映画って人生!

宮﨑あおいさんを応援します

「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」(2018)

イメージ 2主として、EP4以降しか観てないSW素人の観賞記です。ハン・ソロにまつわる物語、亡くなっているいま知ってどうなるかという想いのなかで、本史にどう繋がり、SWの世界観がどう広がっていくのかと興味もあり、公開初日初回に鑑賞。客が少なかったですね。やはり、前評判のせいなんでしょうか?
 
惑星コレリアで生まれ育った若者ハン。銀河帝国の暗黒支配が激しさを増す中、自由を求める彼は幼なじみのキーラとともに故郷からの脱出を図るも失敗、2人は離ればなれに。
やがて銀河一のパイロットとなってキーラを迎えに戻ると誓い、帝国軍のパイロットを目指すハン。しかし3年後、彼は帝国フライト・アカデミーを追放され、歩兵として戦場に送られる。そこでウーキー族の戦士チューバッカと出会い、ハンの師ともいうべき戦場荒らしベケットと始める泥棒稼業、キーラとの再会、ギャンブラー・ランドとの出会いを経て、最後に伝説のミレニアム・ファルコンを物にするというストーリー。
 
バックグランドはEP1の前史、帝国の軍需産業の巨大化で社会から捨てられたた人々が、犯罪シンジテートの暗躍するなか、どう生きるかが描かれ、裏SW史を描いている。そこから生まれたソロの物語、おもしろかったです! 特に、名前の由来、チューバッカとの出会い、ファルコンの取得などのエピソードはそれ相応に楽しめ、特にファルコンを手に入れるためのどんでん返しストーリーが面白い。最後まで目を離せない。そして、キーラと別れたハン・ソロがチューバッカを伴って、ファルコンで惑星タトゥイーンに発つというラストシーンに唸ります。
 
カーアクション、戦場シーン、装甲列車の強襲シーン、鉱山コロニーの戦闘、タイ・ファイターとの戦闘など、見ごたえがありますが、画面が暗く、詳細がわかに難いのが不満です。でも新品のファルコンが見られますから・・・。
 

オールデンは、重圧のかかる役だったでしょうが、まじめ、明るく、めげないキャラクターがよく出ていて、最後にはハリソン・フォードに似てきましたね!( ^)o(^ )
***
物語は、「遠い昔、はるか彼方銀河系で」のナレーションで始まり、ハン(ロン・ハワード)とキーラ(エミリア・クラーク)が貧しい生活から自由
イメージ 3
な生活を求めて、ギャング団レディ・プロキシマの統治を離れ、M-68ランドスピーダーを駆って逃走するシーン、出だしから恰好よくて、SWの世界にもっていかれます。コロネット宇宙空港で逃走を見破られ、キーラは捕らえられ、ハンのみが脱出に成功。帝国アカデミーを志願しいつか宇宙船を手に入れキーラを助けに戻ることを誓う。
イメージ 4

これから一気にナレーションで、3年後、アカデミーを追放されたハンは歩兵として泥の惑星ミンバに送られ、惑星の原住民ミンバニーズと対立する戦闘に参加、大尉の階級章を着けたベケットとその仲間に出会うまでのパンチの利いた展開が気持ちよい。しかし、この調子でストーリーについて行けるのかと不安になる。() ハンは中退とはいえアカデミー(士官学校)出なんですね! ハン・ソロの名はアカデミーを志願した際、役人に「家族は?」と聞かれ「いない、ひとりだ」でソロと付けられたもの。()
 
ベケットウディ・ハレルソン)に脱走兵と密告され、泥だらけのウーキーのいる穴に、餌として放り込まれ、そこで会ったウーキーがチューバッカ。この出会いには、驚きましたね!
ふたりはウーキー語で話し、自由になろうと牢の屋根を突き破り、脱出する。
ベケットらの本業は帝国兵ではなく戦場荒し。帝国軍のATホーラーを奪って雪に覆われたヴァンドア衛星にある精製コアクシウム(高性能燃料)運搬装甲列車:コンウエイエクスを襲撃するという計画に参加させてもらう。
イメージ 5

雪の渓谷を走る装甲列車の屋根にATホーラーから降りて、コアクシウムの所在を確認。積載列車を切り離し、他を鉄橋の爆破で渓谷に叩き込むという作戦。列車警護のトルーパーたちと、さらにこの列車を狙うギャング団のエンフス・ネストとの三つ巴のバトル、スリリングで、本作のなかで最も迫力のあるシーンです。しかし、作戦は失敗に終わる。
 
