「プリンス編」の公開が始まりした!観ないわけにはいきません!三浦春馬さんが亡くなったと聞き、驚き、無念です! 本作に出演ということで、フジTV土曜プレミアムで観賞。TV連続ドラマの映画化ですが、これを観ておらず、分からないところもありましたが、とても楽しめる作品でした。
本作を観て、改めて三浦さんの透明感のある演技に圧倒されました。悔しいですね!禁じ手を使っていますが、アッと言う驚きの結末に笑いました!
香港マフィアの女帝ラン・リウの財宝を狙うベテラン詐欺師ダー子(長澤まさみ)を恋で落としてその財宝を手にしようとするイケメン詐欺師ジェシー(三浦春馬)、かってダー子一派に20億円を奪われたうらみを晴らそうとするヤクザ・赤星(江口洋介)もこれに絡んできて、三つ巴の財宝争奪戦。その行方は?そしてダー子の恋の行方はというコメディドラマ。
監督:田中亮、脚本:古沢良太、撮影:板倉陽子さん。
主演は長澤まさみさん、共演に東出昌大・小日向文世・竹内結子・三浦春馬・江口洋介・織田梨沙さんらです。
『コンフィデンスマンJP ーロマンス編ー』 予告②【5月17日(金)公開】
あらすじ(ねたばれ):
明るい部屋のベッドでダー子とジェシーがふざけている。「恋はいつだって自分を欺くことから始まり、他人を欺くことで終わり」というオスカー・ワイルドの言葉から始める。どうやらふたりの関係らしい!
ダー子、何か獲物はないかと鈴木さんに電話。鈴木さん(前田敦子)が泣いている、何があったか?
ダー子に恋する詐欺仲間のボク(東出昌大)。ヒーローショーの観客から財布を盗もうとする男女に「そんな商売止めろ!」と注意している。
ダー子の仲間リチャード(小日向文世)。沖縄リゾートのプールで、水着美女を眺めている。そこに「詐欺を教えて!」美女がせがんでいる。
公園ベンチで休んでいたダー子。ペリグリペット販売を持ち掛けたモナコ(織田梨沙)を詐欺と見破り、「愛い!」と弟子にした。
ダー子らに20億を盗まれたと復讐を誓う赤星栄。ある人物から電話があり、「やつらの命乞いを見たい」と依頼する。
ここまでがTVドラマからのキャラクター解説のようですが、さっぱり分からないが、でも大丈夫。最後に明かされます!
ダー子一派(ボク、リチャード)は早速、ラン・リウの情報を求めて香港に飛んだ。一派は気に入らなければ互いに裏切ってもいいことになっている。
五十嵐(小手伸也)から「彼女は香港マフィアの女帝で、冷酷さから「氷姫」と言われ、数100億円のパープルダイヤを持っている。コウカイトウと結婚したがすぐ離婚した」と聞かされた。
さらにボクとモナコの活躍で「母親が日本人で12歳まで日本の福岡いた。占いを経営に利用しているが最近お抱え占い師が殺された。数頭の馬主で競馬場に姿を現す」などが分かった。
どうラン・リウに取り入るか? 競馬場にダー子とモナコが占師に変装して登場し馬券を当てラン・リウに認めて貰う策が成功して、屋敷に招かれるが、肝心の占いが気にいってもらえない。(笑) そこにジェシーが現れ、彼の人物像を言い当てたことで信用され、ラン・リウの未来を占うことになった。
モナコはいまでもダー子にあのころの気持ちが残っていることを知った。
ラン・リウが孤独で恋を求めているのではないかと、ジェシーは色仕掛けでラン・リウに迫るが乗って来ない。ラン・リウは元夫コウカイトウが忘れられないことが分かった。
ジェシーがダー子を訪ね、香港の夜景を見ながら、ニューヨークのころが忘れられないと寄り添い、狙いはパープルダイヤだと明かし、一緒にやろう!と誘い拳銃を渡した。
ボクはダー子の行動に「愛を弄ぶようなことはするな!」とふたりの関係を妬くようになった。
ダー子はラン・リウにコウカイトウとのハンバーグ逃避行を勧め、コウカイトウがこれを出国寸前に振るという一計を思いついた。
計画どおりにラン・リウが空港に行くが、ここでコウカイトウの裏切りを知った。街に戻り彷徨するなかでジェシーに会う。ダー子がジェシーを拳銃で撃った。ラン・リウがジェシーを病院に運び介護する。が、看護師に化けて病院に肩部していたダー子によって、ジェシーが消えた。ラン・リウの首からパープルダイヤも消えていた。
ダー子が一夜明けても戻ってこない。ボク、リチャード、モナコがぐったりしているところにダーがヘリで逃げるという知らせが入った。
三人が空港に駆けつけると、ダー子とジェシーはプライベイトヘリに乗るところだった。ヘリの中にはなんと赤星が乗っていた。赤星が電話でダー子一派捕獲を依頼した相手はジェシーだった。
ところがここにラン・リウが配下を連れて乗り込んで来た。ダー子、赤星、ラン・リウがそれぞれ二丁拳銃で睨み合う展開に。隙を見てジェシーと赤星がヘリで脱出した。
日本に戻った赤星が手に入れたパープルダイヤを鑑定すると偽物であることが分かった。怒った赤星はジェシーとともに香港に戻るが、そこにはダー子一派の姿はなかった。ダー子からの置手紙とダー子のネーム入り宝石が遺されていた。(笑)
どうしてこうなったか。冒頭でダー子が鈴木さんに電話したとき泣いて、ジェシーの結婚詐欺に遭ったことを訴えた。仇を取ってやると、金のないジェシーと赤星をまとめて騙して、赤星からたっぷり戴こうとラン・リウは偽物でダー子が尊敬する詐欺師仲間と組んでの大芝居であったという結末。リチャードがコウカイトウ化け、赤星から香港利権を手に入れるためのラン・リウつぶしとして30億円を受け取っていた。これは絶対に騙されますね!(笑)
感想:
ストーリーはめちゃくそで、長澤さんのコメデイエンスぶりを観る作品になっています。面白かった!作品が下品にならなかったのは三浦さんお陰です!!
そして香港の風物を楽しめるのがとてもよかったです!映像は香港騒乱の前なんでしょうか、香港の街が明るく、美しい。きっと香港の人たちはこの映像を喜ぶでしょうね!
冒頭の三浦春馬さんと長澤さん、そよ風に吹かれるなかでの春馬さんの透明感のある笑顔。香港の夜景を見ながら長澤さんに愛を説く春馬さん。春馬さんが長澤さんを騙すという展開でしたが、全く春馬さんが悪い人には見えないという、これは忘れられない映像になりましたね!改めて三浦春馬さんの御冥福をお祈り申し上げます。
東出昌大さんが、長澤さんに「愛を弄ぶようなことはするな!」などというきわどい会話があるのもリアルでしたね!(笑)
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