映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

劇場鑑賞映画(2017)

「ザ・スクエア 思いやりの聖域」(2017)思いやりとはほど遠い行動に、自分を見る思いで身につまらされた。

リューベン・オストルンド監督最新作「逆転のトライアングル」が3月に公開されるということで、前作をDVD鑑賞です。 現代美術館のキュレーターが発表した展示作品「ザ・スクエア」が、世間に思わぬ反響を生み、とんでもない大騒動へと発展していく皮肉な運命…

「オリエント急行殺人事件」(2017)

2017年最後の作品として本作(字幕版)を選びました。オリエント急行の旅に参加し、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」のレイ役テイジー・リドリーに会おうと鑑賞です。 原作はアガサ・クリスティーの超有名ミステリー、でも読んでいない。(笑) ケネス・…

「勝手にふるえてろ」 (2017)

松岡茉優さんの初主演作品、これがうれしくて期待していました。松岡作品との出会いは、NHKドラマ「銀ニ貫」(2014)。公開日午後一番での鑑賞、座席はほぼ満席。高年齢の方も多く、銀二貫で松岡さんを知った方達かなと。(#^.^#) 彼女の喜怒哀楽の感情が…

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」(2017)

SW祭りに参加せねばと出かけました。大変な盛り上がりでした。年末はやはりこの作品ですね! 本作は「スター・ウォーズ」サーガの新3部作第1章「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に継ぐ第2章(第3章で完結)。ついにフォースを覚醒させ、伝説のジェ…

「DESTINY 鎌倉ものがたり」(2017)

黄泉の世界を見てみたいというのがこの作品を選んだ理由です。巨大湯治場のようで暖かくて心鎮まるところ。黄泉の国に行けない人、帰れる人などお伽話が面白い。(#^.^#) 夫婦の暖かい成長物語、CG・VFXで描かれる奇想天外な転生輪廻の世界感に、驚き、…

「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(2017)

岡山先行上映。これが鑑賞理由です。(#^.^#) YouTube動画をきっかけに話題となり、「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」のタイトルで書籍化もされた実話の映画化。監督は「64 ロクヨン」の瀬々敬久さん、脚本は「いま、会いにゆきます」「セカ猫」の岡田…

「鋼の錬金術師」(2017)

原作は、全世界シリーズ累計発行部数7000万部超の荒川弘さんの大ヒット・コミックス作。TVアニメ、劇場アニメとして公開されている作品。読みもせず、観てもいないが、ヤフーレビューの低評価も気にせず、「これほどの超人気作品の実写版を見逃してはなら…

「火花」(2017)

原作はお笑い芸人又吉直樹さんによる芥川賞受賞の大ベストセラー作。菅田将暉さんと桐谷健太さん主演で、監督は芸人でもある板尾創路さん。お笑い芸人の視点から「どう描かれるか」と期待していました。 お笑いの世界に生きる若者たちが、夢と現実のはざまで…

「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」(2016)

本作で主要役クワガタ(声優)を演じるピエール瀧さんが舞台挨拶で空席があることに「ここまで熱量をかけて作ったものをスルーしていいのかなっていう感じ。見てもらいたい、というより見る義務があると思いますよ」とは話したというニュース。これが、本作…

「泥棒役者」(2017)

あさイチ特選エンタメに西田征史監督自ら出演し、ゲストの萩本欽ちゃんの前で本作の笑いのポイントなど説明。欽ちゃん、「面白そうだね!観ないとわからない」との所見。それではこちらもと、鑑賞することにしました。 監督はNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃ…

「ゴッホ最後の手紙」(2017)

キャチコピー「世界初、全編が動く油絵で構成される体感型アートサスペンス」、しかもゴッホの死の真相を明かす物語だという。これはもう観ないわけにはいかない。(#^.^#) 原題「Loving Vincent」、監督ドロタ・コビエラ、すばらしい作品でした! 冒頭、「こ…

「マイテイ・ソー バトルロイヤル」(2017)

ケイト・ブランシェット、浅野忠信さんが出演ということで観ることに! 実写映画3作目というシリーズ作品。始めての鑑賞、全く予備知識なし。当初はびっくり、何にもわからない。 いきなりの火炎のなかで、宙吊りになり、「なぜソーが檻の中に」「わざと捕ま…

「ブレードランナー 2049」(2017)

1982年公開のSF「ブレードランナー」(リドリー・スコット監督)から、35年の時を経て生み出された本作。前作スコット監督が製作総指揮を務め、「メッセージ」「ボーダーライン」のドゥニ・ビルヌーブ監督が新たにメガホンをとっています。「生命」「愛」な…

「彼女がその名を知らない鳥たち」(2017)

ヒロインが、最近変わった役の多い蒼井優さん。夫の稼ぎに依存して自堕落な生活を続ける妻十和子を熱演。もっぱらの評判が佐和子の夫・陣治役阿部サダオさんの不潔で無作法、下品な演技。(笑)キャッチコピーは「共感度ゼロの最低な男と女が辿り着く“究極の愛…

「あゝ、荒野 後編」(2017)

後編はボクシングが主体、ラストの新次・バリカン戦に泣かされます。5ウンド、新次の放つ24発目のパンチがバリカンに入って、やっとふたりが何故打ち合っているかに気付き、セコンドの馬場・片目(堀口)が、そして宮本が、京子が、芳子が、スタンドの皆が…

