映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「火口のふたり」(2019)性愛こそが生きる力になる!

原作は白石一さんの同名小説。荒井晴彦監督により、柄本佑・瀧内公美さんの二人芝居で描かれる過去の別れへの後悔に向き合う物語。荒井晴彦監督、柄本佑さんを信じて観ることにしました。性愛作品ですが、メッセージ性があり、とてもきれいな性愛というより…

「108~海馬五郎の復讐と冒険~」(2019) なんで男はこれほどにバカなの!

資産1000万円を使い果たし、“いいね”の数だけ女を抱いて愛妻に復讐!?というキャッチコピー。監督・脚本・主演が松尾スズキさん。今年一番の笑いでした。思い出してはまた笑うという作品。しかし、内容は明かせない、なんかちょっと!という作品。人の所見…

“いだてん”第40回「バック・トウ・ザ・フューチャー」

1959年.東京オリンピックの招致活動が大洲目を迎えていた田畑(阿部サダオ)は、東京都庁にNHK解説委員の平沢和重(星野源)を招き、きたるIOC総会での最終スピーチを引き受けるよう頼み込む。断る平沢に対して田畑は、すべてを失った敗戦以来、悲願…

映画「歩いても 歩いても」嘘でいっぱい!!

是枝監督最新作の「真実」、フランスで撮った作品ですが、フランス映画ではなく、まぎれもない是枝監督の家族の物語で、「歩いても 歩いても」の雰囲気に似ているので観てみようと・・・。 「歩いても 歩いても」、1968年、いしだあゆみさんが歌った大ヒット…

「ある船頭の話」(2019)日本の美しい自然と、人を愛する生き方!

オダギリジョーさんの長編初監督作品ということで、どういう作品を作るのかと楽しみにしていました。“めちゃくちゃ”に美しい。映画が売ることなど考えず、思いの丈をぶちまけて、ちょっと分かり辛いところもありますが、監督レビュー作品ならこれくらいは当…

「寝ても覚めても」(2018)なぜこの人でなければならないか?

一目惚れで一緒になった男が、あっという間に出奔。似た男が現れると、一緒になるという女。しかし、元の男が現れるとついて行く。本当にこの男でいいのか? プロットがしっかりしていて、このややこしい、馬鹿げたような話が、ミステリアスで、観る者に問い…

「楽園」(2019) 楽園はすぐそこにあります!

吉田修一さんの短編集「犯罪小説集」を映画化したサスペンス・ドラマ。監督が瀬々敬久さん。主演は綾野剛・杉咲花・佐藤浩市さん。共演に柄本明・村上虹郎・片岡礼子・黒沢あすかさんが配されています。 短編集「犯罪小説集」の中から、「青田Y字路」「万屋…

「ノクターナル・アニマルズ」(2017)これぞ世界的デザイナーの映画!

これぞ世界的デザイナーの映画!元夫から暴力的な内容の小説を送られたヒロインの心の揺らぎを、現実と小説をドラマ化した映像を交差させて描かくという、“世界的デザイナー”のトム・フォードの監督2作品目の作品です。“世界的ゼザイナー“に惹かれてWOWO…

「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」(2019) 妊活は愛の記録!

ひと回り以上も若い妻と結婚生活を送るアラフィフ作家が、妻の気持ちに応えて突如妊活に目覚めて悪戦苦闘する物語。49歳男性の不妊、それも加齢が原因ですべて夫に責任があるというもの。このような映画が出来たことに驚きです。(笑)上映劇場、回数は多くな…

「真実」(2019) 真実を確かめるより、もっと大切なことは!

是枝裕和監督が、フランスの名優カトリーヌ・ドヌーブ、ジュリエット・ビノシュ、さらにイーザン・フォークの参加を得てフランスで撮り、ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門オープニング作品として披露された作品です。どのような作品かと、楽しみに…

“いだてん”第39回「懐かしの満州」

脳出血を起こして倒れた志ん生(ビートたけし)は一命をとりとめ、弟子の五りん(神木隆之介)に、戦争中に満州へ兵士たちの慰問興行に行ったときのことを語り出す。三遊亭圓生(中村七之助)と共に満州を巡っていた孝蔵(森山未来)は、小松勝(仲野太賀)…

「蜜蜂と遠雷」(2019) あちらの音をこちらの音に映像化、すばらしい!

監督は「愚行録」の石川慶さん。松岡茉優さん出演作ということで、楽しみにしていました。クラシック音楽などとは縁遠いですが、クラシック音楽ってこんなにすばらしいんだと感動させてくれました。( ^)o(^ ) 原作は直木賞&本屋大賞のW受賞を果たした恩田…

「ジョーカー」(2019)  これしか生きる道はない、現在に通じる物語

「バットマン」のビラン、ジョーカーの生誕物語。アメコミ作品からから生まれた作品でヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞という話題作。これはもう観なければと駆けつけました。彼がなぜ巨大な悪のカリスマに堕ちたか?「ゴッサム・シティ」という都市のもつ…

“いだてん”第38回「長いお別れ」

嘉納治五郎(役所広司)の死によって求心力を失う組織委員会。日中戦争が長期化するなか、1940年の東京オリンピック開催への反発は厳しさを増していく。追い詰められたIOC委員の副島(塚本晋也)は招致返上を提案するが、嘉納に夢を託された田畑(阿部サ…

「地獄の黙示録」(1980)

「アド・アストラ」(2019)の作品について、監督・製作・脚本を務めたジェームス・グレイは、「地獄の黙示録」から着想が得たと語っています。さほどに、映画史に残る名作ですがすでに記憶が遠のいている。というわけでNHK・BS録画(2016)を引っ張り…

“いだてん”第37回「最後の晩餐」治五郎の夢のオリンピック

嘉納治五郎(役所広司)は開催が決定した1940年東京オリンピックの準備を勧めるが、日中戦争が始まった日本ではオリンピック反対論が沸き起こる。理想のオリンピックとは程遠い状況に激しく葛藤する田畑(阿部サダオ)を金栗四三(中村勘九郎)が訪ねる。オ…