映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

#映画レビュー

「フロントランナー」(2018)大統領としての資質が試された。

1988年アメリカ大統領予備選で最も大統領に近い候補(フロントランナー)と見られていた上院議員ゲイリー・ハートが、週刊誌記者の記事により立候補から3週間後、その地位を棒に振ったという。なぜ週刊誌の不倫疑惑ぐらいで辞めなければならなかったのかとWO…

「愛がなんだ」(2019)恋と愛の違いがわからない。恋愛の指南書。

監督は今泉力哉さんで、本日から「アイネクライネナハトムジーク」が公開されます。 恋と愛の違いがわからない。どこかで気づくだろうと思っていたところ、最後までわからない。恋愛の指南書です。脚本、演出、そして出演者の演技がすばらしく、彼らの恋愛ご…

「アルキメデスの大戦」(2019)

“戦艦大和好き”で観に行きました。(笑) 「大和」がノタウチまわり沈んでいくシュミレーション映像、初めて観ました。よく描けていると思う反面、何故僚艦がいない、対空火器がほとんどなく敵に思うがままに撃たれ、船体を横転させさらに船首を突き上げて沈む…

「バリー・シール アメリカをはめた男」(2017)

敏腕パイロットとして民間航空会社に勤務するバリー・シール(トム・クルーズ)のもとに、ある日CIAのエージェントがやってきた。 CIAのスカウトを受けたバリーは、偵察機のパイロットとしてCIAの極秘作戦に参加。 作戦の過程で伝説的な麻薬王パブロ・エスコ…

「天気の子(再)」(2019))美しい勇気のある恋物語だが、あと味がよくない!

「すずめの戸締り」がいよいよ公開です。前作を見直してみました。 「君の名は。」から3年目の作品。前作の大ヒット作のあとだけに、大きなプレッシャーの中での作品つくり、想像を絶する苦しみがあったのではないかと推察します。 天候の調和が狂っていく時…

「主戦場」(2019)

キャッチコピー、「ようこそ、『慰安婦問題』論争の渦中(バトルグラウンド)へ」「ひっくり返るのは歴史か それともあなたの常識か」に惹かれ、観ることにしました。120名程の劇場でしたが、ほぼ満席。衝撃を受けました。( ^)o(^ ) 監督・脚本・編集・ナレ…

「search サーチ」(2018)

「物語がすべてパソコンの画面上を捉えた映像で進行していくサスペンス・スリラー」ということで、WOWOWで観ました。驚きました、見事なスリラーでした。 「カメラを止めるな!」(2018)と同じように、すばらしいアイデイア勝ちでした! しかしこの作品は、…

「凪待ち」(2019)

白石和彌監督作品ということで楽しみにしていて、やっと観ることができました。「ギャンブルで堕ちるところまで堕ちて、再生されてくるはなし」、白石監督でなければ描けない男の話は大好きです。この男が、これまでに見たこともない汚れた、狂気の顔の香取…

「ベン・イズ・バック」(2019)

薬物依存症の更生施設から抜け出した息子と、彼を救おうとする母親の物語。ジュリア・ロバーツ主演ということで、タイトルの意味も考えず観ることにしました。あ母さんとしての圧倒的なジュリア・ロバーツのオーラとともに、薬物依存という問題を大きな視点…

「いちごの唄」(2019)

脚本岡田恵和、峯田和伸という名を見て、この作品と決めました。きっと岡田さんの泣けるセリフに出会えるぞ!峯田さんのあの風貌が好きで・・! 岡田さんのすばらしいセリフに泣かされましたが、峯田さんはラーメン屋のおやじさんという端役。なんだこりゃ!…

「ヒトラーに屈しなかった国王」(2017)

タイトルで観ることにしました。第2次世界大戦時、ナチスドイツの侵攻に激しく抵抗したノルウェーの国王ホーコン7世の下した決断と運命の3日間を描いた歴史ドラマ。本国ノルウェーで大ヒットし、アカデミー外国語映画賞ノルウェー代表作品に選出された作品だ…

「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」(2017)

エマ・ストーン見たさに、タイトルの意味の知らず観ました!(笑) タイトルは、1973年9月20日、ビリー・ジーン・キング夫人が当時55歳になっていた往年の男子選手・ボビー・リッグスと「男女対抗試合」を行った、その試合名称「Battle of the Sexes」で、彼女…

「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(2019)少しは大人になれたか!

トム・ホランドがスパイダーマンを演じたアクション・アドベンチャー「スパイダーマン:ホームカミング」に続くシリーズ第2弾。「アベンジャーズ/エンドゲーム」のその後の世界を舞台に、アイアンマンを師と仰ぎ、真のヒーローを目指して奮闘する高校生ピ…

「新聞記者」(2019)

「とんでもない作品が現れた」という話題の作品。観なければと駆けつけました。 原案は東京新聞記者・望月衣塑子さんの同名ベストラー小説。望月さんはモリカケ疑惑、辺野古移設問題など政権にとって不都合な事実について、官邸記者会見で鋭い質問をぶつける…

「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」(2018)

