映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

「篤姫」(2008)

第50最終回「一本の道」

明治元(1868)年の暮れ、天璋院(宮﨑あおい)は住居を赤坂の紀州屋敷に移し、徳川宗家を継いだ亀之助(小林海人)は、名を家達と改め駿府で過ごしていました。 訪ねてきた勝(北大路欣也)から「家臣たちは田畑を開き、商売を始めるなど懸命に新しい暮らし…

第49話「明治前夜の再会」

慶応4(1868)年4月。城の明け渡しが近づいた大奥は、引っ越し準備で大わらわだった。1か月間の準備で、千人あまりのものが去るという大変なものでした。 大奥の女中たちのほとんどは、他家に奉公するなど落ち着き先が決まった。天璋院(宮﨑あおい)は、若…

第48話「無血開城」

天璋院(宮﨑あおい)が西郷(小澤征悦)に抱いた望を話すと、勝(北大路欣也)は素早く一蹴する。そこで勝に以前口にした無策の策とやらを訪ねる。「江戸の各所に火を放つ手はずは整っています。まずは江戸を焼土と化し、決死の覚悟で戦います。この計画は…

第47話 「大奥の使者」

慶喜(平岳大)が大坂から逃げ帰って、大奥では薩摩が江戸に攻め込むのではないかという噂が飛び交っておりました。 天璋院(宮﨑あおい)と静寛院(堀北真希)の嘆願書は、慶応4(1868)年1月末、朝廷に届けられることになった。いずれも使者が問題だった。…

第46話 「慶喜救出」

波乱の慶応4(1868)年が静かに開けます。国内の情勢が不穏なまま、大奥は寂しい正月を迎えます。追い詰められていく徳川を案じ、天璋院(宮﨑あおい)が「私たちにできることは、戦にならぬことを祈るのみ」と静寛院(堀北真希)に話しかけるのでした。 し…

第45話 「母からの文」

慶応3年11月、大奥は厳しい冬を迎えておりました。しかし、天璋院(宮﨑あおい)の決意により、大奥はいったん落ち着きを取り戻していました。重野がこの事態について帯刀に聞いてみてはと勧めますが、友だからこそできぬと断ります。 薩摩では、帯刀(瑛太…

第44話 「龍馬死すとも」

慶応3(1867)年6月、天璋院(宮﨑あおい)は田安亀之助と対面します。「亀之助殿、この徳川宗家を、あなたが支える時がきます。文武に励むように!」と励まします。しかし、将軍がいない大奥には、危機感が漂うのでした。 京では、 西郷(小澤征悦)、岩倉…

第43話「嫁の決心」

慶応2(1866)年7月。長州征伐のため、大坂城に詰めていた徳川幕府第14代将軍・徳川家茂(松田翔太)が薨去した。 天璋院(宮﨑あおい)は「なさぬ仲とはいえ、息子を失うということが、これほどに悲しく、苦しいものだとは、生きながら身を裂かれる思いじゃ…

第42話「息子の死」

龍馬(玉木宏)は手に怪我をした程度で最悪の事態を免れ、伏見にある薩摩藩邸にかくまわれた。「おいひとり斬ったところで、時の流れは変えられん。それが分からんのが今の幕府の愚かしさ」という龍馬を帯刀(瑛太)が薩摩に連れて行きます。 江戸城大奥では…

第41話「薩長同盟」

慶応元年4月。出陣の日が近づいたある日、家茂(松田翔太)が写真を持って天璋院(宮﨑あおい)を訪れる。写真の出来上がりに、天璋院は驚きます。家茂は「万一の場合を考えて次の将軍には田安家の亀之助(小林海人)を考えたい」と言い出します。「それはわ…

第40話 「息子の出陣」

今日は「禁門の変」があった日。西郷どん27回「禁門の変」に先立ち、「篤姫」で天璋院の動向をお知らせします。( ^)o(^ ) 文久3(1863)年8月、薩摩藩や会津藩など公武合体派が、長州藩を中心とした過激な攘夷派を京から一掃する事件が起きた。これが「八月…

第39話 「薩摩燃ゆ」

“西郷どん”第25回「生かされた命」、“薩英戦争”に合わせてあります。 文久3(1863)年2月。家茂(松田翔太)が江戸を発ち、大奥ではその無事を祈る毎日でした。家茂が京に出向いたことに、本寿院(高畑淳子)からは小言を言われ、和宮(堀北真希)からは疎ま…

第38話 「姑の心 嫁の心」

イギリス人を殺めたことに天璋院(宮崎あおい)は、薩摩が攘夷に打って出たのかと心を砕きます。そこに帯刀(瑛太)からの「薩摩が攘夷を実行したと皆が喜んでいますが、それは違います」という文が届きます。イギリスは幕府に10万ポンド(25万両)、薩摩に2…

第37話 「友情と決別」

文久2(1862)年6月7日。久光一行は、およそ5百の兵を率いて、江戸薩摩藩邸に入った。これに老中たちは怯えるが、勧行院(若村麻由美)や嗣子(中村メイコ)は「攘夷に弾みがつく」と、勅使・大原重徳(木村元)の到着を歓迎するのでした。天璋院は、観行院…

第36話「薩摩か徳川か」

西郷どん第23回「寺田屋騒動」に合わせています。寺田屋騒動、これには泣かされます。久光の上洛に天璋院も追い詰められるという、「西郷どん」と「篤姫」を並列して観ると、面白いですね! うららかな春の日に、家茂(松田翔太)と和宮(堀北真希)が仲睦ま…

