映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

劇場鑑賞映画(2019)

「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」(2019)

オリジナル版「この世界の片隅に」(2016)にリンさんの物語が加わったという完全版。オリジナル版で、確認のため3回劇場通い、リンさんは幼いころ叔母の家で出会った座敷わらじであると突き止め、完全版を楽しみにしていました。(笑)リンさんが加わったこと…

「THE UPSIDE/最強のふたり」(2018)

フランス映画「最強のふたり」(2011)のハリウッドリメイク版。フランス版をすっかり忘れていて再挑戦。どんな作品だったかなと思いながらもとても面白く楽しい作品でした! 全身麻痺の大富豪と彼の介護人となったスラム街出身の無職の男が、思いがけない友…

「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(2019)

世界的な映画祭に参加、まずは参加することに意義ありです!それだけに世界に発信するテーマを期待しておりました。今作は3部作の終わりではなく、スカイウオーカー家の物語の完結編という位置付けの作品。しっかり見届けねばと参加しました! SWについて…

「屍人荘の殺人」(2019)奇想天外なミステリー、原作が読みたくなる!

な 国内のミステリー・ランキングを総なめにしたという今村昌弘さんの同名ベストセラーを神木隆之介・浜辺美波・中村倫也さんらの共演で映画化したミステリー・コメディ作品。大学のミステリー愛好会の2人の学生が、美人女子大生探偵に誘われ、ロックフェス…

「カツベン!」(2019)サイレント映画は大正キャラメルの味!

「舞子はレディ」以来5年ぶりの周防正行監督作品ということで楽しみにしていました。今回は「活動写真」と呼ばれていた大正時代のサイレント映画に携わる人々を描く青春群像劇。今年一番、笑った映画でした! 大きな日本映画史を見ながら、映画とは恋や笑い…

「ルパン三世 THE FIRST」(2019)

ルパン一世が唯一盗むことに失敗したという伝説のお宝「ブレッソンダイアリー」に挑むルパン一味の活躍を描くという。「ルパン3世」を3Dにするとどうなるのかな!と楽しみにしていました。 映像はそれなりに評価できるが、テーマがよかったにもかかわらず、…

「殺さない彼と死なない彼女」人はひとりでは成長しない。相手の思いを大切に!

タイトルに魅せられ観ることにしました。タイトルどおりの、何かというと「死ね」とか「殺すぞ」が口癖の小坂れい(間宮祥太朗)とすぐに「死んでやる」が口癖の鹿野なな(桜井日奈子)の物語。こんな汚い言葉で綴られる物語が、これほどの美しい愛の物語と…

「ドクター・スリープ」(2019)

1980年スタンリー・キューブリック監督によって映画化されたスティーヴン・キングの傑作ホラー「シャイニング」の続編、前作の40年後を舞台に、惨劇を生き延びた少年ダニーのその後の物語を描くということで観ました。いずれの原作小説は未読です。監督は「…

「決算!忠臣蔵」 お金の掛かる部分を全部カットした「忠臣蔵」物語

12月が近付くと「忠臣蔵」ということで、この作品を選びました。同じような考えの人が多いのでしょうか、劇場は、朝一番でしたが、満席でした。いわゆる泣かせの松の廊下や、討ち入り、隊士の切腹などのシーンがない、吉良が全く出て来ない、これまでの忠臣…

「アナと雪の女王2」(2019) 

原題はFrozen2。タイトルとしては「アナと雪の女王2」という邦題が圧倒的に優れています。アナとエルザの物語でなく、エルザが雪の女王でなければならない理由が明かされるからです。アナとエルザが、見た目にもしっかり大人になっていて、前作のような青臭…

「オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁」(2019)

日中合作作品に役所広司さん出演ということで観ることにしました。役所さんのこんな激しいアクション作品を知りません。ご本人はもうやらないと仰っておられるようですが、よくぞ怪我がなくてよかったと思います。(笑) 標高8,848メートルを誇る世界最高峰の…

「影踏み」(2019)

原作は横山秀夫さんの同名小説。多くの作品が映像化されるなかで、映像化不可能と言われてきた最後の最後の一作だそうです。未読です。主人公は、人の寝静まった住宅に忍び込む凄腕の「ノビ師」。横山さんの小説で、犯罪者が謎を濃き明かす小説内はないとい…

「レオン」(1994)完全版 CUT版で十分!

「午前十時の映画祭10」で完全版(約20分の拡大)を観ることができました。孤独な殺し屋と、家族をギャングに殺された少女が心を通わせていく物語。銃乱射に恐怖し、ふたりが出会って心が通じ会う姿に笑って癒され、最後の銃撃戦での殺し屋の自爆に泣かされ…

「ひとよ」( 2019)自分の不甲斐なさを親のせいにするな!自分には特別なことでも他人にとってはなんでもない!

監督は白石和彌さん。出演は佐藤健・鈴木亮平・松岡茉優・佐々木蔵之介・田中裕子さんと魅力的な方々。これで観ることにしました。血縁に結ばれた家族が家族であろうとすることへの監督らしい野太いメッセージと、これを演じる皆さんのすばらしい演技に魅入…

「IT イット THE END」(2019)傷による絆から自立へ。あのころの友は宝物。

本作、大ヒットしたスティーヴン・キング原作ホラー「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」(第1章)の完結編(第2章)。前作から27年後を舞台に、再び現われたたペニーワイズに立ち向かうべく再結集した大人になった“ルーザーズ・クラブ”の仲間たちを待…

「閉鎖病棟―それぞれの朝―」(2019) 優しさが人を生かす!!

