映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

吹替版「モアナと伝説の海2」魔界の海で、海の民を結び付ける道を探す、ポリネシアの美しい海の物語!

 

2024年度アメリカ製作作品。白内障手術から10日目。美しいものを観ようとこの作品を選びました!(笑)

前作は神秘的なポリネシアの伝説にインスパイアされたもので、広大な海と自然を背景にした映像美と心打つ音楽で世界的に大ピットした作品。劇場では鑑賞しなかったが本作公開に先立ちWOWOWで放送されたものを観てその映像美に感動しました。

ストーリーとキャラクターがぶっ飛んでいて面白いですが、掴み難いところがある。所謂ディズニー作品とは違うなと感じていました

公開当日、初回で観ましたが、金曜日早朝ということもあったが、入りは四分の一程度で、この名作?にしては少ないと感じました。やはりストーリーに少し恐れをなしたかと思いました。神が与えた謎を解く物語ですから当然ですが、よく分からないところがありました!(笑)

本作は前作から3年後、19歳になったモアナが島のリーダーとなり「海の民が一つなるため」という大きな使命を帯びて、再び大海原へと旅立つ新たな冒険が描かれます。

「道はひとつでない、道を探せ!がテーマ。未来は海の時代、試行錯誤し苦難に耐え道を探すモアナの生き方は子供たちへの大きなテーマになるでしょう。

影像の美しさと共にストーリーのスケールが大きくなり、その行動規模、アクションがスケールアップされ、夢のようなポリネシアの神話を楽しめます。美しい海、波しぶきの粒までしっかり掴め(笑)、手術は見事に成功したようです

監督は、前作にストーリーアーティストとして参加したデイブ・デリック・Jr. 脚本:ジャレッド・ブッシュ、音楽:マーク・マンシーナ楽曲:アビゲイル・バーロウ エミリー・ベアー オペタイア・フォアイ、日本版エンドソング「ビヨンド ~越えてゆこう~」:ME:I、ME:Iの登場は明るい未来を指し示しているように感じます。

声優:屋比久知奈がモアナ役、尾上松也がマウイ役を続投。モニ:小関裕太、ロト:鈴木梨央、ケレ:山路和弘、マタンギ:ソニン、他。

物語は、

モアナが壮大な冒険の末に故郷の島を救ってから3年。妹シメアが生まれて少し大人になったモアナは、愛する家族や島の仲間たちに囲まれながら、以前は禁じられていた海へと航海に繰り出す日々を送っていた。

そんなある日、「かつて人々は海でつながっていたが、人間を憎む神によって引き裂かれてしまった。海の果てにある島にたどり着けば呪いが解け、世界は再びひとつになる」という伝説を知ったモアナは、人々の絆を取り戻すため立ちあがることを決意。

風と海を司る半神半人のマウイや島の新たな仲間たちとともに、危険に満ちた冒険の旅に出る。冒険の途中でお馴染みの海賊カカモラや巨大な謎の怪物、さらに人が繋がることを嫌う嵐の神ナロが繰り出す魔力と戦い海の民たちの絆を取も戻せるか?


www.youtube.com

あらすじ&感想(ねたばれり:注意

前作で島の運命を大きな勇気で救ったモアナ。

19歳のモアナは故郷モトゥヌイ島のリーダーとして自由にサンゴ礁を越えて探検を続けていた。おなじみに豚のプア、雄鶏のヘイヘイを従えて無人の島を探検中、プアが地隙に落ち、これを追ったモアナはそこで人が生活していたことを示す絵が描かれた陶器の破片を発見。モアナはこの島に人がいたことを確認、何故居なくなったかと大きな疑問をもってモトゥヌイ島に戻ってきた。

帰りの海路、モアナは帆を張り、鮮やかなセーリングを見せ、すっかり成長し自信に溢れている。海の美しさ!これは格別です!そして“ビヨンド ~越えてゆこう~”で一気にモアナの世界感に入っていく。

湊に着くと父であり村長のトゥイ、母シーナ、そして3歳になった妹シメア、島の歴史家でモアナの大フアン・モニ青年、モアナの仲間で天才的船設計者16歳の女性ロト、農夫のケレ、そしてモアナのフアン・クラブ“モアナーズ”が出迎えた。