「エル ELLE」(2016)

本作、監督は「氷の微笑」のポール・ヴャーホーヴェン、ヒロインは「ピアニスト」「愛、アムール」のイザベル・ユベール。第89回アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされた注目の作品です。 原題「Elle」は フランス語で「彼女」を意味します。コピーは「…

「エルネスト」(2017)

キューバ革命の歴史的英雄チェ・ゲバラの“意思”を継いだ男。ボリビア軍事政権との戦いにあたり、ゲバラから彼のファーストネーム“エルネスト”を授けられ、共に行動したボリビア日系二世フレデイ前村ウルタードがいたということを全く知らなかった。いかなる…

「あゝ、荒野 前編」(2017)

菅田将暉さんが「あさイチ プレミアムトーク」に出演中、この作品は僕の「共喰い」「そこのみにて光輝く」に次ぐ菅田三部作と言われていると紹介したのが観るきっかけ。感想は、あっという間に2時間37分が過ぎてしまうという面白さ、そして菅田さんの野獣の…

「ドリーム」(2016)

冒頭、1960年代アメリカンドリームの象徴「シボレー・ベルエア」がエンスト、三人の女性黒人に警察が尋問。「身分証明者みせろ」「NASA」「君らのような者が?」「赤より早く宇宙にゆけ。早く直せ!先導してやる」。いとも簡単にドライバー1本でスパー…

「ユリゴコロ」(2017)

原作は沼田まほかるさんの同名ベストセラー小説。脚本・監督は熊澤尚人さん。出演は吉高由里子・松山ケンイチ・松坂桃李・佐津川愛美・清野菜名・清原果耶・木村多江さんらです。 原作は、大藪春彦賞受賞作で、「このミステリーがすごい」で5位にランクイン“…

「散歩する侵略者」(2017)

黒沢清監督作品。原作は前川友大さん率いる劇団・イキウメの同名舞台劇。原作は未読です。長澤まさみさん、松田龍平さん、長谷川博己さんらの注目俳優が出演。前川さんの映画「太陽」(2016)を観ていて、黒沢監督がどう前川さんの世界を描くのか、俳優さん…

「ダンケルク」(2017)

第2次世界大戦のヨーロッパ戦線。緒戦で、ドイツ機甲軍の電撃作戦で包囲されダンケルクに追い詰められた英・フランス軍40万人の撤退作戦。この撤退が成功したからこそ、連合軍が勝利したといわれる超有名撤退作戦。描くは「ダークナイト」「インセプション…

「三度目の殺人」(2017)

是枝裕和監督作品で、最近描き続けた家庭というテーマから離れた、社会派ドラマでサスペンスです。そして、役所広司さんが是枝作品に初参加。もう期待一杯です。 わたし自身、作品の主人公のような国選弁護人を介して証人尋問に出廷した経験がありますのでこ…

「新感染ファイナル・エクスプレス」(2017)

韓国映画で「感染した人間を凶暴化させるという謎のウイルスがソウル発プサン行きの高速鉄道KTX101の車両内で拡散。乗客たちは生き残りをかけて決死のサバイバルを繰り広げ、果たして彼らは安全な終着駅にたどり着くことができるのか」という物語です。韓国…

「関ケ原」(2017)

原作は司馬遼太郎氏の名作小説。監督原田眞人さん、岡田准一・役所広司・有村架純さんら豪華キャストで映画化。 原田監督は、「駆け込み女と駆け出し男」(2015)を公開した際、時代劇を撮りたいと仰っていましたのでどんなものが出来るのかと期待しておりま…

「幼な子われらに生まれ」(2017)

原作は重松清さんの同名小説。脚本担当が荒井晴彦さん、監督三島有紀子さん、主演に浅野忠信さん、ヒロイン田中麗奈さん、宮藤官九郎・寺島しのぶさんらが共演です。公開日が「関ケ原」と競合して、どちらを先に観るかと悩みましたが、原作・脚本・監督・出…

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」(2017)

岩井俊二さんにより劇場公開された同名ドラマ(1993)が原作、大根仁さんによる脚本、新房昭之さんが総監督、プロデユースは「君の名は。」の川村元気さんでアニメ映画化。“おもしろくないわけがない”と期待しておりました。 ところが、びっくり、思いもしな…

「海辺の生と死」(2017)

島尾敏雄さんの小説「島の果て」と敏雄さんの妻・島尾ミホさんの小説「海辺の生と死」の2つの作品をベースにした映画。監督越川道夫さん、主演満島ひかりさん、永山 絢斗さんです。原作未読で、満島さん目当てに観ることにしました。 第2次世界大戦の末期、…

「光をくれた人」(2016)

世界的ベストセラー小説「海を照らす光」(M・L・ステッドマン)の映画化。監督は「ブルーバレンタイン」のデレク・シアンフランス、出演者に主役を「それでも夜は明ける」「スイーブ・ジョブズ」のマイケル・ファスベンダー、ヒロイン役を「リリーのすべて…

「ありがとう トニ・エルドマン」(2016)

本作、本年度米アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品。不感症気味な人も笑うという面白い作品。監督は、3作目の本作でカンヌ映画祭で評論家から絶大なる支持を得たというマーレン・アデ女性監督(41)。わたしどもの地方ではやっとの公開です。 ルーマニ…