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「ブラックアダム」(2022)リアリティがない、見慣れていると言うなかれ!なかなかの優れもの!

 

観る作品が見つからない!と探し、目に入ったのがこの作品。全編派手な格闘・戦闘シーンが続く。一体何の話かと2度目に挑戦。現代社会をおちょくるようなパロディーストーリーで結構面白い。(笑)

原作:シャザムの宿敵として登場したブラックアダムを主人公に、その誕生秘話を描くというもの。

監督:ジャウム・コレット=セラ、脚本:アダム・スティキエル ローリー・ヘインズ ソフラブ・ノシルバン、撮影:ローレンス・シャー、編集:マイク・セイル ジョン・リー、音楽:ローン・バルフェ、音楽監修:ゲイブ・ヒルファー。

出演者:ドウェイン・ジョンソン、オルディス・ホッジ、ノア・センティネオ、サラ・シャヒ、マーワン・ケンザリ、クインテッサ・スウィンデル、ボディ・サボンギ、モー・アマー、ヘンリー・カビル、他。

物語は

5000年の眠りから目覚めた破壊神ブラックアダム。かつて彼の息子は自らの命を犠牲にして父を守り、その力を父に託した。ブラックアダムの力は、息子の命と引き換えにして得られたものだった。そのことに苦悩と悔恨を抱えるブラックアダムは、息子を奪われたことに対する復讐のため、その強大な力を使って暴れまわり、破壊の限りを尽くす。そんなブラックアダムの前に、彼を人類の脅威とみなしたスーパーヒーローチーム「JSAジャスティス・ソサイエティ・オブ・アメリカ)」が立ちはだかる。(映画COM)

ブラックアダムとJSAの対決かと思いきや、そうではないブラックアダムには戦わねばならない相手がいたという二転三転ストーリーが面白い。(笑)


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あらすじ&感想

2016年のカーンダック国。5000年前、暴君アクトン国王が強力な魔力を得たいとエタニウムの王冠(サバクの王冠)を作ることを思いつき、民にエタニウム捜しを命じた。エタニウムが見つけた男を役人が崖下に突き落として殺害。これに「国王を倒せば自由が得られる!」と民を煽った子供(フルート)は斬首刑に晒され、魔術師評議会は「シャダム!」と叫び子供に魔術を与えた。子供は父親にこの魔法を託し、父親は息子の仇討ちと国王に挑み、暴れまくった。あまりの暴挙に魔術師評議会はこの男を洞窟に幽閉し眠につけかせた。

このストーリーは結構面白い!

5000年後の今、カーンダックはインターギャングが占領、世界を蝕む侵略者だった。民は自由を取り戻すときを待っていた。歴史学者で自由戦士のアドリアナ(サラ・シャヒ)はイシュマエル(マーワン・ケンザリ)の案内で洞窟を捜索、王冠を発見した。そこにインターギャングの一団が襲い掛かる。

アドリアナが王冠の文字「生の先に死」を読み「シャダム!」と叫ぶと大男・ブラックアダムが登場集まってくるインターギャングの兵士・Gunヘリを、空を飛び強力な腕力やエタニウムのエネルギーで軽く打ちのめしてしまった。

アドリアナが待機していた弟・カリーム(モー・アマー)の車に乗ると、敵が追ってくる。ブラックアダムがエタニウム手榴弾で敵をぶっ飛ばしたが腹部を負傷した。

アドリアナは負傷したブラックアダムを自宅に招いた。ブラックアダムはTVに移る「荒野の用心」を見て、「こいつがヒーローか」と消した。(笑)息子のアモン(ボディ・サボンギ)は「自由を取り戻すヒーローが現れた」と大喜び。ブラックアダムは「俺には関係ない!」とカ―ンダックの広場(宮殿跡)に飛んだ。

ブラックアダムは部屋の出入りにドアを使わないで壁に穴を開けて出入りする。これがアドリアナの悩みだった。(笑)

ブラックアダムの出現でルイジアナ州セントロックに所在するJASに出動命令が下った

ブラックアダムとJASの闘い。JASのメンバーは魔術師ドクター・フェイト/ケント(ピアース・ブロスナン)、空の王者ホークマン/カーター(オルディス・ホッジ)、嵐を操るサイクロン/マクシーン(クインテッサ・スウィンデル)、巨大化する能力を持つアトム/アル(ノア・センティネオ)。ドクター・フェイトは未来が読める能力を持つ。他のメンバーはどこかのアニメに出てくるキャラクターに酷似していて魅力に劣るようです。

