映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

DVD鑑賞記

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」時代に翻弄された友情、幼い時の友情は人生の宝物だ!

1984年度製作作品。マカロニウエスタンの巨匠セルジオ・レオーネの遺作となった作品。「モリコーネ 映画が恋した音楽家」(2021)で音楽のすばらしさを知りDVD(229分版)で観ることにしました。 アメリカの禁酒時代に翻弄されるギャングたちの友情物語、行…

「ヘイトフル・エイト」(2015)ストーリー、血の演出に仰天も、結末はアメリカの未来に光を放つ!

映画「モリコーネ・・」(2021)を観て、モリコーネが本作で6度目の挑戦でアカデミー賞作曲賞を手にした作品であると知った。監督のクエンティン・タランティーノが「モリコーネはバッカ、ベートーヴェンに並ぶ作曲家である」と褒めちぎった作品、観ないわけ…

「2001年宇宙の旅」(1968)木星に向けて発せられる電波の向う世界は!

宇宙SF作品の金字塔と言われる作品、楽天市場で350円で購入して鑑賞。350円では申し訳ない、すばらしい作品だった。(笑) 1968年に観た人は驚いたと想像します。なにせ当時の最先端科学知識に準拠して描かれているわけだから。しかし、今観てもラストシーンは…

「アイネクライネナハトムジーク」(2019) 結婚は出会いより、「会えてよかった」と愛する努力!

三浦春馬さんが亡くなって3年(2020年7月18日)、爽やかな笑顔を思い出してこの作品を選びました。 監督が恋愛ベタな若者を描いて評判の今泉力哉さんで(笑)、三浦さんの主演作品。今思えばもっとしっかり恋をさせてあげたかったと三浦さんご本人の性格が出た…

「禁じられた遊び」(1952)子供の遊びでこれほどの戦争禁止を訴える作品になるとは!

名作中の名作。主題曲の「愛のロマンス」は大好きで、よく耳にしますが作品を観たのは今回が初めて! 主人公5歳の少女ポーレットのあどけなさに圧倒され、ラストシーンで「ミシェル!ママ!」と叫び雑踏の中に走り出す姿に、「絶対に戦争はやってはダメだ!…

「戦場のピアニスト」(2002)原題:The Pianist

2002年度製作作品。名作中の名作。ナチスドイツ侵攻下のポーランドで生きた実在のユダヤ人ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの自伝の映画化、監督はポランスキーで彼もまたポーランド人の両親のもとに生まれ、収容所で母親を亡くし、各地を放浪して…

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015)マッドなデス・ロードで世紀末を語る!

原爆で荒廃した世紀末、バイオレンスなカーアクションで描いたジョージ・ミラー監督の代表作。恥ずかしながら、まだ観ていなかった。(笑) 第88回アカデミー賞(2016)で作品賞、監督賞ほか10部門でノミネートされ、編集、美術、衣装デザイン、音響編集、録音…

「リンカーン」(2012)したたかで人間くさいリンカーン。リンカーン像を一変させてくれました!

スピルバーグ監督作としては評判が悪い!(笑)ということで観ることにしました。 監督:スティーブン・スピルバーグ、原作:ドリス・カーンズ・グッドウィン、脚本:トニー・クシュナー、撮影:ヤヌス・カミンスキー、美術:リック・カーター、編集:マイケル…

「アメリカン・ビューティー」(1999)とんでもない家族崩壊物語。が、書き手の心が“すこんと”心に入って来る凄い作品だ。

現代アメリカの理想的家族の崩壊劇を通して、現代アメリカ社会の抱える闇をコミカルに描き出すというもの。 本作は第72回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞、撮影賞を獲得した作品です。 監督:サム・メンデス、脚本:アラン・ポール、撮影…

【DVD】「スリー・ビルボード」(2017)怒りが怒りを呼び、その行き着く先が不明!(笑)

お正月は消化不良だった本作からスタートです。(笑) 娘を殺された母親が、いつまでも犯人を捕まえられない警察に怒りの看板広告を掲げたことをきっかけに、町の住人それぞれが抱える怒りや葛藤が剥き出しになっていくさまをダークなユーモアを織り交ぜつつ、…

「ザ・スクエア 思いやりの聖域」(2017)思いやりとはほど遠い行動に、自分を見る思いで身につまらされた。

リューベン・オストルンド監督最新作「逆転のトライアングル」が3月に公開されるということで、前作をDVD鑑賞です。 現代美術館のキュレーターが発表した展示作品「ザ・スクエア」が、世間に思わぬ反響を生み、とんでもない大騒動へと発展していく皮肉な運命…

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(2016)誰にでも起こりうる過失の罪に、自らを許せないと苦しむ男の再生物語!

「癒えない傷も、忘れられない痛みも。その心ごと、生きていく」というキャッチコピーで、DVD鑑賞です。 監督・脚本;ケネス・ロナーガン。プロデュース:マット・デイモン、音楽:レスリー・バーバー、撮影:ジョディ・リー・ライプス、編集:ジェニファー…

「秋刀魚の味」(1962)行き遅れを心配し娘を嫁がせた戦中派親父さんの老いと孤独!