こんも作戦、ベケットは借金の返済のため、銀河で最大の犯罪シンジゲートクリムゾーンの頭ドライデン(ポール・ベタニー)に命じられた作戦であった。作戦の失敗についての報告にベケットはハン、チューバッカを伴い、彼のヨット「ファーストライト」にやってくる。
イメージ 6

こで、ハンはキーラに再会する。いまではドライデンの副官になっていた。ベケットは、失敗を挽回すべく「衛星ケッセルにある鉱山から精錬前のコアクシウムを奪い、精錬所のある惑星サヴァリーンで精製しドライデンに引き渡す。実行するには、帝国の監視を逃れるための高速運搬船が必要だ」と提案する。高速輸送船の目安はつくというキーラの提案で、この作戦にはキーラが同行し、惑星ヴァンドアのロッジにある一室に向かう。
そこで出会ったのが、ランド(ドナルド・グローヴァー)、ミレニアム・ファルコンの船長で派手な衣装の密輸業者。エイリアン種族のプレーヤーとカードゲイムを楽しんでいた。
ハンがこれに参加し持ち前の度胸のよさで勝ち進み、遂にランドがファルコンを賭けることになる。
イメージ 7
勝負の前にファルコンを見学。ここでは、ランドが操縦法を説明し、L337というドロイドが操縦桿を握る、とても知的なドロイドです。
 
性能を確認して勝負に挑むが、ランドのいかさまでハンが負ける。しかし、ベケットが現れ、分け前をちらつかせて彼を仲間に引き入れる。
 
難所を通過して、ケッセル惑星の鉱山コロニーにやってきたハンらは、捕らえられて手錠をかけられ、基地内に監禁されるが、キーラの機転でこれを解き、基地内に暴動を起こさせ、この騒動を利用して、コアクシウム原石を持ち出しファルコンに搭載する。作業中にストームトルーパーの反撃を受け、ランドが怪我し、ドロイドが命を落とす。同じような戦闘シーンの繰り返しで、少々眠気がでます。()
イメージ 8

脱出にあたり、チュウバッカが副操縦手。190歳のテユーバッカ、いろいろ覚えたと自信を示す。() 操縦指揮をハンが執る。アカデミー出身ですから!

帝国のデストロイヤーに遭遇、タイ・ファイターが執拗に追ってくる。これを避けるためにブラックホールに逃げ込み、超低空飛行で混乱を誘い、逃げ切る。ここいらは、これまでに何回もSWシリーズで見た空中戦です。
イメージ 1
精錬所のあるサヴァリーン衛星に到着。すでにドライデンのヨットが待機している。ここでキーラがヨットに戻ってしまい、ハンは無念な思いになる。

精錬現場に、エンフィネス・ネストが現れ、マスクを取ると女性、「ドライデンは帝国に通じている、仲間に入らないか」とハンを誘う。ハンは「ファルコンには、多くの兵士が乗っている」と脅し、申し出を断る。
 
ランドは、原石を下ろしたのち、ファルコンに傷をつけたと文句を言い、分け前をもってきてくれとファルコンで、去って行く。
ベケットも「助かったら、タトウィーンに来い、俺は仕事がある」と妙な言葉を残して去って行く。
 
ハンは精製したコアクシウムを持って、「ファーストライト」を訪ねる。ドライデンはこれを見て、偽物だという。ハンが嘘だというと、告げた者がいるという。そこに、ベケットが現れる。ベケットの狙いは何か? ベケットのハンへの教えは常に「人を信じるな!」でした。(以下、物語の核心部ですので伏せます)
 
ことが終わって、
ハンはキーラに「一緒に来ないか」と誘うが「革命のため行けない。船を買ったら」と同行を断る。ハンは感謝のしるしにコアクシウムの一分をキーラに渡して、ランドのもとに走りファルコンを賭けた勝負を挑む。実は、キーラはダークモールに通じていたのだった。キーラと一緒になっていたら、ハンの運命は変わっていたんですね!
 
ファルコンを取るか諦めるかの勝負どころで、「こいつとは相思相愛だ」とチュ-バッカの意見を求め、みごとにファルコンを勝ち取り、ふたりでタトウィーンに飛び立つ。ここからの彼の成長は・・・・、SWフアンなら、文句をつけても、見逃せない作品ではないでしょうか。(笑) 
****