テニスのウインブルドン大会の季節(2019年7月1日から7月14日)。松岡修三さんが「すべてのテニス選手に見てほしい!現在のテニスの舞台を作り上げたこの2人のこの試合を!」という作品。 1980年のウィンブルドン決勝戦、5連覇に挑んだビヨン・ボルグとジョ…

「ペンギン・ハイウエイ」(2018)

蒼井優さんが声優として出演、「蒼井さんが、また何で?」とWOWOWで観ました。とんでもない感動もののアニメにびっくりです。「君の名は。」(2016)以上でした!蒼井さんの少し甘ったるい気取った声で「少年君よ!」と呼ばれ、恰好いいオッパイの持ち主でお…

「ザ・ファブル」(2019)

岡田准一さん主演作、観なければならない義務があると駆けつけました。(笑) とても高評価でほっとしています。しかし、ちょっとこれには乗れない気分です。(笑)多分、ストーリーの浅さではないかと!。 裏社会で伝説と恐れられる殺し屋“ファブル”ことアキラ…

「ボストン ストロング~ダメな僕だから英雄になれた~」(2017)

2013年のボストンマラソン爆弾テロ事件(3人が死亡、282人が負傷)の被害者で両脚を失う被害を受けた実在の人物ジェフ・ボーマンの実話。原題は「STRONGER」。 ジェフがテロ事件の犯人特定に一役買ったことで一躍脚光を浴びるも、両脚を失うという大きな傷を…

「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」(2017)

なんとも不貞腐れた態度。何が不満なのかとこのポスターで観賞することにしました。やったことは許せない、スポーツマンとしては最低。しかし、この不満には同情しました! 彼女はフィギュアスケート女子選手として初めてトリプルアクセルに成功し、1992年ア…

「旅のおわり世界のはじまり」(2019)

監督が「岸辺の旅」「散歩する侵略者」の黒沢清監督ということで観ることにしました。これまでの作品イメージとはずいぶん違うなという印象を受けました。 この作品はウズペキスタンと日本の国交25周年記念して作られた両国の合作映画。作るにあたっていくつ…

「アラジン」(2019)

どんな話だったかなと、吹替版でみました。ストーリー、映像、音楽いずれもとてもよかった。でもストーリーが一番じゃないかな、映像も凄い。音楽の良さを確認にもう一度観る予定です。この際、オープニングの映像を、監督の想いが詰まっているように思え、…

「町田くんの世界」(2019)

「夜空はいつでも最高密度の青色だ」の石井監督、初めての漫画原作作品。原作は安藤ゆきさんの同名コミック。早速でかけました。 監督の世界感は変わらないですが、今作はコミックらしくぶっとんだ作品になりましたね! ぶっとんだところに監督の狙いがある…

「キングコング 髑髏島の巨神」(2017)

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」公開記念として、金曜ロードショーで放送されました。「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」と2020公開の「ゴジラ対キングコング」を観るために必要な情報を得ることができます。 第二次世界大戦の末期、髑髏島で日本…

「長いお別れ」(2019)

原作は中島京子さんの同名小説。監督は「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太さん。商業長編2作目です。早速、劇場に足を運びました。 期待を裏切らない、すばらしい仕上がりでした。本年度5本の指に入ります。( ^)o(^ ) 認知症を患い、症状がゆっくりと進行…

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(2019)

日本が誇る怪獣・ゴジラをハリウッドがリメイクして公開された2014年の映画「GODZILLA ゴジラ」(2014)から5年後の世界を舞台に復活した神話時代のモスラ、ラドン、キングギドラらの怪獣とゴジラの闘い、それによって引き起こされる世界の破滅を阻止しようと…

「亡国のイージス」(2005)

「空母いぶき」を観て、映画「亡国のイージス」(2005)の原作者福井晴敏さんが企画者として参画されていることを知り本作を“BS・TBS”で観ることにしました。原作は未読です。 海上自衛隊の最新鋭護衛艦であるイージス艦を乗っ取り日本国家に空前の戦いを挑…

「さよならくちびる」(2019)

監督は「害虫」「どろろ」の塩田明彦さん。さらに、門脇麦さんは「ちわわちゃん」(2019)で、小松菜奈さんは「坂道のアポロン」(2018)で唄うと思っていたのに歌わなかったふたりが秦基博さんと“あいみょん”さん提供の楽曲を歌うという、これは観ないわけ…

「ちいさな独裁者」(2019)

予告編で面白そうだと観ることにしました。ところが、とても重い作品でした。 ドイツ敗戦まで1か月。偶然に軍服を拾った若き脱走兵が、ナチス将校の威光を手に入れ(なりすまし)、サデイステイックな暴君になったという実話にもとずくサスペンスドラマ。原…

「空母いぶき」(2019)

原作は「沈黙の艦隊」などで知られる“かわぐちかいじ”さんの同名コミック。どの作品も未読です。かわぐちさんがNKK「ニュースウォッチ9」(5月10日)で、この作品の意図を、「アメリカと中国の覇権主義みたいなものに対して、日本はどういう立ち位置でいたら…

「ウインド・リバー」(2018)

第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で監督賞を受賞した作品ということで、WOWOWで観ました。 「ボーダーライン」「最後の追跡」で、2年連続アカデミー賞にノミネートされた脚本家テイラー・シェリダンの初監督作。主演は「アベンジャーズ」“ホークアイ”…