モアナは陶器の破片を父と母、そしてモニに見せた。

モアナはシメアを連れて祖先が船を繋いでいた洞くつを訪ね、タラおばあちゃんが教えてくれた「伝説の船乗・タウタイ・ヴァサが海の民を繋げるのが願いだった」という話をシメアに聞かせ、「私が引き継ぐ!私の役割かな」と考えた。

前作でモアナの相棒だったマウイは海の底に足止めされていた

「騒ぎを起こしたいのでない、モトゥフェトゥへの門を開けてくれ」というマウイは半神半人で海の門番マタンギによって釣り針を取り上げられ拘束されていた。

モアナは村長から“タウタイの称号”を与えられた祝宴で・・・

村長から「宴ではないぞ!タウタイはすべての海を繋ぐ、それを引き受けてくれ!どこまで行けるか村人に見えろ!」と要請された。モアナは「過去と現在を結び未来を繋ぐ、先祖様が導いてくれますように」と酒を撒いた。すると突然閃光が奔り、モアナは船の上にいて並行して走るジンベイザメ(タウタイの化身)から「遠くの島だ、帆を上げろ!海の民を繋ぐためモトゥフェトゥを探せ!」と命じられた。

タウタイは「人々はこの島を知っていた。しかし嵐の神ナロの呪いで消され、人々の繋がりは無くなった。この呪いを解けば再び人は結ばれる」とモアナを説いた。

その時、彗星をながれた。モアナはあの彗星はタウタイ、彗星を追えばモトゥフェトゥに行けると思った

母シーナが「決断の時よ」と勧めた。それでもモアナは「今回は死ぬかもしれない、二度と家族や村人と会えなくなるかもしれない」と悩み、歌った。そこに亡くなったタラおばあちゃんが現れ「お前は海に選ばれた人だよ」と言われ、この役を引き受けることにした。

死ぬこともあると考えるところが凄いところです(実際にこの行動をとる)

母シーナの「一人では無理」という言葉で、モニとロト、これに航海中に野菜を食べるためにケレ、そしてプアとヘイヘイを連れていくことにした。マウイには「助けて!」と声をかけた。聞こえたかな?そして「私の友達!」と海の精霊に声をかけた。この海が美しい!

モアナたちはロトが作った新しい船で、島の人たちに見送られ、旅立った

ヘイヘイを除き船は初めて。モアナは「心をひとつに、やってみよう」と、皆が友達になるよう歌い、踊った。船底にへばりついていたケレも甲板に出てくるようになった。(笑)

前作ではマウイと一緒の旅で、ふたりが励まし合う会話が面白かったが、これがない

帆柱で監視中のモアナが海賊カカモラを発見!

ココナツ製の鎧をつけた小さな海賊たち。巨大なはしけで生活しながら大海原を航海する民。陽気な音楽で近づいてくる。モアナは敵のはしけにモヤイを引っ掛け見事なセイリングで円を描き、この遠心力を利用して敵に矢による攻撃を回避した。が、カカモラは船に兵隊を送り込み、モアナたちを捕えた。

カカモラの頭の前に連れ出され、尋問された。ココナツも絵を示し、モトゥフェトゥ島を探していることが分かった。そこに巨大な貝(島)が現れた

モアナとカカモラは共闘することにした。カカモラから武器の矢が贈られ、頭の息子コトゥが乗り込んできた。

モアナはカカモラの支援を受けながら巨大貝の中に入って行った

荒れる海。帆が吹っ切れ、武器を失い、砂浜に打ち上げられ、巨大な球体が現れた。そこにマウイが「いい子ちゃんと島を取りにゆくぞ!」と現れた。(笑)

 実がマウイはマタンギから「いい子がきたよ」と解放されたところだった。マウイは「事情がありそうだな?」と話しかけて、釣り針で変身し跳び出って行った。相変わらずの粗忽者です。(笑)

マタンギがモアナの前に現れた

「久いぶりに海を渡るか、神々の中で噂される女か」と言い「モトゥフェトゥの道を探すなら新しい道を探せ!貴方がナロを倒せるなら私も自由になる。どこに行くかの手法はひとつではない。考えを少し変えよ」という。マタンギは何者か?敵か味方か?ナロに命じられて海の門番をしている。