第35話 「疑惑の懐剣」

家茂(松田翔太)と和宮(堀北真希)の婚儀は、文久2(1862)年2月11日に執り行われました。「昨夜はうまくいったであろうか」と露骨な表現もはばかれ、天璋院(宮崎あおい)が言葉を選んでいると、重野(中嶋朋子)が「御台様が応じようとしなかった」と言…

第34話 「公家と武家」

文久元(1861)年。和の宮(堀北真希)に、天璋院(宮崎あおい)はこれまで使っていた新御殿を明け渡すことにします。婚儀の準備をじきじきに指揮し、新御殿の内装を一新し、最上の調度品や豪華な衣装を揃えさせました。 ところが、10月、朝廷から届いた五か…

第33話 「皇女和宮」

「惜しまじな 君と民との ためならば 身は武蔵野の 露と消ゆとも」、この歌は和宮が江戸に降嫁される際に読まれたもの。これより、天璋院の新しい物語がはじまります。 幾島(松坂慶子)が残してくれた薩摩を描いた掛け軸を見ながら故郷を偲び、強引なやり方…

第32話 「桜田門外の変」

幾島(松坂慶子)が去って行くという天璋院(宮崎あおい)にとってはとても大切な日。「長い間そちが嫌いであった」「私もあなた様にはほとほと手を焼きました」とお互いの過去を懐かしみながらの別れでした。幾島は斉彬(高橋英樹) からの贈り物であると薩…

第31話「さらば幾島」

安政5年も残り数日となったある日。落飾した天璋院(宮崎あおい)には打掛など華やかな衣装に袖を通すこともなくなり、これまで仕えてくれた奥女中たちに分け与えることにしますが、婚儀のとき身に着けた袿に手を掛けられ、幾島(松坂慶子)が激しく叱責しま…

第30話 「将軍の母」

安政5年(1858)7月21日、徳川慶福が江戸城に入り、名を家茂(松田翔太)と改める。天璋院(宮崎あおい)が直弼(中村梅雀)が認めずとも「上様亡きあとの、なによりも生きていくための希望じゃ」と家茂の力添えとなる覚悟を決めます。元気になったあおいさ…

第29話 「天璋院篤姫」

家定公(堺雅人)の薨去に、茫然自失。涙が止まることのないあおいさんの表情に打たれます。滝山(稲森いずみ)から、家定の死を公にするのは8月8日と知らされ、「公に喪が発せられるまでは誰にも知られてはならない」と念押しされる。 篤姫(宮崎あおい)は…

第28話 「ふたつの遺言」

今回は滂沱の涙です! 篤姫(宮崎あおい)は、徳川の妻となった喜びを、庭の花々に触れ感じるのでした。 安政5年4月25日。井伊直弼(中村梅雀)が大老として登城、家定(堺雅人)に慶福(松田翔太)のこと公にする旨願いでます。家定は「慶福が将軍になった…

第27話「徳川の妻」

「どちらにもつかぬですと!薩摩の殿にどう言い訳をするのですか」と怒りを露わにする幾島(松坂慶子)。迫力のある松坂さんの演技です。そのとき、滝山(稲森いずみ)が井伊直弼(中村梅雀)を大老職へ推すための嘆願書を携えて篤姫(宮崎あおい)の元に訪…

第26話 「嵐の建白書」

篤姫(宮崎あおい)は、家定(堺雅人)とこたつで、家定手製のカステラをつまみながら「そろそろ虚けの真似はやめては」と言えば「皆が虚けと思っているから、真顔で言うと効果がある」と篤姫を揶揄う。ふたりは、今までのことが嘘のような幸を噛みしめてい…

第25話 「母の愛憎」

「慶喜(平岳大)を好きでない」という家定(堺雅人)の言葉を聞いた幾島(松坂慶子)は「道が遠のくばかり」と篤姫(宮崎あおい)を責めます。篤姫は「公方様の目に狂いはないと思うが、それでも父上の命を従わねばならないのか」と自問します。幾島に「わ…

第24話 「許すまじ、篤姫」

安政4年秋、婚礼の日から10か月。最近では家定(堺雅人)の奥泊りも頻繁になり、碁盤を挟んでの夫婦の会話も増えてきました。ハリスとの会見についても気楽に話ができるようになり、ぜひ会見するよう勧めます。「征夷大将軍としてどう会えばよい」と問うてき…

第23話「器くらべ」

江戸城・大奥。安政4年7月、篤姫(宮崎あおい)が大奥に入ってはや半年。家定(堺雅人)は仏前の前で大あくび、「いつまでもうつけのままではおられなくなった」と打ち明けたものの、皆の前では未だにうつけの振りをしつづけます。 篤姫は「上様がうつけどこ…

第22話 「将軍の秘密」

一橋派と紀州派の対立が激化している。大奥は本寿院(高畑淳子)をはじめ紀州派、阿部老中(草刈正雄)が唯一の篤姫(宮崎あおい)の頼りでした。 お志賀(鶴田真由)と釣りに興じている家定(堺雅人)の 姿を目にする篤姫。あれは仮の姿と思うが、お志賀の…

第21話「妻の戦」

「西郷どん」、今週は特別番組でお休みですが、次回予告では阿部中老が亡くなるようですので、「篤姫」第21話「妻の戦」まで進めます。 安政4年(1857)早春。篤姫は家定を迎えるためのことでのみで過ごす毎日。しかし、祝言の日から御渡りが途絶えて、一カ…