日である結婚式当日を舞台に、のび太としずかの結婚式を描くというもの。 ある…

「ばるぼら」(2020)手塚治虫が作り上げた理想の女性?

原作は手塚治虫さんが1970年代に発表した大人向け同名漫画。稲垣吾郎さんと二階堂ふみさんのダブル主演作ということで観ることにしました 人気作家の美倉(稲垣吾郎)がフーテン娘の“ばるぼら”(二階堂ふみ)に出会い、やがて彼女なしでは小説を書くことがで…

「日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ」(2020)未来の日本に辿り着いた!

「映画アニメSF」と銘打っての作品。とても評判が悪い、何故?湯浅監督作品で、原作が小松左京さんなのに。特別料金というから安いのか思ったらその逆!(笑) Netflixで10回にわたって配信されたものを映画として監督自らが監修した作品です。Netflix版を観…

「さくら」(2020)家族の悩みを全て食べたサクラ、便秘は当たりまえ!

原作が西加奈子さんの同名小説、出演者が若手ホープの北村匠海・小松菜奈・吉沢亮さん出演ということで観ることにしました。原作は未読です! サクラと名づけられた一匹の犬と長谷川家の5人家族(長男、次男、長女)と、彼らそれぞれにとって大切な人たちと…

韓国映画「母なる証明」(2009)どんなことがあっても子供には幸せになってほしい!

92回アカデミー賞作「パラサイト 半地下の家族」に因んでのWOWOW「ポン・ジュノ監督特集」。「ほえる犬は噛まない」(2000)から8作品が紹介され、その1本が本作です。ポン・ジュノ監督の描く母親像を覘いてみようとこの作品を選びました。 知的障害の…

「ウォール・ストリート」(2010)今、観る価値がある!

前作「ウォール街」(1987)から23年後、ゴードン・ゲッコーの復活とリーマン・ショック前後のニューヨーク、ウォール街を描いた作品。監督は前作のオリバー・ストーンです。証券詐欺罪で8年の刑務所暮らし。刑を終えたゲッコーが何を喋るかが作品のポイント…

「461個のおべんとう」(2020)“食は人なり””人と人を結ぶ”

弁当作りを3年間=461個、毎日欠かすことなく作り上げた人気ミュージシャンの父親と息子の心温まる物語。原作は音楽ユニット「TOKYO NO.1 SOUL SET」の渡辺俊美さんが息子さんとの実話を綴った「461個の弁当は、父親と息子の約束」。 NHKの朝の顔であった…

韓国映画「無垢なる証人」(2020)自閉症者の証言を信じますか?

家主を窒息死させた容疑の女性を弁護する弁護士が、唯一の目撃者である自閉症の少女の証言を巡り、検察と対決する韓国の法廷ドラマ。 とても上質なエンタメ法廷ドラマで、日本での公開館が非常に限られたのが残念だったかもしれません。WOWOW初放送で観…

「罪の声」(2020)この子たちに何の罪があるの?

グリコ・森永事件をモチーフにした作品。すでに記憶が薄くなっており、どんな事件だったかと観ることにしました。こういう事件だったなと思わせてくれるほどにリアルでした。 原作は塩田武士さんの同名ミステリー小説、未読です。塩田さんがこの小説を書くた…

「星を追う子ども」(2011)これまでの作品とは異質ですが、これ以降の作品に繋がる“作品

WOWOWシネマ、新海監督の世界特集で観ました。「雲の向こう、約束の場所」(2004)から始まって、「天気の子」(2019)までの6作品。一連の作品として観ると、本作は「秒速5センチメートルから5年おいての作品ですが、迷いのあるような、これまでの作品…