戦いはブラックアダムが殺虫剤を撒くようにJSAを退けた!強すぎる!(笑) 市民は「ヒーローが現れた!」と歓喜した。ブラックアダムは宮殿跡を尋ね自由の戦士を願って作られた息子の銅像を見ていた。

JSAがここに現れブラックアダムに平和的降伏を勧めるが、聞くわけがない!(笑)

イシュマエルがアドリアナのアパートに「王冠を渡せ!」と侵入。息子のアモンがバックを持って逃げるがインターギャング団に捕まり、フライバイクで連れ去った。

ブラックアダムはアドリアナから「息子を助けて!」と求められ、自分の息子と妻の姿がアドリアナ親子に重なり、怒りが爆発。フライバイクを追ったが逃げられた。

ブラックアダムはインターギャングのふたりを捕え居場所を吐かせて、アル・ハディディヤ山の鉱山に攻め込んだ。どちらが救うかとホークマンとブラックアダムが争ったが協力して救出することになった。

ハディディヤ山の鉱山。イシュマエルが現れアドリアナに王冠とアモンの交換を提示。アドリアナはこれを受け入れた。王冠を手にしたイシュマエルは「俺はアクトン王の末裔、カーンダックの王だ!」と言いアジトを破壊し逃げたアモンは救出されたが傷を負っていた。王冠が投げ捨てられていた

ブラックアダムは「人を傷つけることしかできない!ヒーローが必要なのに俺では役に立たない」と役を下り、「シャダム」と叫んで眠りの世界に入った。(笑)

JSAはブラックアダムを氷の下にある秘密海底基地に仮死状態で埋葬した

 天才プログラマーのマクシーンが、イシュマエルが王冠を捨てた意味を読み解いた。王冠の文字を逆に読んで「生は死に繋がる」と読み、アモンを捕えればアダムに殺されると判断し王冠を捨てた。これで魔術師評議会に認められカーンダックの王となれると解釈したという。

こんな“どんでん返しねた”を持ってくる脚本が面白い

イシュマエルが強力な魔法で、秘密海底基地から帰還中のJASの船を攻撃した。

船から脱出したJSAが「やつを王座には座らせるな!」とイシュマエルに挑むが倒された。ドクラー・フェイトが「ここは俺の出番!」と決死的行動に出るが、敗れ瀕死の状態。

ドクター・フェイトの念波が海底基地のブラックアダムに伝わり、ブラックアダムが眠りから覚め「シャザム」と唱え、JASを生き返させ、民とともに戦い、悪人イシュマエルを倒し、自由を獲得したJASと別れブラックアダムは王座に座った。が、「ヒーローはいつもいる。必要なのは守護者だ。俺はブラックアダムだ!」と王座を壊した。

そこにアマンダ・ウオラー(ビオラデイビス)が現れ、「カーンダックがお前の檻だ!一歩でも出たら異星から援軍を呼ぶ」と忠告し、また、スーパーマン(ヘンリー・カビル)が現れ「これほどに世界を不安にするとは、話がある」と言う。

まとめ

ブラックアダムはアクトン王の悪霊が現れたことで“ダークヒーローが必要”と現れた。そしてカーンダックの守護者となった。ブラックアダムはややこしいキャラクターですね!(笑)

物語は市民の自由が制限されはじめた現代を批判するように、ブラックアダムが活躍するストーリーだった。テーマ性をあって、面白い。

物語が単純で面白くないと言われますが、そんなことはない!十分楽しめます。そして戦闘シーンも面白い!

ブラックアダムにJASが挑んだが、JASに力がない!なさすぎる!(笑)これからどう物語は発展していくのか心配です。(笑)キャラクターを補強するのか、それともうまくブラックアダムを操ることになるのか。気になります!(笑)

ドウェイン・ジョンソンの存在感が圧巻でした。アドリアナ親子の活躍が結構物語にリアリティを与え、和ませてくれました。サラ・シャヒがとてもよかった。出演機会を作って欲しいですね!

CGだらけのアクションアクションエンタテインメント作品ですが、ストーリーと相まって、笑いがあり、結構楽しめる作品でした

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