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「犯罪都市 THE ROUNDUP」(2022)圧倒的な力でねじ伏せる破天荒なマブリーのアクション、スピード感に満ちた展開に爽快感!

マ・ドンソクの主演作品、必ず観ます!この人の身体からあふれ出すなんとも言えないおかしみが好きなんです。力道山によく似てきましたね!(笑)

2017年の第1作から4年後の2作目。すでに3作目が撮影に入っているとのこと。韓国では1200万人が観たという大ヒット作です。8作まで予定されているとか。韓国の事件簿を拾って行けばできるかもしれませんね!(笑)

監督:前作の助監督イ・サンヨン、脚本:キム・ミンソン イ・サンヨン イ・ヨンジョン マ・ドンソク、撮影:ジュ・ソンリム、編集:キム・ソンミン音楽:キム・テソン チョン・サンウ、武術:ホ・ミョンヘン。

出演者マ・ドンソク、ソン・ソック、チェ・グィファ、チョン・イルマンチェ・グィファ、パク・チファン、ホ・ドンウォン、ハジュン、他。

物語は

クムチョン署の強行犯係に所属する怪物刑事マ・ソクト(マ・ドンソク)らは、国外逃亡した容疑者を引き取るためベトナムへ行くよう命じられる。ソクトとチョン・イルマン班長(チェ・グィファ)は容疑者から怪しい気配を感じ取り、秘密裏に捜査に乗り出す。やがて、残忍な凶悪犯罪を重ねるカン・ヘサン(ソン・ソック)の存在が浮上。ソクトらは韓国とベトナムを行き来しながらヘサンを追い詰めていくが……。

前作(観ていない)と違って、背景が2008年のベトナムと韓国。ベトナム戦争で最強軍団だった韓国らしい勢いのある作品です。

マ・ドンソクの気性のようなスピード感のある展開で、よく分からないところもあったが、笑いながら結末に至り、まずは高麗人参酒で乾杯”という痛快な物語だった。(笑)ほとんど女性の出演がないという映画で、1200万人もの集客があるというから驚きです。


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あらすじと感想(ねたばれ:注意):

韓国人が外国で起こす事件が結構あるという現在の韓国世情を紹介して物語はスタート。

ベトナムホーチミン市郊外に土地を物色中の青年実業家チェ・ヨンギ(チャ・ウジン)が謎の男カン・ヘサンに拉致されて殺害された。このヘサンことソン・ソックの殺気だった刀の使い方が怖い!この怖さに土地を案内していたユ・ジョンフンが逃げ出した。

このころ韓国タムチョン警察強力班副班長のソクトはコンビで少女を人質に立てこもった若い男を、大きな背中を見せて裏口から入り、マ・ドンスクのオーバーキル気味の技を見せつけて逮捕。新聞ネタになっていた。この大きな背中を見ると安心しますね!(笑)

そこにベトナムで宝石泥棒で捕まったジョンフンの身引き受けの仕事が舞い込み、ソクトは班長・イルマンのお供で出張することになった。班長と副班長が一緒というのは・・!(笑)

ベトナムホーチミン市)に着いたふたりは早速ジョンフンを鉄拳で脅し(笑)、自白させた。(笑)ヘサンが2人を殺して埋めた。ヨンギのほかにヘサンに「金が入るのに殺す理由がない」と楯突いたやつだという。

ヨンギの死体埋葬現場を掘開すると4体の遺体がでてきた。イルマンは「ベトナム当局に任せよう」というがソクトは「韓国人が韓国人を殺した事件だ、本国に連絡してもやり気がない!」と国際法無視でヘサンを逮捕するという。(笑)

ヘサンは数日前ララクと一緒にいたという情報から賭博場(倉庫)にソクトはひとりで殴り込みをかけ、多数の若い衆をぶっ飛ばし(笑)、ヘサンの居場所を突き止めた。

そのころ、ヘサンはヨンギの金をいただきにアパートを尋ねると、ヨンギの親父で金融業のチェ・チュンベク(ナム・ナム・ムンチョク)が指し向けた殺し屋に襲われ、激しい格闘戦を繰り広げた。部屋中が死体だらけになるという、ソクトに劣らぬ強力を見せる。金はチュンベクの元にあると聞き、韓国にいくことにした。

そこにソクトとイルマンがやってきて、ヘサンとその仲間との格闘になったが、ヘサンが逃げ切った。悪いことにイルマンが負傷した。

イルマンは入院。二人はトリックでベトナム当局を騙し韓国に帰国した。(笑)

前作でヤクザ“イス”組のチャン・イス(パク・ジファン)は過去を清算国際偽装結婚の斡旋や密航ビジネをやっている。ソクトはイスを訪ね、中国からの密航者と着く港を聞き出した。(笑)ここで監視していてハサンが入国したことを捕まえた。しかし、署長からはベトナムの無法を問われ、逮捕令状が出ない。

ヨドンの葬儀に現れると強力班全力で待機。ヘサンに裏をかかれてチュンベク社長が誘拐された。

社長を拷問するテープが贈られてきた。ヘサンの要求は200万ドル。持参する者は車と社長夫人と運転手。イルマンが「運転手はお前だ!」と言ったが、ソクトはイスに運転手を頼み込んだ。(笑)

要所に警察車両を配置して監視、ヘサンの指示で目的地に向かうイスの車をソクトが追う。4回のUターンがあるというカーアクション。(笑)

ホ・ドンギュン(オ・ドンウオン)がヘサンの所在を発見して現場に急ぐが格闘となり負傷。そこにイスの車が到着して夫人が下車。その隙に、イスが金の入ったスーツケースをもって密航船の波止場に走り去る。これを追うヘサン。(笑)

イスからスーツケースを奪い取ったヘサンが高速バスで逃走を図る。渋滞で止まったところにソクトが現れ、バスの中でのヘサンとの大格闘!(笑)

まとめ

単純なストーリーでテンポを重視の作品。笑いが一杯で、マ・ドンスクとソン・ソックの格闘アクション、さらにカーアクションで観せる作品でした。マ・ドンスクの格闘技は毎日ボクシングで鍛え、柔道もやっているというから見事です。それに彼のチャーミングな笑いに魅せられますね!なにをやっても面白い!

狭い空間での格闘はマ・ドンスクをより大きく見せ迫力がありました。

さらにソン・ソック、体重を10kg増やして役に挑んだそうですが、格闘技も見事でしたね!彼にはドンスクにない表情に凄みがあった。

笑いといえばソクトとイルマンの掛け合い。そしてイスのお惚け!

単純なストーリーですが、前作と同様に実際に起きた事件をフューチャーしての作品ということで、リアリティがある。これがいい!韓国社会を垣間見ることができます。

音響が凄い!マ・ドンスクが相手の腕を折るときの音!(笑)そして主題歌がいい、スピード感がある。

クレジットのあとで「ナム・ムンチョクに感謝」という字幕が出るが、「これ冗談?」と思うほどに、リアルな笑いがある作品でした。

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