映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「TALK TO ME トーク・トゥ・ミー」YouTuberによるホラー、SNS社会に生きる10代の娘の孤独と闇!

2023年度オーストラリア製作作品。SNSで流行する「90秒憑依チャレンジ」にのめり込んだことから思わぬ事態に陥っていく女子高生を描き、2023年サンダンス映画祭で話題を呼び、A24で配給され「ミッドサマー」(2019)をはるかに超える興収を上げたという話題…

「アイ・アム まきもと」(2022)孤独死者を無縁墓には埋葬しないと奮闘するまきもと。役所勤務者の手本だ!

イギリス・イタリア合作映画「おみおくりの作法」(2013)のリメイク作品。 孤独死の人たちの親族を捜し、見つからねば遺品を整理して持たせて火葬するなど、丁寧にお見送りをする市役所職員の話で、いい話だったと記憶している。 監督は「舞妓 Haaaan!!!」…

「PERFECT DAYS」(2023)役所広司さんが見せる公共トイレ掃除員の充実感!

世界的建築家やクリエイターによるデザインで改修された東京・渋谷区の17個のトイレ「THE TOKYO TOILET」の「清掃員として働く平山の生き方」をドイツの名匠ビム・ベンダース監督のもと平山を役所さんが演じ、第76回カンヌ国際映画祭(2023で、男優賞を受賞…

宮崎駿監督に密着…NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」(2023)“君生き”大伯父のモデルは誰れ?

宮崎駿はいかにして新作「君たちはどう生きるか」を作り上げたのか。創作の舞台裏で繰り広げられていた物語。書生として通うことを条件に取材を許されたディレクター(記者)が見つめた、2399日にわたる記録。 とても難解だった本作の舞台裏が明かされると観…

「生きる LIVING」(2023)美しく気品がある、こういう人生を生きたい!

ノーベル賞作家ズオ・イシグロ脚本による黒澤明監督の名作「生きる」のリメイク作品。どう黒澤作品を料理したかと観ることにしました(WOWOW)。 黒澤作品をより噛み砕いて自分の人生を生きる意味を問う作品になっていて、黒澤作品が時代や国に関わらず受け…

「FALL フォール」(2023)高度600mの恐怖、うまい演出だ!高所恐怖症、それだけではなかった。

地上600メートルの超高層鉄塔に取り残された2人の若者の運命を描いたサバイバルスリラー。 スリラーというジャンルでこういう作品を観たことがない、ということでWOWOWにて鑑賞。 う~ん、面白い!アイデア勝負の作品だと思う。一度この恐怖を味わっておくの…

「生きる」(1952)ゴンドラの唄だけではなかった、ユーモアがあって映像で見せる“生きる”だった

黒澤明作品の名作中の名作。学生のころ見たが「主人公がブランコでゴンドラの唄を歌うシーン」ぐらいしか思い出せない。これをリメイクした「生きる LIVING」(2023)を見るために見直してみた。 “生きる”とはどういうことか。これをユーモアたっぷりに描いて…

「市子」(2023)圧巻の杉咲花、社会の歪を全部背負って、それでも生きたいと犯した罪!

市子を演じる杉咲花の表情を追うだけで一種のサスペンスだという作品。彬咲花で観ることにしました! 原作:監督の戸田彬弘が主宰する劇団チーズtheater旗揚げ公演作品で「川辺市子のために」。お初にお目にかかる監督。脚本:上村奈帆 戸田彬弘、撮影:春木…

「search #サーチ2」(2023)面白い!“伏線ワード”打ち込みで展開するスリル!

前作、パソコンの画面上で物語が展開していくという斬新な手法を用いた作品。もうこれでお終いだと思っていたら「#サーチ2」が公開。同じようなものだろうと思っていたら意外や意外、好評だ。WOWOW公開を待っての鑑賞。 前作より数倍面白かった。 IT音…

「ナポレオン」(2023)圧巻の戦争パノラマ。戦術の天才だったが妻との戦争には負けたかな!

リドリー・スコット監督にとって、敬愛するスタンリー・キューブリック監督が企画し、実現に至らなかったナポレオンの映画化は、長年の悲願だったという。監督にはいくつもの歴史作品があるが、映画は伝記でなない、人物像を描きそれが歴史を超えて心に入っ…

「幸せなひとりぼっち」(2015)ひとりでは生きていけない!感謝してご近所に世話になればいい!

孤独な老人が隣人一家との触れあいを通して再生していく姿を描いたスウェーデン発のヒューマンドラマ。第89回アカデミー賞では外国語映画賞とメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされた作品。わが国でもとても評判のよい作品。 本作のハリウッドリ…