モアナは嵐で失った櫂を取り戻し、出発しようとマウイが戻ってきた。マウイは捉われ巨大な球体の中に閉じ込められた。マタンギは「ナロにバレたら雷に打たれ終わるぞ」とヒントをくれた。

モアナは船を漕ぎ巨大な玉を通って、神々の通り道に入った

道に入ったところでマウイに、別れ別れだったモニたちと出会った。モアナは海の妖精に「貴方に会えてうまく行く」と話すが、海の妖精が返事しない。マウイが「海の妖精は力になれない」という。

ナロからの贈り物と次から次へと怪獣が現れ、船を破壊に来る

マウイが釣り針、コトゥが矢で戦った。やっとのことで無人の島に着いた。そこでタウタイ・ヴァサの船を見つけた。そこにジンベイザメが現れた。タウタイはここまで来ていたのだった。

モアナはこのままでいいのかと悩む。マウイは「先に行ってみたがある人に引き留められた」と反省し、「でもやるしかない」とモアナを元気づけた。

船がボロボロだがトロが廃船を利用して修理して、出航

マウイが「俺がナロの中心まで行く。俺が島を吊り上げたら、モアナはそこに進入せよ!」という。

この作戦で嵐の中に突入

モアナは船を巧みに操って波を乗り越えたる。マウイは空を飛び嵐の中に。竜巻が船を追ってくる。全員で船を方向変換しなんとか凌いだ。そこにマウイが「半分島を上げたが無為だった」と戻って来た。

モアナは「ナロの狙いは私。私がナロを引き付けるから、その間にマウイが島を吊り上げる」に方針変更した

「島で会おう」と行動開始。ロトが帆柱を倒し、タコを上げてこれで船を引っ張らせた。これが正解だった。大嵐をこれで乗り切る。

マウイが島を引っ掛けたが雷に打たれ爆発を起こした。船から全員が海に吹っ飛ばされた。それぞれが船に辿り着いたところで、モアナが「まだ道はある」とマウイを探しに海に飛び込んだ。

モアナは海中に島を発見、触れた瞬間に大爆発。

船に辿りついたマウイはモアナがいないと海に潜った。モアナが岩の上で仮死状態?マウイが「助けてくれ!」と叫ぶと、タウタイ・ヴァサ、沢山のご先祖様やタラが来てモアナを抱き上げた。モアナの腕に文字が刻まれ生き返ってきた。(モアナは神になったということなのか?)

マウイは島をロープで吊り上げた

遠くから消えていた海の民が島を目がけて集まってくる 

まとめ

恐ろしい嵐が襲う島に辿り着けば呪いが解かれ、海の民が再びひとつになれるという古い伝承にもとずく物語。現代風の女の子モアナが仲間と一緒に力を合わせ、遭遇するギャング、船を飲み込む巨大な貝、大嵐と闘い島にたどり着く。前作を凌ぐスリリングでスケール感のるストーリーです。

物語には相当ムリがあると思うところもありますが、そこは神話!

解釈できないところがある。これをどう自分の頭で解釈していくか。子供たちの想像力を掻き立てるでしょう。大人の説明責任を問われるかも。(笑)

子供たちはモアナたちの行動から「決して諦めず道を探す」勇気を貰うでしょう。いくつもの方法、まさか自分が死ぬという方法まで描くとは。これには驚きました!ちょっと考えて欲しいと思います。

ストーリーを盛り立てるキャラクターが面白い

3Dアニメにはキャラクターに表情がある、特に目がキレイでした。モアナとマウイのぶっ飛びキャラは面白いが、大人になり、落ち着きが出たせいか、前作のようなふたりが交わす会話の面白さがなくなったのは残念でした

新しく出て来たキャラクターでは、特にカカモラのコトゥ、デザインが面白く、やんちゃぶりがいい。農夫のケレなんていう年寄りを持ってきたのはいい着想だと思ったが活躍の場が少ない。(笑)

とにかく映像美が凄い。特に海の表現

本作ではアクションの表現、特に後半の嵐の中の戦いはぶっ飛んでいて面白かった。歌も心地よい!次作があるようなで期待したいと思います!

              ****