原作は帚木蓬生さんの同名小説。未読ですが、他作品で帚木作品には親しみを持っており、さらに小松菜奈さん出演ということで楽しみにしていました。監督は「愛を乞うひと」「エヴェレスト 神々の山嶺」の平山秀幸さんです。本作が初脚本作だとのこと。 人の…

「火口のふたり」(2019)性愛こそが生きる力になる!

原作は白石一さんの同名小説。荒井晴彦監督により、柄本佑・瀧内公美さんの二人芝居で描かれる過去の別れへの後悔に向き合う物語。荒井晴彦監督、柄本佑さんを信じて観ることにしました。性愛作品ですが、メッセージ性があり、とてもきれいな性愛というより…

「108~海馬五郎の復讐と冒険~」(2019) なんで男はこれほどにバカなの!

資産1000万円を使い果たし、“いいね”の数だけ女を抱いて愛妻に復讐!?というキャッチコピー。監督・脚本・主演が松尾スズキさん。今年一番の笑いでした。思い出してはまた笑うという作品。しかし、内容は明かせない、なんかちょっと!という作品。人の所見…

「ある船頭の話」(2019)日本の美しい自然と、人を愛する生き方!

オダギリジョーさんの長編初監督作品ということで、どういう作品を作るのかと楽しみにしていました。“めちゃくちゃ”に美しい。映画が売ることなど考えず、思いの丈をぶちまけて、ちょっと分かり辛いところもありますが、監督レビュー作品ならこれくらいは当…

「楽園」(2019) 楽園はすぐそこにあります!

吉田修一さんの短編集「犯罪小説集」を映画化したサスペンス・ドラマ。監督が瀬々敬久さん。主演は綾野剛・杉咲花・佐藤浩市さん。共演に柄本明・村上虹郎・片岡礼子・黒沢あすかさんが配されています。 短編集「犯罪小説集」の中から、「青田Y字路」「万屋…

「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」(2019) 妊活は愛の記録!

ひと回り以上も若い妻と結婚生活を送るアラフィフ作家が、妻の気持ちに応えて突如妊活に目覚めて悪戦苦闘する物語。49歳男性の不妊、それも加齢が原因ですべて夫に責任があるというもの。このような映画が出来たことに驚きです。(笑)上映劇場、回数は多くな…

「真実」(2019) 真実を確かめるより、もっと大切なことは!

是枝裕和監督が、フランスの名優カトリーヌ・ドヌーブ、ジュリエット・ビノシュ、さらにイーザン・フォークの参加を得てフランスで撮り、ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門オープニング作品として披露された作品です。どのような作品かと、楽しみに…

「蜜蜂と遠雷」(2019) あちらの音をこちらの音に映像化、すばらしい!

監督は「愚行録」の石川慶さん。松岡茉優さん出演作ということで、楽しみにしていました。クラシック音楽などとは縁遠いですが、クラシック音楽ってこんなにすばらしいんだと感動させてくれました。( ^)o(^ ) 原作は直木賞&本屋大賞のW受賞を果たした恩田…

「ジョーカー」(2019)  これしか生きる道はない、現在に通じる物語

「バットマン」のビラン、ジョーカーの生誕物語。アメコミ作品からから生まれた作品でヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞という話題作。これはもう観なければと駆けつけました。彼がなぜ巨大な悪のカリスマに堕ちたか?「ゴッサム・シティ」という都市のもつ…

「宮本から君へ」(2019)「こう愛し、こう生きるべし!」、「こう生きてきたか?」と問われる作品。

原作が新井英樹さんの同名人気漫画。テレビでドラマ化されたようですが未見、漫画も未読です。しかし「愛しのアイリーン」(2018)を観ているので、新井作品は楽しみに、もうひとつ池松壮亮さんと蒼井優さん出演作というのも見逃せない。というわけで観て参…

「アド・アストラ」(2019) ブラッド・ビットのための映画

主演がブラッド・ビット、近未来の宇宙物語ということで、近未来の宇宙ステーションやスペース・シャトル、月や火星での活動を見ようと出かけました。ところが、とんでもない、心に大きな傷を抱える息子が、傷を埋めるために16年前に宇宙の彼方に消えた親父…

「アイネクライネナハトムジーク」(2019) “普通でいい、あなたに会えてよかった”

「愛がなんだ」の今泉力哉監督作品ということで観ました。この作品は恋愛指南書としてとても評判が良かったですが、本作も前作同様、「出会いとは」をテーマに結婚生活の秘訣を説いてくれ、ユーモアたっぷりで、テンポよく描かれ、とても楽しめる作品でした…

「記憶にございません!」(2019) 政治家の皆さん、このフレーズは使えなくなりました!

三谷幸喜監督作品ということで、公開4日目、朝一番に。パンフレットください」というと「どちらの?」、「記憶にございません!」。笑いましたね!!満席でした。( ^)o(^ )映画が始まると、笑い声が一杯で、最近ではめずらしい光景でした! ある日突然記憶喪…

「アベンジャーズ エンドゲーム」(2019)全過去作に繋がる、3時間では終わらない!

壮大な宇宙戦争の完結、11年にわたり重ねてきたMCU作品の総括作品でした。すべての作品を一巡りし、トリビアの満載。フアンにはたまらないでしょう!そしてもう一度これを確認に行くでしょうね。(笑)キャスト・スタッフ:https://eiga.com/movie/84951/ …

「人間失格 太宰治と3人の女たち」(2019) テーマは何かが見えにくいですが、

二階堂ふみさん出演作ということで観賞。太宰治の名前を知っている程度の文学音痴です。小説「人間失格」に何が書いてあるかなど全く知りません。(笑)この作品は、太宰が3人の女性と交わるなかで、俺は人間として失格だと、「人間失格」を書き、書き終えて命…