小津安二郎監督の遺作。妻に先立たれた初老男性と結婚適齢期を迎えた娘の心情を、ユーモラスかつ細やかに描き出すというもの。 小津さんは本作公開後の1963年12月12日に亡くなっているんですね! どんなメッセージを残したんでしょうか。といことで、DVDでの…

「20センチュリー・ウーマン」(2016)1979年という変革時期に悩みもがき自分の生き方を模索する女性たち!

「人生はビギナーズ」(10)のマイク・ミルズ監督が、自立心旺盛だった自身の母親をモチーフに描いた作品。アネット・ベニング、グレタ・ガーウィグ、エル・ファニング、ビリー・クラダップらの共演で、アカデミー賞脚本賞にノミネートされた作品です。 監督…

「トラ・トラ・トラ!」(1970)ハワイ奇襲攻撃の謎、もうこんな戦闘シーンは描けない!

間もなく終戦記念日。何かこれに関わる作品ということで、本作を選びDVDで鑑賞しました。日米のスタッフ・キャストによる共同作品。 「トラ・トラ・トラ!」とは1941年12月8日の大日本帝国海軍による真珠湾攻撃時、空母から発信した攻撃機隊が米国に気付かれ…

「ジュラシック・パーク」(1993)再生された恐竜は何ものか、三人の学者が抱く恐竜への危機感!

「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」が間もなく公開され、これが「ジュラシック」シリーズの最終章とのこと。そんなことから、この作品には第1作に出演していたローラ・ダーン(サトラ博士)、ジェフ・ゴールドブラム(マルコム博士)、サム・ニール…

「トップガン」(1986)リアルなエア・アクションとトム・クルーズの笑顔に参った!

「トップガン」はカリフォルニア州サンディエゴにあるミラマー海軍航空基地にある通称トップガンと呼ばれるエリートパイロットを養成する訓練学校を舞台に、若き訓練生たちの挫折と栄光、そして恋愛を描いた作品。トップガンは、米海軍のパイロットの中でも…

「ダーティハリー」(1971)時代の匂いを嗅ぎ取ったイーストウッド刑事の正義!

映画監督ドン・シーゲルとクリント・イーストウッドを世に送り出した作品。 憲法記念日にまさかの刑事の活躍を観るとは!超有名な作品ですが、一度も見たことがなかった!この休みを利用してゲオからの借用DVDで鑑賞しました。 法を無視してでも救いたい命が…

「インデペンデンス・デイ」(1996)

エイリアンの形態はこれまでに描かれているものだが、高度なテクノロジーを持っている。巨大な宇宙船で攻撃しくるエイリアンに現存武器で戦うというSF物語。 ティーブン・スピルバーグ監督をして「お金を払っても観たい映画」と言わしめた作品ということで…

「荒鷲の要塞」(1968)若きクリント・イーストウッドの姿を楽しむ!

クリント・イーストウッド、38歳、若き姿、それも軍服姿を観たいとこの作品を選びました。イーストウッド、本作も脚本が気に入って参加した作品で、イタリアからアメリカへの凱旋作となります。カッコいいイーストウッドの姿を見ることができます。観て面白…

「素晴らしき哉、人生!」(1946)幸せはよき妻を持ち、人のために働き、愛する故郷・友を持てたこと。

クリスマスに観る作品としてとても評判のよい作品。時期を失していますが、自分の人生をどう評価すべきかとDVDで観ることにしました。冒頭に淀川長治さんの解説付きというもの。 監督・製作:フランク・キャプラ、原作:フィリップ・バン・ドレン・スターン…

「第三の男」(1949)アントン・カラスのツィター演奏によるテーマ音楽!こんな話だったとは知らなかった!(笑)

何となく古典を観てみたいと本作を選びました。第二次世界大戦直後のウィーンを舞台にした“フィルム・ノワール”?犯罪映画、日本での公開は1952だったようです。 なぜこの作品を選んだか?あのアントン・カラスのツィター演奏によるテーマ音楽です。他は何も…

「プリズナーズ」(2014)

あけましておめでとうございます。 娘を取り戻すため法をも犯す決意を固めた父親の姿を描いたサスペンススリラー。 世界的に注目されているカナダ人監督ドゥニ・ビルヌーブのハリウッドデビュー作ということで、正月、DVDでの鑑賞、年明けにはちょっと重い作…

「インターステラー」(2014)5次元は空間、時間、重力、愛情の世界だった!

[テネット]、映像の謎解きのような難解な作品でした。そこで、監督の映像世界を知りたくて、この作品に挑戦、DVD鑑賞です。 世界的な飢饉や地球環境の変化によって人類の滅亡が迫る近未来。最愛の娘を残し未知の宇宙へと旅立った元宇宙飛行士が、宇宙と…

「日本沈没」(1973)希望を捨てない、生きるという強い意思こそが、この恐怖から救ってくれる!

コロナウイルス感染症騒動を見ながら、未知の恐怖にどう対応すべきか。これ以上の恐怖はないと本作をDVDで観賞しました。 原作は小松左京さんの同名ベストセラー小説。映像化された作品はいくつかあるようですが、最も原作に近いものと本作を選びました。 地…